0028:コロナ下の予算要求
役所の予算編成は概ね国-都道府県-市町村の間で少しずつスケジュールがずれている。都道府県は国の、市町村は都道府県の制度の受け皿を予算化しないといけないから。もちろん前情報を元に仮組みしているのだけれど、国の予算が12月下旬に定まり、都道府県がその直後から年明け、市町村は1月半ば頃に内部的には固まる。
令和2年度当初予算は平常ベースだったけれど、予算編成以降に本格化したコロナ禍がいろいろな事業をイレギュラーにした。令和3年度予算要求作業が本格化する今の時期、コロナを前提に何をどこまでやるのか、不要なものは削ってコロナ対策に回さねば、など平常年とは違った匙加減に頭を悩ます。経常的住民国民サービスは維持しなければならないとして、それ以上の政策的事業は、非常事態で切れと言われれば切れる。でも、それらの事業は政策目的を踏まえた誘導策であって、それを切ることは政策目的を──つまりは中長期的な地域作り国作りを(一旦は)断念することを意味する。
夏からGOTOが全国の経済を押し上げ、少なくとも国内では人々の警戒感は一気に下がった感がある。「コロナはただの風」言説は私は信用していない、死亡率の低い今の状況は偶然の幸運であって警戒を緩めすぎるのは危険と思ってる。その一方で、後から振り返れば緊急事態宣言の一斉自粛がやり過ぎだった(その背景には国民の恐怖心があった)ことも、確かだ。正解は後日にならなければ分からない、その状況での予算要求はバランス感覚が必要となる。うーん。
■本日摂取したオタク成分
『魔王城でおやすみ』第3話、ゆるゆるでBGV状態。『池袋ウェストゲートパーク』第3話、今回も動画投稿という現在ネタだけど、原作で骨子にあたるものあるのかな。『トニカクカワイイ』第2話、うん、1話の時点で感じてたが、好感度がとても高い。この作品、好きだな。私は親目線で若者を見守る感覚かもだけれど、一緒に観ている中三男子は何を感じてるかなあ。
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