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オレンジ色の奇跡 〜2023年ミリオンに実装された2曲(+少しミリアニ12話)について〜

 2023年もいよいよ大晦日。
 今年はミリオンライブにとっては10周年イヤーであり、10thライブツアーやミリアニ放送といった出来事がミリPの皆さんの心に強く残っていることと思われます。人によって色々あると思いますが、何かしらで良い思い出が残っていましたら幸いです。

 私については、本当に濃い1年でした……。上記に加えて投票企画やイベランに力を入れていたこともあり、辛さも喜びも絶対値が大きかったです(笑)まあそこらへんはおいおい。
 そんな中でも、特に印象深い出来事があります。
 私は夕方、夕暮れ、夕焼けがとても大好きです。

豊洲で撮影

 なんと今年は、ミリオンライブに夕方をモチーフとした曲が実装されたのです!それも、2曲も!!

 ひとつは、THE@TER SEASON FINALを鮮やかに彩ったこの曲、『オレンジ・エピソード』。

 そしてもう一曲は、ミリアニ最終話の大事なシーンを担った、『オレンジノキオク』。

 そんな私にとって奇跡のような2023年を祝し、夕方をモチーフとしたこの2曲について考えを深めていくのが本記事の目的です。1日の終わりと1年の終わりを重ねてお楽しみいただけますと幸いです。あくまで私個人の考察・意見になりますのでご了承ください


1.オレンジノキオク

1-1.夕方の特性

 この話を最初にしたかったので、曲の時系列とは逆ですが、オレンジノキオクの章から始めさせていただきます。
 みなさんは、夕方という時間にどんな印象を持っていますでしょうか。

御殿場で撮影

 黄金色に染まる街並み、グラデーションで塗られた空……。風景を美しく彩る夕方の写真が好きだという人は少なからずいらっしゃるでしょう。
 反面、一日の終わりを意識させるため、切なさの象徴として扱われることもあります。

 このように、夕方という時間は視覚的な美しさという”ポジティブ”と、終わりを意識させる”ネガティブ”の要素を併せ持つ時間であると言えます。そのような相反する感情が入り混じる夕方という時間。ただ哀しいだけではなく、+にも-にも気持ちが大きく動く時間。これを一言で表すならば「センチメンタル」でしょうか。

センチメンタル…ちょっとした事を見たり聞いたりするにつけ、すぐ自分の心情と結びつけて、しんみりしたり涙もろくなったりする様子だ。

三省堂 新明解国語辞典 第六版

 夕方の綺麗な景色を見たときに思わず涙がこみ上げる感覚は、まさしくこれでしょうね。ただただ感動~! とも少し違っていて、でも悲しくて泣きたいわけではない……。
 これについて私が思い出すのは、ミリアニ12話で『オレンジノキオク』が流れるシーンです。そう、ステージを袖から見守る未来が思わず涙ぐんだあのシーンです

1-2.ミリアニ12話における舞台装置

 はい、私がミリアニでいちばん好きなシーンです。たぶん私だけじゃないと思いますが……。
 そしてここの『オレンジノキオク』には、未来の感情の増幅装置としての役割があったように思えます。(もちろんTeam3rdのデビュー曲というかけがえの無い役割があることは大前提とします。ここではミリアニ内での演出意図の考察に留めます。申し訳ありません。)
 待ち焦がれていた劇場のこけら落とし公演にて、機材トラブルによる公演中止の危機に見舞われる中、絶対にバトンを止めたくないとステージへひた走る未来たち。彼女たちが舞台袖で目にしたのは、同じ気持ちを湛えたプロデューサー、そして自分たちを手拍子やペンライト、声援で待っててくれている観客でした。
 未来にとって観客は大事な存在です。1話で765プロのステージを初めて見たときから、未来は観客の笑顔に注目していました。

春香 明日は、ここが今とは全然違う場所になるんだよ。ステージを楽しみにしてくれるお客さんでいっちばん奥までいっぱいになって……
未来 きっと、すごくキラキラして綺麗……
春香 うん!こーんなひんやりしてるのが信じられないくらい、熱くなって!
未来 お客さんがみんな笑顔!最初に見た、春香さんたちのライブみたいに……
春香 ……あ、未来ちゃん、ファンのみんなのことも見てくれたんだね!
未来 はい!すっごく素敵でした!

