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0640:消費生活相談員資格試験対策講座

消費者庁委託事業として日本消費者協会が主催する消費生活相談員資格試験対策講座、昨日12時に募集が始まった。無料で受講できる国家資格試験対策のeラーニングだ。定員1,600名、数日内で埋まる可能性がある。

少し解説が必要かもしれない。国家資格「消費生活相談員」は、任意資格である「消費生活専門相談員」(国民生活センター/消費者庁系)または「消費生活アドバイザー」(日本産業協会/経済産業省系)のどちらかの試験に合格した人に付与される。なんだか複雑だが、要はもともと専門相談員とアドバイザーのふたつの資格試験があったところに平成28年に国家資格制度が導入され、既存試験に乗っかったという経緯があってのことだ。

ふたつの資格には性格の違いがあり、試験の範囲・濃度に反映されている。専門相談員は文字通り自治体の消費生活相談員として活躍することを想定し、アドバイザーは企業-消費者-行政の橋渡しとしての役割が求められる。パナソニックや日本生命など大手企業で消費生活アドバイザー資格の取得が推奨されているといえば、なんとなく違いがイメージできるだろう。

消費生活センターを舞台にした小説「やくみん! お役所民族誌」では、第1話第15回でアドバイザー試験科目の紹介をしている。

昨年度の合格率は専門相談員が38.8%、アドバイザーが31.2%だ。

昔に比べると合格率が上がっている印象がある。しかし、消費生活の全方位が試験範囲なわけで、人それぞれに得意分野はあってもそれだけで太刀打ち出来る試験ではない。民法は必須なので行政書士試験・司法書士試験の勉強をしている人はそこは重なるが、消費者契約法・特定商取引法などの特別法は消費生活相談員試験の独自領域だ。法律以外にも経済・経営知識とか環境問題、服飾などの家庭科的知識も必要になる。

その試験対策講座が無料ってんだから、太っ腹だ。これはもちろん、消費者庁が国家資格取得者を政策的に増やそうとしていることを意味する。

みんな、やるなら今ですぜ、今。

--------以下noteの平常日記要素)

■本日のやくみん進捗
第1話第21回、3,113字から一文字も進まず。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積265h57m/合格目安3,000時間まであと2,735時間】
しまったノー勉強デーになっちゃった。

■本日摂取したオタク成分
『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』第5~8話、探偵と助手のデコボココンビは定型だが話は面白いな。『spy×familly』第一期最終話、ここで三ヶ月待たされるのかあ。『1982おたくのビデオ』『1985続・おたくのビデオ』、60年代半ば生まれの私にはどストライクな「当時のオタク」の話。ダイコンフィルムとかマクロスとかオネアミスとか。今の若い人に需要があるとは思えないが、当時の風俗資料としての価値は高いんじゃないか。

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