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8月25日

 朝7時に起床して、キウイとヨーグルトを食べて出社。言葉だけ見ると洒落た朝食に聞こえるが、実際には輪切りにしたキウイを直接スプーンでこそぎ、中身が半分残ったヨーグルトのでかい容器に投入し、一緒に食べたと言うもの。5時間睡眠で時間のない中やってる朝食としては個人的には高得点だが、それを食べている姿は人に見せられたものではない。

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 昼休憩は珍しく、すき家に行った。すき家に行くのが珍しいのではなく、出社した日に昼ごはんが食べられるのが珍しいという意味だ。ランチメニューの、「とりそぼろ丼おしんこランチセット」的なものを食べた。500円。ちゃんとお昼ご飯を食べるとやる気がみなぎるので、本来であれごはんは3食ちゃんと食べたいところだ。体積増加の悩みと表裏一体ではあるが、自分の人生を楽しむためにはエネルギーと栄養の摂取は重要であるのだ。

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 日曜日にモニタースピーカーを買ったわけだが、意識していなかったメリットを得られたので書いておく。
 元々、僕はMac用のRealForceを使っており、Mac用と言うだけあってファンクションキーがMac用にカスタマイズされていたのだが、7月頃にメインキーボードをHHKBに変えた。すると、ファンクションキーが使えなくなった。まあ正確にはHHKBでも複数のキーを同時入力することで同様の効果が得られるのだが、無刻印のキーボードで自分の感覚に入っていない「複数キー」を同時押しするのは面倒だし、そもそも複数キー同時押し自体が面倒くさい。そんなわけで、「iMacのスピーカーの音はトラックパッド操作」して「ヘッドフォンの音量はオーディオインターフェースで調整」という生活を1ヶ月ほど送っていた。で、僕はこのことにあんまり「不便さ」みたいなものを感じていなかった。
 が……モニタースピーカーを買ってからは、PCの音が全てオーディオインターフェースを通じて流れるようになった。つまり、音量調節をしたい時に面倒な操作をしたり、「スピーカーとヘッドフォンの切り替え」みたいなことを考えずに済むようになったのだ。僕は音量はやっぱり物理的な操作で上げ下げしたいタイプなので、思いも寄らぬ収穫を得られて喜んでいるところである。こういう、タナボタ感のあるハッピーを得られると、嬉しくって小躍りしてしまいところが僕にもある。実際、これに気付いた時は満面の笑みでひとり踊った。悲しき33歳独身男性の全てが詰まった光景だったと思うと、録画していなかったことが悔やまれる。

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 僕が使っているオーディオインターフェースは「Apollo Solo」というものである。画像はヘッダ画像を参照されたい。これ、ボタンがいくつかついていてよく分からない仕組みだし、僕自身も全てを使いこなせるまで使い込んでいない。が、音量操作面は割と楽だ。
 ヘッダ画像を参照と言ったが、戻るのは面倒だと思うので画像をもう一度載せておく。

 写真右側にある「デッカイまるい灰色」は、ボリュームコントロール用のノブになっている。これを回すと、緑色のメモリが連動して点灯し、右側に行くほど音量がでかくなるという仕組みになっている。
 写真中央にも上下方向のメモリがあるが、こちらはいわゆる「音圧」やら「音割れ」やらを確認するためのメモリとなっている。で、その上下に『MONITOR』と『HEADPHONE』という文字があり、写真の一番右下についている『MONITOR』というボタンをクリックすることでどちらかが点灯するようになっている。つまり、「モニタースピーカーの音をマックスまででかくした!」状態且つ「ヘッドフォンの音量が最小である」という状態でスイッチを切り替えると、「デッカイまるい灰色」の周辺にあるメモリは最大になったり最小になったりする。「音量の上げ下げ」という目的のために使うインターフェースはひとつなのに、ボタン切り替えでどちらにも融通が利き、且つデジタルメモリなので「スピーカー状態のメモリの位置」と「ヘッドフォン状態のメモリの位置」を個別に記憶してくれているわけだ。割とアナログ器機が好きな人間だが、こういう利便性をまざまざ見せつけられると、「デジタルって便利ダナァ」という感情になる。

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 ……ここまで書いたが、そもそもオーディオインターフェースに興味がなかったり音響に興味がない人からしたらよくわかんねえ日記だと思うのでここまでにしておく。僕は自分の興味の及ぶ範囲の話は延々としてしまうお喋り人間なので、自発的にセーブしないとよろしくないのだ。

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 仕事は20時半ころに切り上げ、22時頃に最寄り駅に着いた。今週は割とトップスピードで労働していたし、明日は在宅勤務だから普段より多めに眠れるというところも手伝って、久しぶりにひとりで飲みに行った。飲みに行ったというか……晩飯を食べに行った、という方が正しいか。以前のような馬鹿な飲み方はせず、生ビールを一杯だけ飲んだ感じだ。
 お昼にすき家に行っておいてアレだが、普段の僕は「米、納豆、キムチ、卵、野菜」みたいな食生活をしている。変わり種として「フルグラ」とか「パスタ」とか食べるが、基本は質素な食生活だ。なので、あんまり脂っ気のあるものを食べない——というか、家でそういうものを作る術を持っていない。
 そういう人間にとって、飲食店は非常に助かる。飲み屋街に住んでいるというのもあって、気力さえ出せばすぐに飲みに行ける。今日は『しらすおろし』と『地魚の天ぷら」をいただいた。「茹でたしらすと大根おろし」と「鮎とかその辺の天ぷら」である。これにお酒とお通し代がついて、2,600円くらいだったか。1人前の晩酌としては高い気もするが、まあたまにのことなので良いだろう。それに明日は給料日なので、月に1回くらい飲みに行った方が健全かもな……という気もしている。何がどう健全なのかは自分でもよく分からないが、こう……性格的に「突き詰めた生活するなら月に2万円あれば暮らせる!」みたいな思考に至ってしまうので、どこかで遊びというか、「労働していることで得られるちょっとした自由」みたいなのを味わっておかないと考え込んでしまうのだ。良くない性格である。
 1時間程度飲み食いして、支払いをして、徒歩2分ほどで帰宅。シャワーだけ浴びて、とりあえず日記を書き、今日は久しぶりに8時間と少し眠る想定。明日を乗り切れば楽しい休日となる。
 SNS休止の生活もそろそろ終盤に差し掛かってきたが、毎日日記を書いていたのであんまりSNS離れしている感覚はないかもしれない。が、1日にしたこと、考えたこと、達成出来たことを1日の終わりに振り返るという生活を続けたおかげで、割と記憶に残る夏が過ごせたのではないかと思う。
 これを機にSNSから卒業……とかも考えたが、ルールにルールを上乗せすると息苦しくなるので、予定通り9月からはまたSNSでわーわー騒ぐことになる予定。

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