6/24 ゲルニカ誕生日会レポ
せっかくの誕生日会なので行ってきたよ〜ってのと、SMのショーってどんなの?って話
この日は15時から開店なのでそれに合わせて行ったんだけど、最初からドバっと人が……いやはや、みんな愛されてるなぁ ……そして、最初ドリンクの注文ラッシュが始まる。こういう時は飲食店として忙しいよな〜
人が入って、注文のドリンクを渡し終わった後、ショーまでは少し時間があった。もちろん、話したりちょっと金玉を蹴られたり最初っから最後までを書き連ねると時間が足りなくなってしまうので……
今回はショーの事だけ書きます!
SMバーがどんな通常営業をやってるかは、過去のレポを参照するか、君の目で確かめよう!
まずはアカネさんとつかささんのショーから
さて、ショーは部屋の中心を囲うように観客が取り巻いている。そこに、人ひとりが寝転べる大きさの台。その台の前に椅子があり、つかささんが座る。街で見掛けるような一般的な服。青のシャツに白のロングスカートのようだ。
そして突然流れるバースデーソング。
「ちょっと!早いって!w」
始まる前に「電気を消したらbgmを流して」という指示をしていたのだが、どうやら失敗してしまったらしい。
場が笑いに包まれ、空気が和む。気を取り直し、電気が消えれば例のバースデーソングが流れる。アカネさんがケーキを持ってやって来る。台の上にケーキが置かれ、つかささんがロウソクを吹き消す。
「誕生日おめでとう~!」
それにつられて観客である我々も拍手する。そうだ。普通に誕生日を祝ったっていいじゃないか。
ロウソクを外して、ケーキを食べさせてあいっこする二人。なかなか微笑ましい光景だ。だが、それではこの”ショー”の意味が無い。
食べるのもほどほどにつかささんを台に上げる。そして、ボタンを一つ一つ取り、服を脱がせていく。ゆっくりと体をなぞりながら一枚一枚丁寧に、プレゼントの包装を傷つけないように剥いていくようだった。
「んぅ……んっ………///」
つるりと肌が露わになる度、体をびくびくと震わせ、吐息とも喘ぎとも付かない声が漏れる。僕の位置からではアカネさんの体で隠されている、まるで、二人だけの世界を押し入れから覗き見るような背徳感があった。
空間は二人に集中しているせいか、するり、するり、服と肌の布擦れまでもが聞こえる。素肌が露わになっていく中、わずかだった声も震えもはっきりとなる。ブラジャーまで外して、上半身を全て脱がせれば……乳首の部分は黒いテープで×に貼られていた。まぁそうだよね。ここキャバクラ扱いだからね。
今度は下を脱がせる事は想像に難くなかった。アカネさんはつかささんのスカートに手をかけ、脱がす……と見せかけてお腹を強く押す。
「あぁっ…….///」
びくん、と強く体が跳ねる。それを見てアカネさんはニヤリと笑う。蠱惑的な表情。うーむ、良い。
今度こそスカートを脱がせる……とそこにはパンツの部分だけ縄で縛られていた!
おおっ!始まったな!こうでなくちゃ!と納得する。これはいい表現だ。普通に見えたレズカップルが、実はよりインモラルな関係だった……!わかりやすく、かつSMショーであるための導入だ。
今度は残ったケーキを脱がしたつかささんの身体に盛り付けていく。お、おおっ!女体盛りだぁ!
しかし、ここで悲しい事実。僕の位置からではちょうどアカネさんの影になり、よく見えないのだ!
