【日記】未来の人々から見ればその出来事は起こったことになる
2024/7/11
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天気、曇りと小雨を行ったり来たり。快適。10月までこれくらいにしてほしい。
・昼にロックアイスとペットボトルに入った1Lくらいのアイスコーヒーを買った。198円と79円。アイスコーヒー安すぎない? 家の冷蔵庫に製氷機能がないので氷は必要になったら買う、その時期が来た。氷を入れた79円のアイスコーヒーは濃い麦茶みたいな味だった。
・会社の自販機が壊れているので、勤務中少し歩いた場所にある自販機でジュースを買う。別に3時休憩のあいだならば、今までもできたはずだ。しかし、しなかった。選択肢にはあがって来なかった。仕事中の自分は何か別のレイヤーが被さっている。規範とか規律かな? 人間は簡単に外部から規定される。
・十年以上使っていたPCゲーム用のコントローラーをPS5のコントローラーに変えた。いつもやるゲームのハイスコアを更新した。3億点が4億点になった、1億点ふえた。長い時を一緒に過ごし、相棒だと思っていた君は私の足枷だったのか。体が軽い。自分、5億点いけます。
・鶏むね肉、小松菜、ズッキーニ、トマトを煮て食べた。油を使わず少量の日本酒で煮たので蒸し料理にちかい。塩、胡椒、醤油で味付けをする。安かった野菜と胸肉を煮ただけなのに、なんか美味しい。トマトのおかげだろう、二つもいれたし。
・この前の日曜、銀座で展示をみた。NOHINという架空の印刷会社の歴史を展示していた。会社のロゴ、白衣、作業服、架空の色彩であるZ色を利用した製品などが展示されていた。作品の横にはQRコードがあり、読み込むと博物館によくある音声解説が聞けた。
・写真を載せる。
・作家はインダストリアルデザインのポスターなどを手がけるデザイナーの八木弊二郎だ。解説を読むと優れたポスターさえがあれば、その出来事が架空でも問題ないらしい。未来の人々から見ればその出来事は起こったことになる。とのこと。へー。
・地下に降りると、作家の方が収集したグラフィックデザインに優れたポスターが10点ほど飾られていた。その横には作家がそれをオマージュしたポスターが展示されていた。東京オリンピック、ニコンの広告、ワールドカップのポスター。その横にある偽物。偽物というか平行世界に存在しそうなポスター。
・こちらも写真を載せる。
・平行世界と書いたが少し違う、角度が異なった線だと思う。平行ではない線はいつかは交わる。交点になる、クロスポイントになる一瞬がある。その地点があの展示だったのかもしれない。そして二つの線が直線ならばもう二度と交わることはない。そんな胡乱なことを考えてしまうほどに、いい展示だった。
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