0775:富良野市議会が邪神ちゃんにドロップキック
富良野市議会が富良野市の昨年度一般会計決算を不認定としたという。アニメ「邪神ちゃんドロップキック」とのタイアップ回がアレだったというのだ。
決算の不認定に関する規定は地方自治法第233条第7項にある。
これは前年度予算執行の決算だから、事業はもう終わっている。予算を立てる段階で議会の承認を得、一年間事業を実施して翌年度に決算・監査を受けた最終結果を議会に提出し認定して貰うものだ。なので、不認定になっても今更終わった事業が覆るわけではない。ただ、首長・補助機関は住民に説明責任があるし、そもそも不名誉ではあるよねえ。
で。これにアニメ会社が反応した。タイアップした回「富良野編」を丸々YouTubeに公開して、この作品で富良野のイメージが上がったか下がったかアンケートを始めたのだ。
邪神ちゃんドロップキックは、第一期放送開始時に第一話を観て「こりゃ需要ないや」と後は観ていない。富良野には25年前に1度だけ半日くらい行ったことがある。だからどちらも「少しは知ってるけどほとんど知らない」状態だ。せっかくなので、アニオタとしてアンケートに答えてみるか。
今日、富良野編を全部観た。やっぱり私の琴線に触れない作品世界だ。内容も露骨な自治体タイアップだなあ。なので富良野のイメージは上がりも下がりもしなかったと回答しようと思って、ふと気付いた。これまで年に一度も思い出すことのなかった富良野なのに、(今度行く機会があったら時間をかけてゆっくり歩きたいな)という気持ちが生まれていたのだ。
あれ、あれれ? 結果的にイメージ上がってる?
この騒動がなければ作品も観なかったし、富良野も思い出さなかった。作品を観ても作品自体には魅力を今も感じていない。富良野のことだけが、ほんの少しでも心に残ったのだ。これはタイアップとして失敗とはいえないんじゃないか、少なくとも私については。
議会では臓器売買など不謹慎ネタが問題視され「富良野のイメージが下がる」と主張されたようだけれど、私にとってそうした作品自体の雑味(実際私は好きじゃないわけで)と、モチーフとして出てきた富良野という土地のイメージは、全然直結しない。ネタとして取り上げられた風景・物産・芸能が、ネタをフックとしつつ確かにライトな痕跡を私に残したんだ。
というわけで、作品を応援する意図は毛頭無く、端的に自分の感覚として「上がった」を選んだよ。全体としてどういう結果が出るかなあ。
--------以下noteの平常日記要素
■本日のやくみん進捗
第1話第23回、2,610字から323字進んで2,933字。
■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積325h15m/合格目安3,000時間まであと2,675時間】
ノー勉強デー。
■本日摂取したオタク成分
『壬生義士伝』第三部前編と中編の途中(奥さんと再会したとこ)まで、いやあ、今回もおもろいわ。新撰組話がこうまで新鮮(ダジャレに非ず)に愉しめるとは。
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