人もいっぱいで席移動ができない中、想像で補完するしかないのは悲しい事だった。
だが、見えないながらも、アカネさんの動きやつかささんの身体の震えや声で、あられもない様相になっているのは想像に難くない。
体に盛り付けられたケーキを、スプーンですくう度にビクビクと震え、嬌声を上げるつかささん。うむ、見えなくてもえっちだ。
あらかた食べ終わった後は、本格的にsmの方に入っていく。つかささんを下だけでなく上も縛り、片脚を大きく上げた体制になるように釣る。そして、その動けない脚に鞭で痛みを与えるのだ。
ただ単純に痛みを与えるのではない。時に優しく、打たないというフェイント混ぜる。当然、打たれる側は反射で身構えるし、それもまたサディストにとっては嬉しい反応である。
つかささんは鞭で打たれる度、痛そうな声を上げるが、その中には性的な色気も含んでいる。観客としても、プレイしてる側としても気持ちがいい。安心して見ていられる。
アカネさんはつかささんを1度下ろし、釣り方を変える。今度は体を一直線にし、完全に中空に浮くように釣る。
完全に宙に浮くように釣るのはかなりレベルが高い行為なのだ。縛り手の高い技量が求められる上、受け手は縛り手へ命を委ねなければならない。
そんな事もあってか、成功した時には「おおっ」という驚嘆の声と、拍手が上がる。
つかささんを下ろした後、アカネさんは椅子を探す。
「あ、狂い火君椅子になってよ。ほらコッチ来て」
「あ、え?俺ぇ!?やりますやります!」
そうして僕は部屋の中央で四つん這いになり、アカネさんに座られる。僕の体は体重に耐えるのに震える。
そして上がる拍手。どうやら座ったアカネさんと床で四つん這いになったつかささんがキスをしたのだろう。よく見えない。百合の下に敷かれる男になったのだ。
これで二人のショーは終わり。
smプレイというものの大切な部分はしっかりと見れたように思う。如何にm側の被虐欲求を満足させられるか、手を変え品を変え、mだけでなく観客までも魅せる。それがショーとしてのsmなのだと。
それと、反応というのは大事だなと思う。m側がその刺激を受けてどうなっているのか、わかりやすくあるべきであろう。ただ痛いのか、それとも性的に感じているのか、たった身じろぎ一つ、声色一つで観客に与える印象は違う。
mとして、s側に対してできる事は、『貴方の責めで私は満足していますよ』と伝えるべきなのだ。だから、身体震わせたり、感じている声を出したり、勃起したりすることは大事なのだ。
アカネさんとつかささんにチップを咥えて渡しに行った先輩マゾを見ながら、そんな当たり前だけど忘れがちな事を思い出したのであった。
さて、次はさくやさんとユナさんのショーだ。さくやさんはゲルニカでのs男性キャスト、ユナさんはスイッチャーの女性。
この日のユナさんは制服を着ていて、非常に可愛らしく似合っていたので期待が高まっていた。※狂い火は制服を着た女の子に目が無い精神異常者です。
キーンコーンカーンコーンと学校のチャイムが鳴る。部屋の中央には白衣を着たさくやさんが。ははぁーんなるほど、読めたぞ。
そしてやってくるユナさん。カゴを持っているが、そこから首輪を取り出す。そしてさくやさんの前に跪いて、首輪をつけてもらう……と
あーいけませんね!教師と生徒でそんなことしちゃいけません!(トレウマ描きが何言ってるんだ)
手枷を付けられ、床の金具に結びつけられる。これでユナさんは逃げられなくなった。
そうなれば後は簡単だった。動けない事をいいことにユナさんを縛り上げる。ここで、さくやさんは片足だけ上がるように縄で釣り上げる。松葉崩しのような格好だ。
そして、その上がった脚のタイツを破……破……なかなか破れへんやんけ!
ちょっと苦戦したものの、ビリっと破ってしまった。ああ、なんとまぁ……。個人的には可哀想だなぁという気持ちだった。僕はsでは無いから、sっけのある男子諸君ならばきっと興奮するだろう。
ともかく、破いてどうするんだ……?というところだったが、今度は火の付いたロウソクを持ってきた。そして破いた素足にロウソクを垂らし……釣っているロープに固定した。
なるほど、これなら溶けたロウが何もせずともユナさんに流れるという訳だ。
その後、さくやさんは鞭を持ち、動けない脚を……打つ!
