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『百人一首』-相転移-カルタ

〈5 – 7 – 5 – 7 – 7〉というリズムの原基によって結晶化した『百人一首』は、すでに過ぎ去った平安時代の表象として山荘の襖に配列し、固体化しました。その後、カルタの輸入/介入により、上の句と下の句へと(句切れ捨象して)一様に切断され液体化します。〈5 – 7 – 5〉–〈7 – 7〉 それが今日、〈0〉と〈1〉の氾濫の中で、さらに切り刻まれて気体化し、世界的に消費されようとしています。


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