見出し画像

朝凪

母は出ていき、父は亡くなった。
その話は既にしたと思います。
私は、その頃から憎悪と、日常に戻っていきたい……日常とは、一つの感情に縛られないことを指します。
身近な人と笑いあって、肩をたたきあったり。オシャレを楽しんだり、好きな人ができたり。嫌なことを誰かに吐き出してしまったり。それでも、同じようなことが続く平凡なありふれた……でも、そこの下に様々な感情があること。時に咲き乱れて、時にしぼんでしまうような……そんな生き生きとした様が日常で。私はそんなものに憧れていました。

もちろん、周囲とうまくやっていくためにそれ相応の努力はしている。
不格好ではない程度の服装をしていると思うし、ファッション雑誌やネットニュースを見たりと情報収集はしているし、
最低限、食べるに困らない程度の勉強などもしている。
生きている果てに何を見出すか……その答えが、その感情である。
出発点が人と違えば、こうも違うのだ。
ただ、現実的に個人で宗教法人に立ち向かっていくのは無理があると思わられる。だから、諦めたい気持ちもあって、中途半端に煮えている私がいた。

とある宗教団体がなくなり、その代表となる人物が一つのピリオドを打ったニュースは私も聞いています。
そのニュースの中で、私と魔法の存在がどれだけ絡んで、この先に至るまでどう絡むかは伏せておきます。
読んでくださっている方に想像の余地を取っておきたいのと、私の人間性を探られてしまうのが怖いからです。
実はもう一つお願いをしています。それは「自然な形で神様を消してほしいこと」。
放っておいても、残された団体の人が類似の宗教を設立してしまうことは明確です。
それは私の望むところではありません。彼ら彼女らの中にある、あの神様を忘れない限りは、どうにもならない事と思われます。
思想の一つそのものを消す。それが何をもたらすかは私にも分かりません。
ただ、今は一つの結末を一旦迎えられたことに喜びを感じています。

私は日常に戻れる気がしています。
憎悪と、日常に戻るべきだという声が入れ替わり訪れる。その中で、反則だけれど、一つの望みは叶えられました。
そのことに夜明けと、穏やかな気持ちを戻るのを感じたのです。
明日は何しよう?バイトがあるんだよね。その後は?
〇〇ちゃんや、▽△ちゃんとも遊びに行きたいな。
羊君は彼女さんと遊園地に行ったりするのかな?
のろっちは今年も彼女はできなさそうだな。
くだらないことを考える夜中に
ぐっすり眠れた夜中。
おはよう、朝だよ。そう言ってくれる人の妄想とか。
日常ってこういうことかもしれない。
決めた。
今年は海に行こう。
大洗の水族館で魚を楽しんで、波際をピチャピチャ楽しむんだ。
そんな無邪気な想像を楽しめる日常を今は大事にしていきたい。

2024年 文披31題 day24 朝凪

後書き
最後の文章はさりげなく茨城県アピール。
大洗水族館はいいぞ、と茨城県民から。
夏にはライトアップとか行う時もあるんだぞ、と。
多分、喜多さんは後日の『焦げた』あたりに書こうかなーと思います。
海に行って肌を焦がしたのか、料理を焦がしたのかで迷っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?