#3 「本物」のGDに参加して(2)
アイスブレイクで心がズタボロになったところで、
テーマが発表されてついにGDが始まった。
制限時間は30分。その後、1分間の発表あり。
テーマは「コミュニケーションで最も重要ことは何か。」
これまで自分が主催して行ってきたGDでは、テーマを事前に発表し、論点やゴールを明確にした上で、議論に挑む形式のものだった。
この中で、主な目的としては議論の進め方や役割を認識すること。時間内に結論まで持っていくことを学ぶ。といったことを重視していた。
しかし、今回のテーマでは抽象課題。
定義づけや前提条件の共有が最も重要になるのだ。
これまで、やった事ない形式のGD。
それだけでも自分には荷が重かった。不安感が募る。
そうして始まったGD。
ひよっていた自分は定義づけの部分では共感するだけであまり発言できなかった。
というか、あまりに完璧な議論すぎて、声を出す瞬間もなかったほどだ。
自分はこの時点で圧倒的な力の差を感じた。
議論は続き、その後のブレスト、最終的なアウトプットへの収束フェーズでも目立った活躍はできなかった。
ただ、その中でもいくつか自分の実力が発揮できた瞬間がいくつかあった。
例えば、議論の軸を再確認する指摘。また、最後の1分間アウトプットでは、59.38秒くらいで完璧にまとめきり、実力を発揮できたこと。などである。
結果、メンターからのFBでは、
「練習だからもっと積極的に発言しよう。」
と、指摘を受けた。
発言しようにも出来なかった、悔しい思いを胸に。自分はこの結果を真摯に受け止め、努力することを心に誓った。
成長はいつのときも「できないこと」から始まる。だから、自分は逃げずに挑戦し続けることでいつの日かくるであろう「本番」に向けてブラッシュアップしたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?