ミリアニ9話

 そんな未来にとって、自分たちが繋いできたバトンを観客までもが繋いでくれたというのは、どれほど嬉しかったことでしょう。

未来 私たちだけじゃないんだ、みんなが一緒に繋いでくれてるんだ

ミリアニ12話

 それは目尻に涙を浮かべた未来の表情、そしてその瞳に映るペンライトの光を見れば明らかです。
 なんとかライブは再開し、紬と歌織が見事なパフォーマンスを見せ、ついにTeam3rdによる『オレンジノキオク』のステージが幕を開けます。
 最初は思い思いに光っていたペンライトが、サビに入る頃には歌詞の通りにオレンジ一色に染まります。メロディーはのびやかに転調し、信じられないくらい美しいステージが展開されます。そしてその様子を見ていた未来が、感極まって涙ぐむのです。
 先ほど『オレンジノキオク』には未来の感情の増幅装置としての役割があると書きました。機材トラブル中に未来が袖に駆けつけたときも観客の応援で涙ぐんでいましたが、感極まるまでに至ったトリガーはやはり『オレンジノキオク』なのではないでしょうか。夕方をモチーフとした楽曲なだけあって歌詞もメロディも少し切なく、それでいて(時間的な)未来に向かう明るさもあるこの曲は、まさしく夕方が持つセンチメンタルを体現しています。それに加えて客席はオレンジのペンライトで染まり、文句なしに美しい光景が現れています。あの瞬間、あのステージ全体が夕方特有のセンチメンタルに包まれているといっても過言ではありません。繰り返しですが、本記事でのセンチメンタルは「ただ哀しいだけではなく+にも-にも気持ちが大きく動く」概念としています。だから未来は涙したのでしょう。ここまでバトンを繋げられた喜びが、ステージのセンチメンタルで増幅されて、胸の中で収まりきらないくらい大きくなってしまったから。
 
そんな未来に向けて翼がかけた言葉が「どうしたの?」ではなく「嬉しいね」であるのが未来がどんな気持ちで涙ぐんだのかの証明になっています。また静香がかけた「私たちの気持ち、ちゃんと伝えよう」から、未来以外も同じ気持ちであることが分かります。ここで気持ちが通じ合って顔を寄せ合う未来、静香、翼のカットが私の脳裏に焼き付いて離れません。『オレンジノキオク』があったからこそ見ることができたシーンだったかもしれませんね

1-3.歌詞の構造から見えるもの

 さて、『オレンジノキオク』の曲そのものにも注目してみましょう。歌唱メンバーはTeam3rdの田中琴葉、大神環、所恵美、豊川風花、七尾百合子です。明るさと切なさを兼ね備えた素敵なユニゾンを奏でてくれるチームです。

 基本的な歌詞の構造は1番・2番を通してシンプルです。

  • Aメロ…マイナスの感情と向き合う

  • Bメロ…ここでプラスに変換される

  • サビ…プラスの描写がなされる

 詳しく見ていきましょう。Aメロの歌詞は内省的で、孤独です。

  • 切なさに揺れてる 夕暮れの帰り道で
    ひとり(ぽつり)足を止めて立ち尽くす
    何気ない時間が 永遠に感じられて
    ふいに(キミに会いたくなる 胸がぎゅっと
    (1番)

  • 切ないメロディーが 少しだけの後悔
    めぐり(めぐり)急ぎ足で駆けてゆく
    振り返る先には 風の音が聞こえてる
    すべて(乗せて)どこか遠く連れていって
    (2番)

 「自分は足を止めている」「感情は急ぎ足で駆けてゆく」という対比があるのも印象的で、焦りや不安がよく伝わってきます。先ほど夕方はポジティブとネガティブを併せ持つものだと書きました。ここで描かれているのはまさしく夕方のネガティブな、正確にはネガティブな感情を喚起させる側面です。

 Bメロも1番と2番を照らし合わせてみましょう。

  • もうすぐ幕が下りてく
    夕陽が星を呼んでくる
    (1番)