これまた痛ましい。動けない所に鞭を打たれるのは、逃げ場が無くて非常に可哀想な気持ちになる。まぁ、sの人はそれがいいんだろうけど。
さくやさんは鞭を入れていくが……脚に直接打たず、釣っている縄を撃つ。ロープも揺れる。当然ロウは零れ落ちる……
いいギミックだ。ただ鞭打つだけじゃあなく熱さの反応も得られるし、見た目的にもなかなか映える。観客が視覚的に痛みを想像しやすい。
そして、ロウソクそのものを狙って鞭打てば……大量にロウは流れる!そうして比喩でもなんでもなく熱い液体がユナさんの脚に絡みつく……
鞭の衝撃でロウソクは外れてしまったが、プレイとしては一区切り。今度は縄を外し、頭にラップを"巻いていく"。
輸送の現場で見たような巻き方で頭が梱包される。これはマミフィケーションという一種のフェティシズムでである。これまた命の危険が伴う、レベルの高いプレイなのだ。
狂い火的にはそれそのものには造詣は深くない。考えるのは、この先に何をするか。拘束した上でなにかをするのはsmに入って日の浅い人間でも想像に難くない。
巻き終わった後、さくやさんはカウンターへ行き……ケーキを持ってきた。見た目的には手作りのホールケーキ。それをユナさんの前に置き………頭を持って突っ込ませる!
そして観客からは歓声と動揺の混じった声が上がる。ユナさんの頭をどければ、ぐちゃり、と見るも無惨なケーキが。ユナさんの顔(ラッピング済)には生クリームがべっとりと……
なんとも勿体無いところだが、やはりエロさがある。あまり出てこないs性が「わかる」と声を上げる。楽しめる人はめちゃくちゃ楽しいのだろうと思う。狂い火はガチマゾなので滅多にそういう気持ちにはならないのが残念だ。
ラップを解いてショーは終わりとなった。
さくやさんは観客に感謝をいい、プレゼントと称して大人のうまい棒(明太子味、もしくはわさび風味ステーキ味)を配る。
そんなさくやさんにもチップを咥えて渡しに行く先輩マゾの微妙にホモっぽい様子や、辛いのが食べれないと嘆くお姉さん方など、実にわちゃわちゃした雰囲気。
そんな中でやはり、見せ方だなぁと、ショーと小説では扱える表現に幅があるが、その見せ方が綺麗であると良いと感じた。誕生日に、ケーキに、食べさせ合いっこ。学校のチャイムに、制服に、白衣。ある程度のトレードマークだけで理解させることが出来れば、綺麗になる。そういうものを目指したいと思った。
「私がせっかく作ったケーキ!めちゃくちゃにしやがって!」
とここでボンデージに着替えたユナさんが襲来。さくやさんの手を縛る!
「いいぞユナちゃんやっちまえ!」
お姉様方からのヤジが飛ぶ!
「ああ〜痛いっ!」
鞭でシバかれたさくやさんの悲鳴が上がる!
「いいぞ〜!」
「もっとやれ〜!」
「痛いのは無理なんだって〜っ!」
そう、さくやさんはMでは無い。だから自ら鞭や痛みは受けない主義だった。しかし、それが逆にキャストのお姉様方のサド欲を引き出していたのだろう。ここぞとばかりに盛り上がる。
「いつもの恨みだ!やれ〜っ!」
ローマのグラディエーターを殺せと叫ぶ観客のようで笑ってしまう。
「あ〜っ!台本より痛い!」
……でしょうね…w
そして、さくやさんのシャツを脱がせるユナさん、そして、さっきのロウソクを肌着の上から流すっ!
