0743:「紙の健康保険証」

保険証(正確には「被保険者証」)がマイナンバーカードに集約され「紙の保険証」がなくなる、と報道されている。

「紙」って懐かしいな、今時はプラスチックカードが定番じゃないかしらん。一昨年までの地共済も今の協会けんぽもそうだよ。というツッコミはひとまずしておいて、と。

私は27年間の公務員生活のうち6年間を公的医療保険制度担当で過ごした。3年やって、異動して、また舞い戻ったパターンだ。国保の財政運営に都道府県が関与するより前だから、もう知識は古びてしまっている。ただ医療費の流れについて基本は変わらない筈だ。ちなみに「やくみん! お役所民族誌」でも第3話からこの分野がストーリー副流の舞台となる。

私たちは医療機関の窓口で保険証(被保険者証)を出せば原則3割負担で済む。残る7割はブラックボックスだが、観念的には保険者が国保連合会なり診療報酬支払基金なりを通じて医療機関に事後払いしているわけだ。

で、転職するなどで保険者が変わったのに古い保険証を出したり、時には不正に他人に貸し出して使わせたりすると、本来払うべき保険者でない保険者が支出することになる。後でそれが判明した場合のお金の精算がまた一手間だ。保険証のマイナンバーカード一元化は、原則として正しい被保険者情報が紐付けられるから、その手間がなくなるのは(ブラックボックス内の)メリットだろう。

今回の報道はTBSのスクープらしく、現時点では詳しい判断理由等は示されていない。明後日公表とのことなので、その情報を見てまた記事を書くかも知れない。

--------以下noteの平常日記要素

■本日のやくみん進捗
第1話第22回、4,752字から進まず。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積325h15m/合格目安3,000時間まであと2,675時間】
実績63分、テキスト予習+講義動画1本。択一やる前に根気が尽きた。

■本日摂取したオタク成分
『いちばんうしろの大魔王』第7~8話、ちょっとキャラの深掘りが始まったな。ころねのキャラクター造型はちと個性的で面白い。

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