  • 流れる雲が呼んでいる
    明日は笑顔で待っている
    (2番)

 ここでは、夕方が持つネガティブをポジティブに変換する試みが行われていると言えるでしょう。すなわち、夕方は1日の終わりを象徴するものであり、ネガティブな感情に繋がることもあります。しかし、夕陽が沈めば星が現れ、その後には明日という未来が訪れるのです。1日が終わるということは、次の日が来るということ。当たり前かもしれませんが、こう考えることによって夕方はポジティブなものに変換されるのです。

 そこから、貯め込んできたものを解放するかのようにメロディーが転調し、未来を目指す前向きな歌詞と共に伸びやかなサビが訪れます。もうここの美しさは語るのも野暮というものでしょう。Aメロで貯め込んだ感情を、Bメロで変換し、サビで解放する。本当に明快かつ綺麗です。
 また、その美しさの一助として、サビやCメロで夕方の風景を色や光に注目して描いているのが印象的です。

  • オレンジ色に染まってゆくあの空を見上げたら)
    涙は溶けて消えた(想い鮮やかに舞う)
    (1番)

  • 願いをひとつ込めて 夕焼けに重ねたら
    眩しい光浴びて輝いた
    (Cメロ)

ミリシタ グラビアスタジオ使用 東京スカイツリーにて撮影

 夕方が持つポジティブな側面である”美しさ”を最大限に生かしているという感じがします。前章のミリアニの話にはなりますが、このような演出の曲だからこそ客席のペンライトとの相乗効果が映えたんでしょうね。納得です。

1-4.「オレンジノキオク」とは

 最後に。曲のタイトル『オレンジノキオク』とは何を指しているのでしょうか。このワードが出てくるのは落ちサビになってからです。

  • オレンジノキオクいつまでも(消えることはないから)
    そっと胸にしまってそしてまた歩き出す
    変わらない日常も(全部)寂しさも哀しみも
    滲んで宝物になる

 「キオクを胸にしまう」は2番サビの「刻んでゆくダイアリー」に対応していると思われます。また、「滲む」は薄れるという意味ではなく、1番サビの「涙は溶けて消えた」に対応して「涙で滲んだ」と解するのがよいでしょう。
 言葉を無理やり分解するのは野暮ったいかもしれませんが……敢えてここの箇所に従って「オレンジノキオク」を言い換えるとすると、「夕方の切ない時間に心に浮かんだ不安、悩み、寂しさ、哀しみ等々、そのすべて」となるのでしょう。私が思い出すのはエミリーのソロ曲『君だけの欠片』のフレーズ「涙も 迷いも 君だけの欠片」「痛みも 悩みも 君だけの欠片」です。頑張っている人が辛い思いをすることがあっても、それもちゃんと自分の糧になる――この歌詞に救われた人は多々いらっしゃることと思われます。
 楽しいばかりではない「オレンジノキオク」。しかし、一度立ち止まって大切に心にしまえば、それが自分だけの宝物になって、前に進むことができる……『オレンジノキオク』とは、そういう曲なのかもしれません。

2.オレンジ・エピソード

2-1.ゲーム内コミュ

 『オレンジ・エピソード』はMILLION THE@TER SEASON FINALの中の1チーム"EmotionLight"楽曲として2023年1月下旬にミリシタに実装されました。歌唱メンバーは現時点では佐竹美奈子、北沢志保、天海春香、舞浜歩、松田亜利沙の5人。13人Ver音源まだ?????????????
 この曲のMVが初めて流れたのは、確かミリ9th初日だったと思います。シーズンファイナルの曲が朝・昼・夕方・夜をモチーフとしていることは事前に分かっていましたが、まさか私が担当している天海春香が、私が一番好きな夕方を担当してくれるなんて……喜びとかを通り越してもはや発狂、(なぜか持ってきていた)春香のペンライトを振りすぎて吹っ飛ばしてしまいました。ごめんなさい。

