0027:困難職場

 大きな組織は事務分掌が細分化する。その中でも特に困難事案が出来しやすい職場というものがある。公務組織では児童相談所や生活保護などのケースワーカーがそうだし、用地交渉、消費生活相談や民間でいう「お客様相談窓口」みたいな総合窓口部門もそうだ。

 こうした職場で日々出来する事案は、処理が難しいのは当たり前。個々の案件がそれぞれの特殊事情で解決方法に正解の公式はない。民間企業より公務職場は厄介な相手を撥ね付けるのにもハードルが高い。円満解決に至らないケースも少なからずある。

 この類の職場を私は8年(3+3+2)経験している。一般的には嫌がる人の多い職場だけれど、私はちっとも嫌ではなくて、むしろ人間の有り様がむき出しでとても面白いと感じていた。この辺りも、司法書士を目指す感覚的理由のひとつなのかもしれない。


■本日摂取したオタク成分
『100万の命の上に俺は立っている』第3話、淡々と観る。『ボディガード』有名な作品だけど初めて視聴。なんというか安定感が凄いな。破調ではなく真っ直ぐ王道を行く感じの面白さ。

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