「熱ぅ〜っ!」
「全然熱く無いから大丈夫だって!」
「熱くない熱くない!」
「いや熱いって!」
完全に芸人だ。頭の中にUnwelcome Schoolが流れる。令和のオチ担当BGMだな。
「ほらごめんなさいは〜!?」
「ごめんなさいぃ〜!」
「ケーキ無駄にしてごめんなさいでしょ〜!?」
「ケーキ無駄にしてごめんなさぁ〜い!」
というわけで、今度こそショーは終わりとなった。
なんにせよ、smショーとはただ過激なものでは無い。そこに美しさややってみたいといった興味を引き出すようなものである。
特に、ゲルニカさんのショーは観客との距離が近く、雰囲気や空気を肌で感じやすい。でありながらキャストさん同士の仲が良く、和気藹々と楽しさが伝わるだろう。
そしてSMショーもまた、いかに2人の行為を端的に、魅力的に見せられるか、演じ手の技量や構成力が必要なのだとも、書き手視点からは感じられた。
ちなみにショーで破壊したケーキ、そのお皿に残った無惨な方は、後で僕が少し食べた。美味しかった。
おわり
〜おま〇け〜
ポケカの話。
今回はさくやさんと対戦。俺が負けたらシャンパンを開けるという若干ゃ不等な賭けを持ち込まれたが、それぐらいでなきゃ面白くない。
お互いのデッキをカット&シャッフルし、いざデュエル!
じゃんけんで勝ったので当然先行を選ぶ。さくやさんには「強い人は皆先行を選ぶよね〜」と言われたが、カードゲーム界隈ではだいたい先行が強い。余程特殊な事情が無い限りは先に行動できる先行が有利である。
こちらはバルチャイの準備をしつつ、ガラルファイアーを召喚。特性でエネルギー加速をし、こちらの準備も進める。うむ、なかなか強い初動だ。
対してさくやさんはディアルガvのみのスタート。ハイパーボールでコイルを手札に加え、召喚。そしてハイパーボールのコストで使った鋼エネルギーをディアルガvのワザで回収……
向こうも強い動きだ。次のターンには攻撃ができるし、控えのコイルは次のディアルガの為にエネルギー供給をできる……
ならば、と返しのターンでバルチャイをバルジーナに進化、さらにポケモンキャッチャーを発動しコイルを攻撃。
これは相手の脛を刈り取るようなものだ。後はディアルガvを倒せば勝ちだし、もし後続が出てきたとしても、育っていないためそのまま有利を維持できる。
だが、これには誤算があった。第一に、向こうのディアルガは十分に育ち、Vstarへ進化した。こちらのポケモンを一撃で倒すには十分の火力を持っていた。
後続ガラルファイアーvは一撃与えたものの、返しのターンで撃沈。さらに、こちらのエンテイvの引き込みが遅く、エネルギー供給も遅かった。こうして、エンテイvが動く為に少しターンがかかってしまったのだ。
とはいえ、ファイアーの攻撃で、こちらの攻撃さえ通せば勝ちの状況。向こうはサイドが残り3枚、バトル場には壁のコータスが居て、これが倒されれば、エンテイが攻撃。そうなれば勝ちの状況だった。
そこで、さくやさんは後続のポケモンを引き込もうとする。だがなかなか引けない。ディアルガvSTARの必殺技、スタークロノスまで使用した。追加ターンでもなにか引き込めないか画策していたが……引き込めないかったようだ。
ここで僕は、さくやさんの手札と場の状況から、生き残るプレイングがある事に気付く。これをすれば負けを引き伸ばし、ましてや勝ちまであるのだ。
果たして、気付くかどうか……
「あ!わかったぁ!攻撃しません!ターンエンドです!」
「おおっ!?正解です!俺のターン!ドロー!」
そう、答えは『攻撃しない』だ。攻撃すれば、壁ポケモンのコータスがやられ、エンテイが出てくる。しかし攻撃しなければ、エンテイを出す為の逃げるエネルギーが足りず、1ターンパスになる。
この1ターンを生き残れば後続のポケモンを出せる未来があるかもしれない。ましてや、『ボスの司令』というカードを引ければエンテイを倒し、サイドを取り切って勝ちとなる。
そう、純粋な勝ち筋なのだ。
とはいえ、ボスの司令はそうそう引けるものでは無いだろうし、次のターンには攻撃ができる。
「コータスにエネルギーを貼ってターンエンド」
「俺のターン!ドロー!……引いたぜ!ボスの司令!」
「なにぃ〜っ!?……対戦ありがとうございました」
引いたカードはまさしくボスの司令だった。こうして、シャンパンをさくやさんに空けたのであった。
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