 まずはゲーム内での扱いを簡単におさらいします。イベントコミュ第1話においてEmotionLightの公演の目標が定められます。それは「今、この時間への感謝」。志保曰く「夕方はそういう時間」とのことです。わかる。
 また、EmotionLightのメンバーがバラエティ番組に出演した際は、「しっとりとしたパフォーマンスが多くなりそう」と語る司会者に対してこう答えています。

のり子 そんな感じかな! でもそればっかりじゃなくて、アタシ達らしさも忘れないでいきたいよねっ!
春香 夕暮れ空みたいに、たくさんの色が混じり合う……そんな公演になったらな~って思うんです。

EmotionLight イベントコミュ第3話 不安なままで

 その後、番組内で大きなことを言い過ぎたと不安がる紬に対して、朋花はこう返します。

朋花 不安なのは、悪いことではないと思いますよ~? 成長するためにはどうすればいいか、探せますから~。

EmotionLight イベントコミュ第3話 不安なままで

 いろんな個性が混ざり合って、不安をも友達にして、感謝を伝える……。EmotionLightはそのような公演を目指していたことがわかります。夕方の空のグラデーションのような優しさを思わせる、素敵なチームですね。

2-2.歌詞に込められた物語

 『オレンジ・エピソード』の歌詞を全体的に見ていくと、Aメロにおいて似たようなフレーズで対比されている箇所があります。

  • 飛んでゆく Many birds ずっと向こうの空まで なにかを目指して
    オレンジのTwilight そっと包んだこの街だけ 置いてきぼりみたい
    (1番)

  • 走ってくChildren ぱっとはしゃぎ声あげた 落ちる陽の下で
    オレンジのTwilight そっと包んだこの街から どこへ向かうんだろう
    (3番)

 遠くへ飛んでいく鳥に対し、「置いてきぼり」という極めて後ろ向きな感情を抱いているのが1番です。だんだんと太陽が落ちていく夕暮れの空が余計に不安を煽っているのかもしれません。一方、3番では走っていく子どもに対して「どこへ向かうんだろう」と疑問形で投げかけており、それを好奇心として捉えるならばあまり後ろ向きな印象はありません。
 そして最終的にはこのような歌詞で曲は締められます。

  • オレンジのTwilight そっと包んだこの街はもう 置いてきぼりじゃない
    未来へ

 曲の中でどのような心情の変化があったのでしょうか。
 私は「時間から取り残されることを一旦受け止めて、だからこそ前に進むことができた」のだと解釈しています。

 1番のBメロでは、まずAメロの「置いてきぼりみたい」に対して「だけど今日はそれでいい」と返すところから始まります。そして「じわり今日が過ぎてゆく 溶け残る私と君」という歌詞が見られます。また、1番サビには「内緒話のようひととき 匿われよう夕日に」というフレーズもあります。
 ここで引用した歌詞を総合すると、「過ぎゆく時間から自分たちを切り離している」ように読み取れます。Aメロの「置いてきぼり」を一旦受け入れているとも言えるでしょう。

 自分たちを過ぎゆく時間から切り離すことの意味とはなんでしょうか。
 『オレンジ・エピソード』には「私」と「君」という2人の人物が登場し、どこの歌詞を見ても2人の時間を大切にしていることが伝わってきます。この2人は各サビの後半で"You & I"というフレーズで登場し、これもまた対比構造で表されています。

  • もしも You & I 果てのない旅をしても この一瞬ポケットに
    きっと You & I 行けるはず そんな今を 分け合った気がした
    (1番)

  • たとえ You & I 迷い込むそんな日でも この一瞬ポケットに
    いつか You & I また一歩を踏み出せると言えそうな気がした
    (2番)

 この両フレーズに共通している構造として、前半(もしも~・たとえ~)には「果てのない旅」といった不安や「迷い込む」といった停滞を表す歌詞が書かれています。そこから「この一瞬ポケットに」という共通の歌詞を通して、後半(きっと~・いつか~)では前に進む歌詞が書かれています。いずれも最後が「~気がした」で終わっているあたり、盛大な決意というよりは、ようやく前へ進むために顔を上げることができたといったレベル感なのでしょう。
 Cメロにはさらに象徴的な表現が登場します。

