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「大人は楽しいぞ!」

2/12(月・祝)に、なかのZEROホールで行われた「RGがあるある歌い続けウエストランドがあるなしクイズし続ける会inなかのZERO」に行ってきた。

このライブが行われるのは2回目で、1回目が開催された後にウエストランドのファンになった私は、「伝説のライブ」という評判を聞いてずっと気になっていた。

そして念願の2回目の開催が決定した。ずっとずっと行きたいと思っていたので、その知らせを聞いて舞い上がったのだが、お笑いライブのためだけに1人で神戸から東京に行くのは、普段インドアの自分にはかなりハードルがあった。だからといってお笑いファンではない周りの人を気軽に誘うこともできない。しばらく買うことを躊躇する日々だった。

しかし、伝説のライブである。カラオケ音源を使用するため、配信はない。現地に行くしか見る方法がない。いろいろ考えた後に、「伝説をどうしても一目見てみたい」という気持ちが勝ち、1人でチケットを買った。

結論として、絶対に行って正解なライブだった。あの時チケットを買ったことは、自分の人生でいちばん褒められるべき行為だと思っている。

ライブの内容としては、お客さんからあるあるのテーマをもらい、それに対するあるあるを井口さんが言い、RGさんが歌い出し、その間に河本さんがフリップに書いたそのテーマのあるあるを、RGさんがサビの最後で披露するという流れだ。いったいどういう流れでこんなユニークな企画が思いついたのか気になって仕方ない。

このライブの素晴らしいところは、とにかく御三方のバランスが取れているところだ。

お客さんが出すテーマ(今回はかなりヘビーなのが多かった)に対してすぐにあるあるを言い出す井口さん。あるあるというかただの愚痴をひたすらピンマイクにぶつける。そんな井口さんを落ち着かせるように、テーマにぴったりな選曲をするRGさん。「それがあったか!」というあるあるを書いて場を落とす河本さん。全ての均衡が保たれている。やはりプロの芸人さんは凄い。

このライブは特に井口さんがかっこいい。ピンマイクにひたすら言葉をぶつける姿もロックシンガーのようだし、テーマに対する愚痴だけでなく、熱く語ってくれる場面もあるのだ。そしてそこには、井口さんの芸人哲学や人柄が滲み出ている。

特に最後の「大学生」あるある。このテーマを出した大学生の方をRGさんが舞台に上げて、井口さんがその方に向かって直接あるあるをぶつける形になったのだが、そのメッセージがとても良かった。

「不安とかあると思うけどまだ若いんだから何にでもなれるよ!」

「今日ここまで来た行動力があれば大丈夫だ!」

「僕もなんでもない大学生だったけど、20年経って1200人の人を集めてるよ!」

「大人は楽しいぞ!大人も大人で、嫌なところばかりじゃなくて楽しいってことをもっと伝えていかなきゃダメなんだよ!」


そしてそれに対する大人のお客さんの、共感のような温かい拍手。大学4年生で就職を控え、この先の人生に不安を覚えていた自分はとても勇気づけられて、胸が熱くなった。

この言葉と神戸から1人でこのライブに行った行動力を誇りに思って、地に足をつけて努力し、やりたいことをやり尽くす人生にしようと決心した。久しぶりにとても熱くなったイベントだった。

このテーマに対する河本さん(高卒)の書いた大学生あるあるは、「大学生も楽しそう」だった。落とし方が最高すぎる。

本当に生で堪能してこそのライブだった。
またこのライブがあったらぜひ行きたい。いずれ東京ドームでやってくれますように。


P.S.
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