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009便 職場の嫌な人間関係から解放される未来① 行き

こんにちは。元客室乗務員の夏果です。今日も一緒に、素敵な未来にお供ください!

今日の行き先は、嫌な人間関係から解放される未来。

私、嫌な人間関係に悩んで、心を蝕まれたり、病んでしまう方を本気で救いたいと思っています。それは、私自身、そういった過去があるから。

今回のテーマは、どうしても長くなってしまいます。

そこで、このテーマに関しては、3回に渡ってお伝えしていこうと思います。パワハラなどでお悩みの方に参考になれば幸いです。シートベルトはお締めでしょうか?では離陸いたします!よろしくお願いしま〜す。

私がパワハラを受けたとき

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私は、前回記事にしたトイレ事件の後も、大小、様々な女の世界のトラブルに巻き込まれてきました。まあ、それは客室乗務員あるあるなので、今となっては笑い話ですが。

そのなかでも、笑い話にするのが今でも難しい、Iさんのお話をしたいと思います。ちなみにIさん、Sさんなんて目じゃないほど恐ろしい。オフィスでも1.2を争う有名人で、過去何人もの客室乗務員が、泣かされ、病まされ、仕事を辞めてきました。

そんなIさんが、直属の上司となってしまった2年半の間、私は自分でも全く気づかない内に、心を病んでいきました。

どれくらい病んでいたのか、自分では分かりません。病んでる自覚があまり無くて。寝られない、食べられない、というのも、時差ボケのせいだと思っていました。でも、久しぶりに会う同僚や、実家の母親らは、痩せ細り、全く笑わなくなった私を見て、心配して、裏では色々と動いてくれていたと、後になってから聞きました。

Iさんとの日々

私が勤めていた航空会社では、客室乗務員は、数人〜数十人単位のチームに所属し、日々のフライトは主に、そのチームメンバーで飛んでいました。私は、Iさん率いるチームに所属になった当時、チームの中では中堅どころで、フライトにもまあまあ慣れて、それなりに動けるという自負が生まれていた時期でした。

にもかかわらず、私のやることなすこと全てにIさんの怒号が飛び交い、私はそれまで築いてきた自信を粉々にされ、フライト中は何百回と「申し訳ございません」を口にしていました。しかし、Iさんは、謝られたら謝られたで、またキレるという特性を持っており、謝る→キレられる→また謝る

という無限ループが、フライトが終わるまで続くのです(笑)


反省文という名のレポート作成

フライトが終わると、チーム全員が、その日のフライトの自身の反省点をまとめなければなりません。内容が薄かったり、短かったりしようものなら、雷が落ちます。
反省文は、一度で受理されることはなく、5回くらい修正をさせられて、やっとその日は解放。(この反省文、A4用紙に書かされてたんですけど、なんとIさんは読んだらすぐ捨てる。黒ヤギさんもビックリの早技です。)

さらに、反省点が多かったメンバーは、オフの間に改善策をまとめなければなりません。オフの間に、Iさんにメールで提出するのですが、もちろん、何箇所も直されて、再提出は5回くらい。

これらは、会社が社員に課しているものではなく、Iさん独自の課題です。曰く、チームメンバーの成長のためだと。

こうして、着々とチームメンバーが減っていきました。辞めたり、メンタルを病んだり。


私は、Iさんとチームが変わるまでの辛抱だと思って、律儀に毎回やっちゃってたんですね、この課題を。

これが良くなかった。

時間と仕事、どちらが大事?

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「チームが変わるまでの辛抱」

逆に言うと、今のチームに所属する限りは、これをやっておくのが正解


なーんて思ってた


ちゃんちゃらおかしいですね、今思えば。


もしこれをお読みのあなたが、理不尽なパワハラや、やる必要のない業務を押し付けられて悩んでいるのなら


異動までの我慢


とかは絶対に考えないでください。

あなたのプライベートな時間や人としての尊厳を失ってまで、しなければいけない仕事なんて、この世界に一つもありません。

その、あなたが待ち望んでいる「異動までの期間」は、人生の中で、帰ってくることのない、あなたの大切な大切な時間です。


すぐに、全力で逃げることをお勧めします。


思考停止しない

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私はこの大事な大事な時間を、辛い思いをすることに費やしてしまいました。たった2年半。されど、2年半。

休みの日の大半を、改善策という名のレポートに捧げ、出社すれば、また怒鳴られて、謝り通し。人としての尊厳を傷つけるようなことをたくさん言われても、笑ってご機嫌とりをしてしまう。

なんでこんなバカなことしてたのか、今ならわかります。思考が停止していたからです。思考する余裕もなかった。

人って、考えたり、行動を起こして日常を変えたりってことが根本的には苦手です。脳が労力を節約したいからだという説もありますが、私の場合、上司には従うっていうルールに乗っかるのが楽だったからです。


管理職に訴える?→面倒なやつだと思われて、自分の評価が下がるかも

転職?→オフの日はIさんに提出するレポート書かなきゃいけないから、そんな暇ないし(この思考がすでにおかしい)

とりあえず会社辞める?→そんなことして無職になるの不安!

これらは全部、行動を起こしたくないがために、無理やり自分に言い聞かせている言い訳です。こんなことしちゃダメです。絶対。


何度でも言います。

まずは、耐えないでください。

耐えなくて済むように、どうしたら良いか、一生懸命考えてください。

考える気力すら湧かないのなら、一旦休職してください。その後のことは、そのあと考えましょう。気力が湧かないって、経験から言うと、かなりまずい所に来ています。とにかく逃げてください。


いかがでしたか?もし人間関係で悩んでいる方がいたら、これを読んで、少しでも心が楽になっていますように。今日のところはこの辺りで着陸します。

次回は、私がどうやってこのパワハラ地獄から抜け出したか、についてお話します!

ではまた次のフライトで!お疲れ様でした!




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