  • 靴で土に書き残すメッセージ
    明日にはそう多分
    読めなくなってるけど
    たしかに送り合ったね My dear

 明日には読めなくなる、一瞬しか残らないメッセージ……しかし、時間から取り残されたこの街で、ふたりきりの世界で、私と君とでそれを送り合ったことが大事なのです。それが、少しずつでも前に進む原動力となるのです

 しかし、いつまでも立ち止まってはいられません。
 3番Aメロで前述の「走ってくChildren~」の歌詞が登場しますが、続くBメロについては音にも注目していただきたいです。メロディ自体は1番と同じですが、ドラムが大きく異なり、マーチングのようなリズムで鳴らされています。そしてこの軽快なリズムが歌詞とリンクし、時の流れを否応なく意識させます。

  • 秒針は止まらなくて
    否応無く進んでて

 狙ってやっているのかもしれませんね。
 しかし、時の流れに急かされても、もうそこにネガティブなフレーズはありません。

  • 秒針は止まらなくて
    否応無く進んでて
    だからこそセンチメントじんわりブレンド
    もうすぐ次の舞台へ
    ゆるやかにグラデーション

    あの空みたいにね

日光市 大谷川で撮影

 ここまで来ると、オレンジ・エピソードで描かれている物語がハッキリと浮かび上がってくると思います。

自分たちが取り残されているかのような不安を覚える。

しかし、それを一度受け入れる。

私と君で大切な時間を過ごす。

一瞬かもしれないけど、大切な時間。

ようやく、少しずつ、前へ進む勇気をこの手に。

時間は過ぎていく。

でも、大丈夫。

もう置いてきぼりじゃない。

未来へ。

 「一度立ち止まって、また前に進む」という物語は『オレンジノキオク』にも登場しました。夕方とはそういう時間なのでしょうね。
 何かを頑張っている人は、前へ前へと焦るばかりに不安になってしまうこともあることでしょう。そんなとき、是非『オレンジ・エピソード』や『オレンジノキオク』のことを思い出してほしいと思います。あなたの心が少しでも、癒されますように。

2-3.今後の課題 ~未解明の歌詞~

 今年1月からずーっと『オレンジ・エピソード』と向き合ってきたつもりではあるのですが、1か所だけ理解しきれていないフレーズがあります。
 場所は1番のサビです。

  • あと少しだけ 大げさなほど笑って 壮大な夢語って
    ありふれたふりしていよう
    分かってるけど 内緒話のようひととき

 「ありふれたふり」とは、いったいどういうことなのでしょう。
 「分かってるけど」とは、何を承知の上で、何が「けど」なのでしょう。
 お恥ずかしい話なのですが、今のところ筋が通った説明ができません。いつか自分で自分を納得させられるように、これからも大好きなこの曲と一緒にゆっくり歩んでいきたいと思います。
 また、もし「自分はこう考えている」という方がいらっしゃったら是非ともお話を聞いてみたいです。

2023年のさいごに

 以上、私にとってまさしくオレンジ色の奇跡とも呼べる2023年の2曲、『オレンジ・エピソード』と『オレンジノキオク』について考察を書き連ねてきました。雑考レベルなので読み取りや繋がりが甘い自覚はありますが、どうしても年内にこの記事を出しておきたくて駆け足で書いてしまいました。準備期間自体はあったので、反省です。
 これを書いている間も刻一刻と2023年が終わりに近づいてゆきます。冒頭では簡単に書きましたが、今年は本当に辛いことはとことん辛かったし、嬉しかったことはとことん嬉しかったです。正直ちゃんと2023年を振り返るのは来年半ばとかになってからじゃないと無理なのでは? と思ってしまうほどです。

 しかし私は、大好きな夕方の曲から大切なことを学びました。
 辛かった想い出も嬉しかった想い出も、それら『オレンジノキオク』を大切に胸にしまって、輝かせて、未来へと――
 立ち止まってしまっても、身近な仲間や支えてくれる人、大好きな担当アイドルと共に過ごす『オレンジ・エピソード』を大切にして、未来へ――

 どの出来事も大事な糧にして、今までどおりマイペースに、次のステージに進んでいこうと思います。

 それでは皆様、良いお年を!!


今年一年本当にありがとうございました!


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