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0383:スマホ買い換えた

 四年半使っていたスマホがついに限界を迎え、機種変更をした。以下、その記録。


■1.買い換えに至る経緯

 「限界」が来たのは給電端子のmicroUSB、購入当初から不安視していたところだ。

 実は初代のスマホが、やはりmicroUSBの破損によって2年保たなかった。そもそもスマホのmicroUSBって他の機器よりことさら脆弱っぽく感じるのだけれど気のせいなのか大人の都合なのか。あの脆弱な作りに毎日コードを抜き差ししてたら、そりゃあそうなる。なので二台目はクレードル付きのものを選んでUSBは一切使わず、3年くらい快適に使って別の故障から三台目に買い換えた。ところがその際、もはやクレードル付きの機種が選択肢になく(なんでやねん)、止むなく再びmicroUSB機となった。それが今回の旧機種だ。

 初代のトラウマがあるので、当然ケーブルの抜き差しには気を遣った。初期不良で一度交換した以外は、案外タフに故障なく使い続けて四年半。しかし半年くらい前からUSB端子が心なしぐらぐらし始めたように見え、やがてケーブルによってはすぐに抜けたり充電が不安定な気配がした。

 そして先々週あたり、ついに充電異常メッセージが出て、これまで普通に充電できていたケーブルでも刺しようによって失敗するようになった。正面からぐっと押せば、大丈夫。それを机上に置いてしばらくして、何かの拍子に振動すると、途切れる。再びぐっと押すと、復活。お前は昭和のテレビか。

 ともあれ、これはヤバイ。ラインのログや各種電子マネーの設定など、突然スマホが故障してしまったら復旧不可能なデータや移行が面倒なアプリがいろいろとある。充電できなくなったら終わりだ。すぐさま買い換えを決断。いつもは地元のdocomoショップに行くところだが、コロナの今は予約制などいろいろ面倒で、オンラインショップを使う事にした。


■2.機種の選択

 私はガジェット好きだ。なので「次にスマホを買い換える時は当然5Gの最新機種」と考えていた。

 5Gのラインナップを眺める。各社フラッグシップ機、いいなあ。しかし、お値段を見ると15万前後、ひゃあ。公務員時代であれば、おそらく買っていた。夏のボーナスも出た後だし。しかし今は年収が激減し、貯金を少しずつ食い潰している状態。

 これは、うん、やめよう。

 やめよう。

 やめ……。

 取り敢えず最後の注文ボタンを押す手前までやってみるかな(なんでやねん)。

 というわけであれこれ操作をするうち、重大なことが判明した。現在家族で4Gのシェア割りを使っているのだけれど、5G機に買い換えるとシェアから抜けなければならない。これは間違いなく家族全体で見た時の通信費用そのものが今より上がる。

 ここでよくよく考えてみた。以前はスマホが外出時の唯一の私用ネットアクセス手段だった。でも3年くらい前にLTEモデルのiPadProを導入して、常に鞄に入れて持ち歩いているから、ネットアクセスはほぼそちらで充足している。そうすると、スマホは電話機能+最小限のネット機能(LINE、メール、SNS、ツムツム[なんでやねん])で、もういいんじゃないか。5Gにする必要すら、ないんじゃないか。

 これで憑き物が落ちた。

 4G機種に目を転ずると、選択肢はぐっと少なくなる。春に三男のスマホを見繕う際、docomoショップの店員さんが「今は各社とも5Gに重心を移していて、4Gはほんとに少ないんですよ」といっていたのを思い出した。

 最小限と考えた時のマスト要素は、おサイフケータイ、防水、USB Type-C。後は旧機種より多少なりとも性能が上なら御の字。その目で眺める。へえ、Xperiaが2万円台? ふむふむ。ふむふむ。よし、これに決めた。今年5月発売という新しさも他製品に対するアドバンテージだ。

 以下、新旧両機種のスペックを書き出してみよう。

【旧機種】
富士通 arrows NX F-01J (2016年12月発売)
 CPU=Qualcomm MSM8953 2.0GHz(オクタコア)
 メモリ=ROM 32GB / RAM 3GB
 バッテリー容量=2850mAh(連続待ち受け596時間)
 給電=microUSB
 重量=169g
 ディスプレイ=TFT 5.5インチ FHD(1080×1920)
 カメラ=アウト2300万画素CMOS / イン500万画素CMOS
 生体認証=網膜
【新機種】
SONY Xperia Ace II SO-41B (2021年5月発売)
 CPU=Helio P35 2.3GHz+1.8GHz オクタコア
 メモリ=ROM 64GB / RAM 4GB
 バッテリー容量=4500mAh(連続待ち受け810時間)
 給電=USB Type-C
 重量=159g
 ディスプレイ=TFT 5.5インチ HD+
 カメラ=アウト1300万+200万画素CMOS / イン800万画素
 生体認証=指紋

