0007:実務経験と試験勉強

 昨日本日と緊急事態訓練に参加、シナリオがありコントローラーがいて対策本部の設備を使う本格的なものだ。演習本番は丸五時間、シリアスな事態が刻々と進展する中で自分の役割をどう果たすかという実地訓練。日頃の仕事とは違う集中力を求められるが、やることは実は日頃の仕事から遠いものではない。いつか来るかも知れない緊急事態に備えてこうして演習を行うことは、机上だけでは分からない全体的感覚をつかむことに繋がるから、やる甲斐はある。

 司法書士は実務家なので、試験も単なる法律の暗記ではなくて実務イメージ(ルールに沿った課題解決)の理解・把握が鍵になるんだろうと推測している。学生などの若い人は自分の人生の中で登記や相続に関わる経験はほとんどない筈で、それでも試験に受かる人は凄いなあと素直に感心する。一方、合格者ベースで三十~四十代が七割という数字を見つけた。やはり社会経験によって法律に基づく実務の感覚がある方が有利なのだろう。

 私の場合、以前に述べたように司法書士試験の試験範囲とはほとんど関わりのない人生をここまで送って来た。二十数年間の公務員生活と私生活での若干の不動産登記・法人登記の経験が、どのくらいこの領域のイメージ構築に役立つだろうか。緊急事態の仮想演習と本番事態くらい、いやそれ以上に違うような気もする。けれども、まったく無関係とも思っていない。受験者は一人一人違う背景を持っている。私は私の人生経験で勝負に臨むほかはない。

■本日摂取したオタク成分
『エール』本日分のみ。ちとヲタ分が足りないので寝る前にマンガ読もう。読めてないkindle本がいろいろあるけど、「まったく最近の探偵ときたら」7巻と「紛争でしたら八田まで」3巻の二冊にしよう。

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