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ボタン/スイッチについての様々


あったらノベルズ様からのお題『優しき、君に、させたゆえ。』です。
普段は映画の広告のような返しをするのですが、今日はちょっと考えさせられたので。
こちらで言い訳をゴニョゴニョと。

「仕方なかったこと」を悔やむことは誰でもあります。小なり大なり。
個人的な些細なことだったら共感を示せますが、下3つとかは簡単に共感を示せるものでもないですよね?
上の例に限らず、人身事故を起こしてしまった車掌さんとか、神風特攻隊として自殺と殺人を同時に行うことをした彼らとか。

言い訳したかった部分はそれを良い悪いとかそういう話をしたい訳ではないってことと、政治的な意図はないと言うことです。
例えば、人身事故だって、車掌さんは仕方ないとは言え、「迷惑かける死に方しやがって」とか「そんなことより私遅れるの困るんだけど」とか
自殺を選んだ人のことを思うと思いやりにかける言葉かもしれませんが、多くの彼ら彼女らだって困ってしまっているのです。私だって現場に居合わせたら困ってしまいますし。

死刑もなかなかスピードよく行かない辺りが決定する人の苦悩を感じさせます。
「早く◯せ。俺らの税金で食ってるんだから」そういう言葉を発してしまう人もいます。一見酷薄な発言のように見えますが、
死刑に至ってしまった経緯があり、中にはそう言いたくなる程に、聞いているだけで言葉を失うような事件もあります。

あと原爆のボタン?スイッチ?キーボード?
それは分かりませんが、その作戦を考え、決定し、指示した人物ら。
実行した人と色んな人物が関わっているでしょう?
実行した人は原爆の結果を見て、苦しんだのでしょうか? 喝采したのでしょうか?
戦時中とはいえ、彼だって今を生きていれば優しい一市井だったかもしれません。

様々な立場を考えると、私ごときが善悪を語れる問題ではありません。じゃあ、「戦争を賛成するのか?」という極端な質問には「政治的な意図はない」とだけ答えておきます。
ここに挙げた彼らにも優しい一面があるとは思うのです。
だから「優しき、君に、させたがゆえ。」苦しんでるかもしれないと。そんな松本の想像からの言葉でした。

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