 Xperia Ace IIは残された4G市場向けの廉価機種と思われ、高性能なXperiaブランドイメージは、ここにはない。ディスプレイサイズやカメラ画素数は旧機種よりも劣るくらいだ。しかし上述のとおりスマホは最低限でいい。カメラもバッグにいつも2台(ミラーレス一眼+コンデジ)入っているから、スマホのカメラはメモレベルでいい。CPUは知識がないけどクロック数が少し上、メモリも倍、バッテリー容量も上なら、問題はない。


■3.移行作業

 新機種到着前日に、必要なアプリの機種変更手続をひととおり調べた。当日朝から作業開始。

 docomoの機種変更設定、LINEのログの保存、電子マネー系(四種類)、ポイントカードなど。午前中配達指定していたら9時前には届き、旧機種での操作を急ぐ。

 新機種開封。SIMカードとSDカードを旧機種から移して、電源投入。googleアカウントとdocomoアカウントを設定してやると、後はほぼ自動的に進んでいく。驚いたのは、旧機種でインストールしていたアプリが全て自動で新機種にもインストールされたことだ(もちろんそうするかどうかは選択可能)。しかも、事前に作業の必要なものを別として、いくつかのアプリは会員情報まで引き継がれていた。これはgoogleまたはdocomoのアカウントと紐付けられていたということなのだろう。

 デジタルガジェットはマニア向け、という時代ではなくなった。特にスマホは使わない人の方が希だから、リテラシーの低い層を想定して使い勝手を設計しているのだろう。おかげでほとんど支障なく移行完了。


■4.一週間の使用感

 上記のスペック比較を承知の上で購入したので、不満は何もない。ツムツムの処理落ちが多少解消され、若干の能力アップを感じる。これはディスプレイ解像度が下がったことも一因なのだろう。

 ディスプレイサイズが小さくなったことで、本体自体の長さ&横幅もダウンサイズした。これは有り難い。旧機種は車のスマホホルダーに入らなかったのだけれど、これなら入るから車内で充電可能だ。また胸ポケットに入れることが多いので、その点でも携帯しやすくなった。

 ユーザーインターフェースは、まだ少し慣れない。昭和のオタクは説明書を読まずにイジるから、きっと調べると便利な機能がいっぱいあるのだろう。でも、いいんだ。LINEとSNSとツムツム(それどんだけ大事やねん)が支障なく使えるから。

 実は旧機種の網膜認証が気に入っていた。スマホを覗き込むだけでロックを外すことができるのは、とても便利だ。ただまあ、新機種の指紋認証も複数の指を登録することで割合素直に使えている。

 あと、今時のスマホはストラップホールがないんだね。別途購入したクリアケースにあるからいいっちゃいいんだけど、本体の金属ホールに比べると堅牢性に不安もあるな。

 今回、機種や回線の選択にコスト意識が強く働いたことで、あらためて今後の収入の道をきちんと確保しなきゃなとあらためて思ったよ。妙な方向からだけど、司法書士試験勉強や文筆業のモチベーションに少しだけ繋がった。とりあえず、やくみん第6回、書かなきゃね。


--------(以下noteの平常日記要素)

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積124h09m/合格目安3,000時間まであと2,876時間】
実績164分、動画4本とドリル。動画はようやく民法の半分、先は長いぞ。

■本日摂取したオタク成分(オタキングログ)
秋の新作アニメが始まっている。ハードディスクがやばいので、とりあえず第一話を次々に観て切る判断をしなきゃな。『テスラノート』第1話、ほおお、これはいいなあ。3Dにデフォルメ表情、有りだ。『ブルーピリオド』第1話、原作が大好きなので期待に胸を膨らませて視聴。いやー、やっぱり物語への没入感がスゴイや。アニメーション表現としての良し悪しはよく分からない、原作の描線をアニメにすることの難しさを感じる一方で、キャラの雰囲気はよく出てるようにも思う。自室に戻りかけていた長男が冒頭から結局最後まで立ちっぱで見ていた。『逆転世界ノ電池少女』第1話、タイムボカンみたいなメカ。でもキャラも世界も魅力的。こまった、いい作品ばかりで切るものがないぞ。続いて『ビルディバイド』第1話、CM観た時に面白そうと思った奴だな。どれ。ふむ。ふむむ。切る。第一回Aパートで延々とカードゲームの解説されてもついていけん。『進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』第1話、これも切る候補かなーと思いつつ観始めたら、こんな絵なのに、こんな話なのに、勢い一発で惹き込まれた。切れねー。

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