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0607:「投げ込むだけで消火」という誇大広告

ちょうど「やくみん!」で景表法の表示規制を書いてた時に、措置命令のニュースが飛び込んできた。「投てき消火用具」つまり投げ込むだけで子供でも高齢者でも簡単に火災を消し止められるという商品群に、広告のような効果がなかったというのだ。

私は料理をしない。消火器は自宅にも実家(家業事業所)にも備え付けているが、幸い数十年間使う危機は起きていない。なのでこうした投てき消火用具の存在は広告で知ってはいたけれど「便利なものがあるなあ」と思うくらいで買うことはなかった。恐らくこの商品の肝は「誰でも簡単に消火できる」という一点にある。年齢・病気・障害などいろいろな背景により、本人や家族が万一の不安に備えて購入するものなのだろう。逆にいえば、そういう人たちに訴求力のある製品だということになる。

おそらく、まったくのインチキ商品というわけではなく、一定の消火効果はあるのだろう。ただ、広告やパッケージが謳うだけの「効果」があるという科学的データをメーカーが持っていなかった。それでは広告として不当でしょう、というのが不実証広告規制の精神だ。

商売をしている側からすれば「小うるさいことを……」と苦々しく思うだろうが、消費者からすれば根拠のない宣伝を打たれては堪らない。とりわけ今回の消火用具のように安全性に関わる製品での誇大広告は深刻だ。まっとうな広告なら何も問題はない。レトリカルマジックは広告の花として愉しめるけれど、基盤はまっとうに正直にあって欲しいね。

--------(以下noteの平常日記要素)

■本日のやくみん進捗
第1話第19回、二泊三日の遠出中(主に電車の中)に1,396字進んで3,555字。書き出す前はさくっと次々販売の検討のシーンに入ろうかと思ってたのに、つい二日目のプログラムに沿って書き始めて、そこから更に別の要素に話題が移りかけてる。でもまあ、公務員小説としてはこういう説明はあっていいな。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積250h57m/合格目安3,000時間まであと2,750時間】
午後には地元(実家の方)に帰り着いたが、その後も夜まで溜まった家業&家事&疲労で勉強する気にならず。明日から頑張る。

■本日摂取したオタク成分
『卒業タイムリミット』第4話、群像劇サスペンスはみんながちょっとずつ秘密を抱えているのがドキドキ。『東京24区』第10話、本作は途中から話を追えなくなっちゃってる。ひとまず最終回まで観て後日見直しだな。『冴えない彼女の育てかた♭』第8話、おー標題が劇中ゲームに。『spy×familly』第7話、とうちゃんのいない間に家族が先に視聴、一人寂しく観る。オモロイ。

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