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8月23日

 夜間まで作業予定だったので、11時頃に起床。目を入れて仕事へ。

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 22時半頃に作業が終わり、退社。23時45分頃に帰宅した。一時期は9時から23時まで作業するというのが恒常化していたので、それに比べたら全然体力的にも精神的にも楽なのだが、それでも帰宅してあと数分で今日が終わるとなると気落ちする。気を強く持って行きたい。やりたいこともたくさんあるし、それをするために買いたいものもたくさんあるので、労働は必要である。

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 帰宅したら『RED WING』のブーツレースが届いていた。いわゆる靴紐である。
 僕はこだわりのない人間なので、純正品を買うことが多い。……みたいなことを言うと、大抵の場合「それって逆じゃない?」と言われる。
 僕の感覚が一般的な感覚とズレていることは小さい頃から理解しているし、成長するにつれて「ここは別に意固地にならなくて良いか」という部分は結構「一般に合わせる」ようにしているので、一般的な感覚は後天的に身に付けたつもりだ。なので上記についても「一般的には確かに逆かもな」と思うのだが、あえて純正品を買うことについての主張は一般には合わせていない。なんというか、感覚的に「純正品を買うやつはこだわりがない」の方が僕の中ではしっくりくるからだ。
 僕は結構ブランド志向な人間である。というのも、ブランドは『規格』がしっかりしているので、そのブランドで揃えておけば無駄な苦しみを負わずに済むのだ。例えばMacを使っているからiPhoneを使っているし、よほどのこだわりが無ければそれに適応する周辺器機を利用するようにしている。ケーブル類や変換器機も、Appleの公式サイトから買うようにしている。多少値は張るのだが、面倒くさがりだし、こだわりがないので、そうしている。

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「こだわりがあるから純正品を使うんじゃないの?」
「こだわりがないなら、安いもの買えば良いんじゃない?」
 そんな意見が聞こえて来そうだが……違うのだ。僕は面倒くさがりだし、こだわりなんてない。「ちょっと安い値段のサードパーティ製品を買う」より「多少高くても純正品」を買う方が、絶対的に楽が出来るのだ。その辺の感覚が、あんまり人に伝わらない。何故なのだ。違うんだ。僕はこだわりなんてないんだ。許してくれ。僕はカスタマイズに対して意欲的ではないし、自分なりに工夫したり出来ない。自分のセンスに対して、それほど自信を持っていない。なので、大抵の買い物は「名が知れているブランド」や「既存の所有物と互換性のある純正品」を買うのだ。こだわっているんじゃない。全然真逆なのだ。
 例えばそう、コンシューマゲーム機を持っていたとする。PS5とかでいい。PS5で遊んでいて、友達と遊びたいから2つめのコントローラを買うとする。そんな時、僕は絶対にSONY製の純正品のコントローラを買う。「たまにしか使わないし、サードパーティ製品でいいか」とは絶対にならない。なんでかって、分からないからだ。「互換性がある」と言われても、全然信用出来ない。「互換性がある」と謳っていながら、たまに動作不良などを起こしたとする。そんな時僕は絶対「ああ、変な欲を出してサードパーティ製品なんか買わなきゃ良かった」と思うのだ。これが純正品であれば「純正品なのに動作不良するということは、不良品だな。サポートセンターに問い合わせよう」と腰が上がるのだけれど、サードパーティ製品だと「ああ、やっぱり……仕組みも理解してないのに変なの買うんじゃなかった……」みたいな気持ちになって、泣き寝入りするのが目に見えている。

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 純正品を全て信頼しているわけではもちろんないけれど、名の知れたブランドの製品を買うと大抵サポートもしっかりしているし、作りもしっかりしているし、後悔する確率は少ない。にも関わらず、数百円から数千円の金額差のために「互換性は大丈夫か」「使用者のレビューはどうか」「実際、長く使えているのか」みたいなことを調べることが出来ない。時間がもったいなすぎるのだ。そういうことを好き好んで出来る人は、僕から見ると「こだわりがある」人だと思う。安く済ませるためにわざわざ労力を惜しまずに調べ物が出来るのだから、相当こだわりがあるんだなぁ、と思う。
 特に調べたりせず、同じ形状で安いからこちらを買う……というパターンの人は単に「考えなし」だとは思うが、本来はそれで良いとも思っている。存外、そうやって「考えなし」に買い物をした方が人生は上手く行くものだ。だが、僕は万が一買い物で失敗した時に「ああ、なんでちゃんとしたものを買わなかったんだ……」と後悔してさらに時間を無駄にするので、純正品を買う。そういう人間性を、僕は「こだわりがない」と思っている。「純正品にこだわっている」のではなく、「こだわりがないから純正品を選ぶ」だけなのだ。この辺の感覚が、なかなか伝わらない。これだけ吠えても結局伝わらないだろうけれど、書いてみた。全然日記とは関係のない記事になってしまったが、今日は仕事しかしていなかったので仕方あるまい。

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 たまにお金をたくさん持って全身同じブランド品で固める人がいるけれど、あれも僕は「こだわりがない」タイプの人だと思っている。まあ、本当に全身を特定ブランドで固めるのはどうかと思うが、その辺はバランス感覚だろう。
 もはや「ギターはGibson」とか「ジーンズはLEVI'S」とか「靴はRED WING」とか、僕の人生は決め打ちになっている。これは「こだわりが強い」のではなく、「自分の人生で色々使ったけど、結局もうこれでいい」という確立がなされたからなのだ。割と保守的というか、冒険しないタイプと言える。まあもちろん、若かりし頃は色んなブランドのものを試したし、その上での決定なのだが、一度「良い!」と思ったらもうずっとそれでいい、という、性格的な問題なのだろう。
 良く言えば一途、悪く言えば保守的。
 そんな感じである。なんだ今日の記事は。日記でもなんでもないぞ。
 まあとにかく、そんな感じでした。寝て起きて、また働くことにします。

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