はるカード④ ~SR「スイートハロウィン」~
Trick or Haruka!(春香をくれなきゃイタズラするぞ!)
うわああああああああああああああああああああほんとに春香もらちゃったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいまるいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
1.やっぱり春香はお調子者
ということで、本日は10月31日。皆さんハッピーハロウィンです。
急にハロウィンイラストにまんまるでかわいい天海春香さんが歌織さんと一緒に現れたのですから、そりゃハッピー極まれりってもんですよ。2023/10/31を以て今年を”はるかお”元年としましょう。異論は認めません。
さて、今回紹介するカードは、まさしくハロウィンを題材としたこちら。
SRカード、「スイートハロウィン」です。覚醒前では、このように悪い顔をしてノリノリでセリフを言っています。覚醒コミュから、フェスタの仮装対決で地獄の女王役を演じたことがわかります。ダークテイストな"I Want"をバッチリ歌いこなし、ハルシュタイン閣下もファイナルデイ様も見事にこなす春香ですから、ハロウィンで地獄の女王様をやるくらい朝飯前でしょう。
ただし、テキストの最初の「フフフ……」がだいぶ小物感溢れていたり、そもそもセリフの内容が「すべてのお菓子を捧げなさい」だったりするので、ガチ悪党な感じはあまりしません。
それでもテキストから分かる通り、周りの人をビビらせるには充分だったようです。覚醒コミュでは、お客さんから拍手喝采をもらったり、怖がられてあまり人が近寄ってくれなかったりしたことが明かされます。勇ましいセリフ回しと「遠巻きにしないで~」の情けない声の落差がなんとも愛おしく感じます。まあ、春香のもつ演技力の高さと、アイドルとしてのオーラが招いた悲劇だったのでしょうね。
前回のはるカード記事でSSR「フォーチュンガール」を取り上げた際にも書きましたが、春香はノリノリで役に入り込んでしまうお調子者の一面があるようです。こういったところを見ていると、年相応の子といった感じがして少しホっとします。
2.世界よ、これが「拗ね春香」だ
続いて、覚醒後のカードを見ていきましょう。
スゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ、ウパッ(かわいすぎて深呼吸を試みようとしたがそのまま絶命しようとしているぼく)
はあ……
覚醒前とは打って変わって、クラシカルでかわいらしい装いになっています。肩を出した姿に一瞬ドキっとしますが、柔らかな印象の服装と満面の笑みのおかげか、セクシーというよりは愛らしいイラストといった印象を受けます。
イラストのかわいさもさることながら、特筆すべきはカードテキストの絶妙な読み方です。
「私、まだ、ある人からお菓子をもらえてないんです」
の部分は、怒っているとまではいかずとも、拗ねて何かを主張したがっているような強めの語尾になっています。
「プロデューサーさん?」
の部分は最後に「?」が付いていますが、実際のボイスは下がり調子の落ち着いた読み方になっています。「ねえ、あなたのことですよ。わかってますよね?」といったニュアンスが伝わってきます。
「お菓子をくれなきゃ」
は少し控えめな読み方ですが、そこから
「イタズラしちゃいますよ!」
で一気に声のテンションと速度が上がり、まさしくイタズラしちゃうぞー! といった勢いが感じられます。
スキル名が「とっておきのおねだり」であることも相まって、一連の流れのかわいらしさがとんでもないことになっています……。
このように、本カードテキストにはボイスを再生しないと伝わらない魅力が詰まっています。天海春香役の中村繪里子さんは、声に感情を乗せるのが本当に上手な人だと実感できますね。
なお、このように拗ねる春香は、アーケード版やXBox版といった無印時代から一部春香Pの中でカルト的人気を博しています。通称「拗ね春香」です。まんまですね。
こちらの動画の後半を見て頂ければ話は早いと思います。
今回紹介したスイートハロウィン覚醒後テキストも、ボリュームこそ僅かですが、「拗ね春香」の系譜に位置すると言えるのではないでしょうか。かわいいですね。
3.粋な計らい
最後に覚醒コミュを紹介しましょう。
悩んでいる様子の春香を見つけたプロデューサー。ハロウィンフェスタを終えた後の春香は、前述しましたが、仮装対決で張り切りすぎてしまったと振り返ります。おかげでみんな怖がって近づいてくれず、お菓子もあまりもらえなかったとのことです。
しかし、春香が悩んでいたのは別の理由でした。せっかくもらったお菓子ですが、楽しかったハロウィンの思い出だと思うともったいなくて食べられないとのこと。
そんな春香に、プロデューサーはこう提案します。
実際に目を閉じたまま言ってくれるのが大変かわいいです。
そして、目を開けた春香の前には……
プロデューサー、粋なことをしますね。カードテキストでプロデューサーさんのお菓子をねだっていましたが、その悲願も成就したといったところでしょうか。
と、満足げにコミュは閉幕します。
お菓子を惜しむ春香にどんな言葉をかけても無粋です。「いいからさっさと食べちゃいなYO」とも「じゃあ食べないでおけば?」とも言ってしまえば、あっという間に拗ね春香の完成でしょう。
ちょっとだけ、悩みの先送り。それでも、春香にとってはプロデューサーが粋な計らいをしてくれたこと自体が嬉しいのでしょう。お菓子の悩みなんて、些細な問題になってしまうはずです。
ゲーム内プロデューサーは粋なときも無粋なときもありますが、今回は良い活躍をしたと言えるでしょう。
以上、残念ながら「スイートハロウィン」は限定カードなので、春香P以外ではあまり入手する機会が無いかもしれません。
しかし、たっぷり語ったとおりボイスもイラストも大変魅力的なので、限定SRセレチケの使いみちに迷ったときに思いだしてくださると嬉しい限りです。
それでは、改めまして皆さんがハッピーなハロウィンを過ごせますように。
4.おまけ:くつろぎブックスペース
今回おまけで紹介するのは、ハロウィンと同じく秋を題材とした、最上静香のRカード「くつろぎブックスペース」です。スキル名が「秋季のまどろみ」となっており、読書の秋を題材としていることがわかります。
秋の夜長に、遅くまで何かをしている様子が伺えます。テキストのボイスも、低い声で、独り言であろうにどこか気迫を感じます。
外ではアイドルとして花開くためにひたむきに努力をし、家には認めさせなくてはならない父親がいる。勉強もアイドルも手は抜けない。少なくともアイドルになってすぐの頃の静香にとって、起きている間は気が張っている時間の方が長いのではないでしょうか。
こちらが覚醒後のカードです。テキスト後半の、眠そうに緩んだ声がなんともかわいらしいです。あと後ろの百合子の作画が絶妙
カード名のとおり図書館のような場所でくつろぐ静香。覚醒時のテキストから、前日遅くまで勉強していたことが分かります。
前述のとおり常に気を張りつめさせているであろう静香にとって、このような全身がリラックスできる機会は貴重なのかもしれません。そう考えると、かわいらしいカードというよりは、ちょっと胸がキュっとなる愛おしいカードといった印象を受けます。静香が肩の力を抜いてアイドルに臨めるよう、これからも見守ってあげたいという気持ちになります。
なお覚醒コミュでは、図書館でアイドルの参考になる本を借りたついでに、パンダの写真集を借りていたことがわかります。ほんっとかわいいですねお前。