見出し画像

0878:KAC2023第3回エントリー作品「やわらかいもの」創作ノート

 KAC2023エントリー作品は、第1回「泥蓮洞主人の横顔」(お題「本屋」)、第2回「送る日」(お題「ぬいぐるみ」)まで書いた時点で、「シリーズ松映物語」として古書肆泥蓮洞と絡む777字縛りの幻想短編と決めた。かつ、可能な限り出題当日のうちに公開にこぎ着ける、言い換えれば数時間で完成させる即興小説だ。

https://kakuyomu.jp/works/16817330653875466274

 さあ第3回のお題はなんだ、と勢い込んで本日12時過ぎに出題を確認した。お題「ぐちゃぐちゃ」……どないせちゅうねん。

 若い頃はグロい描写も嫌いではなかったが(二十代の「髑髏」とか「聖なる旅」とか/どちらもカクヨム掲載済)、この歳(アラカン)になると心身が保たない。777字縛りでスラプスティックな混乱を描くのは難しい。うーん。ぐちゃ、ぐちや、ちやぐ、やぐち……よし、主人公は矢口だ。通称ぐっちゃん。でも「ん」が余分だな。矢口を「ぐちゃ」と呼ぶ……ちっちゃい子か。そこに小泉八雲と幻想性を絡める。嫌な事があって心を乱した主人公が、子供の「ぐちゃ、ぐちゃ」の呼びかけで柔らかくなる。この筋立ては手癖だ。まあ、前二話と毛色の変わったライトな内容になってもいいかな。

問題は「嫌な事」の中身。迷いながら書き始める。いろいろ固まるが「嫌な事」が定まらない。上司が理解してくれない。運転中に煽られた。親が頑固で子供扱いする……どれもしっくりこない。

天啓のように陰謀論が下りてきて、これがブレイクスルーとなった。毛色は前二話とそれほど変わらず、ラストは漱石「夢十夜」みたい。

--------以下noteの平常日記要素

■本日のやくみん進捗
第一話第一章(7)を公開、第2話突入。
推敲作業はこれから。朝7時の定時更新が途切れるかも(がむばる)。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積327h35m/合格目安3,000時間まであと2,673時間】
ノー勉強デー。

■本日摂取したオタク成分
『うる星やつら』第13話、買い食いの回とかうる星らしいドタバタギャグだね。『吸血鬼すぐ死ぬ2』第7話、また変な新キャラ登場。ジョン犬かわええ。『もういっぽん!』第7話、先輩参加。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?