最小と最大と限界
世界は広い。
それは分かる。
宇宙は果てしない。
そうかもしれない。
原始は最小単位。
そう習った。
でも、考えて欲しい。
中医学の考え方のひとつに「天人合一思想」というものがある。
これは人体をひとつの小宇宙として捉え、
自然(宇宙)の摂理が人体に大きく影響を及ぼし、人体の変化は自然の摂理によるものと考える思想のこと。
体も一つの宇宙なら
僕らの心もきっと宇宙そのもので
ジョハリの窓をみれば、未知の窓が残っている。
原子が最小単位だというのはあくまでも今の科学の話で、
歴史を振り返れば、エーテルと呼ばれるものが宇宙に存在すると言われた様に、可謬性を秘めたものだから、より最小の概念がみつかる未来があるかもしれない。
銀河系という言葉があるなら、他の系はあるだろうか?
どれだけあるんだろうか?
と想像はしたことがないだろうか?
僕ら人類だって、動物界、せきつい動物門、ほ乳綱、霊長目、ヒト科、ヒト属、ヒト、となるように。
僕らが知らない高次元。人間が作った神様よりもっと知らない次元があるかもしれない。
だから、地球も高次元から見れば、そんな細かい分類のヒトのような部分に当たるかもしれない。
アニメを見るのだって、細かく声優を見るか、脚本を見るか、監督を見るか色々あるんだろう?
それと同じように各ジャンルで様々な細分化、専門化されている中の僕らどれだけ把握しているだろう?
図書館に行くだけで細かな分類に驚かされるじゃないか?
最小にも宇宙。
最大にも宇宙。
僕らにも宇宙。
宇宙を超えた何かの概念たち。
そんな高精細で、高密度で、多層的な世界で有限で微小な存在だけれども。
パンをかじりコーヒー飲みながら
小さな明日を生きる僕にも
希望が残されているのは
きっと世界のことが分からないからなんだ。
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