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0230:司法書士試験全国模試で我が身の怠惰を思い知る

 夏休みの宿題への取り組み方には、子供の性格が出る。夏休みの頭に一気に終わらせて後はのんびりする子。スケジュールを立ててそのとおりに消化していく子。やろうやろうと思いながら遊んでしまい、夏休みラスト三日でひーひー言いながらどうにか片付ける子。最後までやらない子もいるだろう。

 私は3番目のタイプだった。いや、「だった」じゃないな。子供の頃だけじゃなくて、今もそうだということを、今回の司法書士試験全国模試であらためて思い知った。

 司法書士試験講座に申し込んだのは昨秋のこと。その後の半年は公務員と家業の二足の草鞋で忙しい日々を送り、たまーに思い出したように基礎編の動画をちまちま観るくらいだった。3月末で公務員を退職し、時間が生まれた。さぞや勉強が進んだ、かといえば、全然だ。もちろん毎日遊んでいるわけではない。何を優先させ何を後に回すか、7割は自分の裁量で決められる。それなのに、ああそれなのに、司法書士試験勉強「以外」のことに力をいれて、一番の巨峰に取り組まないまま一ヶ月が過ぎた。

 Twitterで他の受験生を何人もフォローしているけれど、「今日は何時間勉強した」「テキストを何回やった」と、限られた時間を有効に生かして頑張っている人が多い。でもきっとそうした「頑張れる人」の影に、頑張れ(ら)ない数多くの人たちがいるのだろう。私は後者に属する。そして、合格率4%に食い込めるのは、もちろん前者だ。

 試験本番は毎年7月第一日曜日。今年はお試しで来年が本番と思ってはいるけれど、それでも受験料八千円を払うのだから、現在の実力を測る上でもある程度の勉強をして試験に臨むべきなのだ。しかしいまだに学習は基礎編の半分にも届かず、過去問に至っては1問すら観てもいない。過去の別の受験経験から「促成試験対策は過去問が一番」と分かっているにもかかわらず、だ。今回、模試が届いてなければ、まだ同じ状況が続いていただろう。

 お試し受験二ヶ月前ということで、そろそろ焦ろうかな、と思っていたところに模試が届いて、よっこらせ、と挑んでみた。といっても、私の今の学習量では本番と同じように時間厳守でやっていては何も頭に入らない。なので、時間は気にせずじっくり内容を見て、考えて、マークシートに記入するスタイルとした。記述式は学習の入口にすら立っていないので、こちらは白紙とした。

 正直に記しておく。1~2割は設問の意味するところすら覚束なかった。意味は分かるけれど正誤の判別に見当のつかないものが6割。これまで仕事で経験したり基礎編の学習をしていた部分である程度の自信をもって答えられたのが2割。試験の範囲・難易度に比しての自分の非力を嫌というほど思い知らされた。

 さすがにこうなると、お尻に火がついたな。今年の受験まで残り二ヶ月しかないので、テキスト通読・動画視聴は諦めて、模試・過去問から知識を辿る形で学習を進めてみよう。

■本日摂取したオタク成分
『れでぃ×ばと!』第6~9話、やっぱ私これ好きだわ。なんだろうこの魅力。『世界ふしぎ発見』本能寺の変、知らない話がいろいろで面白かった(史学的には今の常識レベルなんだろうな)。『クローズアップ現代』変異ウイルス、リアルタイム視聴していたら今年90歳になる母(施設入所中)から電話がかかってきた。「今テレビでやってるけど、東京で怖い病気が流行ってるって。東京出張ないよね?」認知症の母は短期記憶力がメタメタで、この一年余りのコロナ騒動も、番組が東京の話だけではないことも、私が公務員を早期退職したことも分かっていないらしい。それでも息子の身を案じる親心は強固、有り難いことだ。

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