【日記】福袋の続報
2024/10/03
気温23.9℃ 湿度73%
天気、雨。一日中ぐずついた天気だったが、出勤と退勤の時に雨に降られることはなかった。
会社までの道には、一週間くらい福袋が放置されている。中には衣服が入っていて、開いた口から見える感じでは使用感がなさそうだった。福袋なのか、福袋の袋に入れた古着のゴミなのか、ずっと判断がつかなかった。
その福袋の中にあった服たちが今日は道路の上に広げられていた。目立ったのは、白と紺チェック柄のズボンだ。もしかすると、誰かが中身を確認したのかもしれない。劣化によって失われていない白の鮮やかさから、未使用のものだと判断した。
時期的に考えて偶然、福袋を落とすことはないと思う。年始に買って押し入れの肥やしになっていた福袋は使われることなく、捨てられたのだろう。
それに今まで日記には書いていなかったが、福袋が落ちている場所はリサイクルセンターの裏手だ。おそらく福袋は何かのタイミングで業者のトラックから落ちた、この説が一番正しい。
昼休みに同じ道を通ったら、路面に広げられていた服のすべてが、近くのガードレールに干されていた。善意のはやにえだ(手袋などの落とし物が踏まれないようにフェンスや木など、見つけやすい目立つ場所に引っかける行為)。
シャツやズボンなど、いくつもの服がガードレールに干されている光景はけっこう壮観で、写真に収めたかったがやめた。
穢れという概念を持ち込むほどではないが、人間の肌に接する服、それに加えて不特定多数が意思を持って触ったことが分かる状況を写真に収めるのが心理的に嫌だった。
写真を撮ることが被写体から何かを掠めとる、例えば魂が抜かれる的なことはないが、少なくとも撮った写真は私のものになる、知らない人間の痕跡を自分のカメラロールに含めたくなかったのだと、思う。
今日の夕食は週初めから作り置いた肉じゃがを食べた、汁が多くなってきたので、ご飯の上にかけてスプーンで食べた。具が足りなかったため、冷蔵庫にあった絹ごし豆腐をパックのままレンジでチンして乗っけた。
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