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0853:プロパガンダ

今日の報道1930では、ロシアのプロパガンダがアフリカに浸透している話をしていた。数日前のBS1の報道番組でも同旨(更にドイツも加わっていた)の内容だった。それだけ目立っているということなのだろう。

私たちは日本の報道に触れ、ロシアが侵略者でありデマとフェイクとプロパガンダでウクライナを悪に&自身を善にしていると思っている。真逆の親露見解を声高に叫ぶ人は、まあ陰謀論だと思っている。

同じ事が逆の位相で、ロシア国内やアフリカ諸国で行われていれば、それに触れている人は私たちと逆の、親露派と同じ視線で欧米(日本はそこに含まれる)を愚かしいと見ているだろう。

もちろん、単純に「物の見方は相対的」といいたいわけじゃない。大多数の人は事実をありのままに観ることはできない。大事なのは蓋然性だ。報道統制下の一面的な報道と、自由な報道の結果としての一致。単一または少数の国の見解か、国連の多数派の見解か。敵を絶滅させよと叫ぶ声か、違うか。戦場はどこか。自分と違う立場を信じる者について、「あいつらは騙されている」とのみ語るのか、彼らが何故そのように信じるのかを丁寧に探求する姿勢があるか。要は攻撃性と冷静さのバランスに注目して眺めるならば、真実の蓋然性評価は難しくない。

問題は、プロパガンダによって冷静さを欠き攻撃性を昂ぶらせる集団が、少数ではあっても間違いなくパワフルということだ。冷静な言説、客観的な指摘は、激情を孕む言説、主観的な決めつけを覆すことができない。虐殺文法の実例は、関東大震災時の流言飛語と虐殺、文化大革命、クメール・ルージュ、ルワンダ大虐殺など枚挙に暇がない。

そのように考えるならば、ロシアのプロパガンダ戦略はABC兵器以外で国際社会における圧倒的劣勢を覆す極めて重たい布石といえる。それをどう無効化し、どう抗していくのか。ほんと混迷の世紀だ。

--------以下noteの平常日記要素

■本日のやくみん進捗
ブッさんによる押井面接の終わり辺りまでチェック。

■本日の司法書士試験勉強ラーニングログ
【累積327h35m/合格目安3,000時間まであと2,673時間】
ノー勉強デー。

■本日摂取したオタク成分
『灰羽連盟』第8~最終話、おー、こういう重たい話だったか。いい加減な観方だったのでラッカが復帰するあたりとかよく把握できなかった。また後日正座して全話観よう。『異世界のんびり農家』第4話、うん、楽しい楽しい。戦闘とかなくて、愛すべきキャラクターたち(座布団かわええ)による農家シミュレーションゲームみたいな好感度の高さ。今期の他の転生物より実は好きかも。『NieR:Automata Ver1.1a』第2話、あ、いい。第1話がなんだかついていけなかったので切る候補のつもりだったけど、2話はいいぞ。ドラッグ・オン・ドラグーンから続く原作ゲームの世界の良い面が出ている。

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