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自分をよく知る事が大切

書籍に何を聞くのか?それは、自分の今の状態とそうなった原因です。
自分を知ることは現状を脱出するための行動指針を立てる上で非常に大切です。
身近な例でいえば目的地があっても自分がどこにいるのかわからなければ進みようがないからです。

目的地まで進むための情報を書籍から得てください。

とは言っても、どの本を読めばそれが分るのかは最初は難しい問題です。
それに何を読み取ればいいのか分からないかもしれません。

残念な事に絶対にこれを読めばいい!という正解はありません。
表面上同じ事で困っていても、人それぞれ抱えている問題には性質の違いがあるからです。

何もできない大人が10人いれば、その10人が抱えている問題の原因や様相は10通り存在し、しかも1人の抱えている問題は1つや2つではないのです。

では何を基準に選べば良いのでしょうか?
気になった本を選んでください。
表紙を見て中身を覗きたくなった、タイトルが自分の問題そのものを表している、なじみのある出版社が出している、など何でもかまいません。

そんな選び方でいいのです。
初めからどれを読めばいいかなんて解るわけありません。
中を覗いてみて的外れなら本を閉じて戻せばいいです。

適当に本を手に取ったら下記のようにしてみてください


目次を見ます。
知りたい項目があるか探してください。
見つかればそのページを眺めて気になる単語や表現があるかどうか、ざっくり目を通します。
必ずしも最初から精読する必要はありません。

例えば目を通して「現実が大きらいで想像の世界に引きこもる」という表現があったとします。
まさに自分の事だ!と感じたら、その周辺を読んでみましょう。
そうすれば再び気になる単や表現が現れるので、それに関する部分を拾って読んでいきます。

もちろん、途中で他の本にチェンジしてもかまいません。

私の場合は「現実が嫌い」「人間が嫌い」「劣等感」「人を見下す」などの表現がまさに当てはまる表現でした。

それぞれについて調べてみると
「現実が嫌い」→「現実と理想のギャップが大きい、誇大妄想に取り憑かれている」
「人間が嫌い」→「他人は自分を傷つける意図を持っている」
「人を見下す」→「自分の存在価値に自信が無い」

そこから自己愛性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害の傾向があることがぼんやりと掴めました。

医師ではないので診断はできませんが(医師でも正確な診断は難しいです)自分の傾向を知ることはできます。
これが手掛かりになります。。

私が幼少期から社会的に排除され続け何もできないまま成人してしまった原因が家庭(両親の接し方)に問題があるという事がよくわかりました。

これまで何かがおかしいと思いながらも、「悪いのは自分自身」であって「親のいう事する事は正しい」という思い込みから自分を責めてきましたが、両親がそもそも人格に問題が山積みだということを知り、両親の洗脳から解き放たれました。

これが自立を後押ししてくれました。

あなたも、自分自身をただの出来損ないだとか、単純に性格が悪いだけだと思っていたりで治らないもの、今後どうしようもないものと諦められてこられたかもしれませんが、おそらくそうではありません。

立派に社会人をやっている同世代やコミュニケーション力を発揮して行動できる同期の学生たちのようになれた自分の姿を想像してみてください。

努力次第でそうなれるのならその方が絶対にいいはずです。
人は自分に力があるからこそ幸せになれるのですから。

少しずつでいいのです。
少し頑張る、疲れたから休む、逃げる、回復したらまた少し頑張る、というサイクルを繰り返して身に付けられるものを少しずつ身につけていきましょう。

原因を知ったからといってすぐに現状がどうにかなるわけではありませんが、今後の対策を立てることが出来ます。

人間は目標を持っていても「次に何をするべきか」が把握できなければ行動はできません。

漠然とテストで良い点を取りたいと思っていても試験に出る範囲や自分のレベルが分からない状態では対策できず、勉強に身が入らなくなり部屋の片づけを始めてしまうのと同じです。

まずは自分のことを深く知り、どうすれば良いのか見当をつける事がとても大切だと思います。