見出し画像

今更ですが、タイトルロゴ作りました。

本編前に。
25日目とラストまであと6日を記念して
フリー素材でタイトルロゴを作りました。
作ろう作ろうと思っていたのですが「ゴツゴウシューギ。ラミパスラミパス。ドートデモナーレ。どーでもいいかー」が発動したから仕方ないと思います。
本当に便利だと思います。この設定。

魔法少女 タイトルロゴ

1人も少女が出てきていない作品ですが、タイトル詐欺やってみたかったの。男のロマンなのです。ではでは、本編をば。

二礼二拍手する羊。
若干寂しさを感じさせる小さな佇まいの神社。
その神社の本坪鈴(ほんつぼすず)の音はカラカラとこの神社の寂しさも感じさせるようで。
自分が威勢よく鳴らさないためもあるのだろうか。
地元の人は、皆ここの氏子ということになっているらしいので、お願い事があると来てしまう。
魔法には頼らない。神様にはお願いする。願掛けというより決意表明のようなものだったりする。
「何をお願いしてるんですかー?羊兄さん」
と賽銭箱の影から顔を出したのはチャーミーさんだった。
「んー。ちょっと彼女とのことで。それより、何でここにいらっしゃるんですか?チャーミーさん」
部屋にじーっとしているのも暇だし、いつもの南風に行きたいけど、喜多も、のろっちも捕まらなかったとのこと。
(あんまり野呂亮の金を使うのも申し訳ないなーというのと、喜田さんが魔法のお礼に南風のケーキセットを奢ってくれるのがあったのですが本当に都合が悪かった……と説明口調の天の声)
で、仕方なく誰も来なさそうな賽銭箱の日陰にいたことを話してくれた。そこに偶々?僕が来たらしい。
「……って訳なんだけど、洋くん。良ければ、彼女さんのこと、事情次第によっては魔法で叶えられるよ?」特段、重い事情がなければ、実はそんな影響がない。この年の男女が付き合おうが、別れようが、そこまでね。
「いえ、やめておきます。自分の言葉で伝えないと意味がないんです」
「自分の言葉?何を伝えるの?」
「卒業後のことを聞きたいんです」
「卒業後? 羊君は彼女とどうなりたいの?」
「そうですね。どういうところで働きたいか伝えて、2人で一緒になろうと話したいんですが、勇気が出なくて……」言葉が止まる。
鳥居に洋がいる。なんで?????????? 
チャーミーさんがニヤっと笑いながら、手のひらをポッと光らせる。
魔法で呼んだとのジェスチャー。やってくれるよな。
「あー、羊君ー」手を振りながらテトテト近寄ってくる。
(チャンスをモノにしろよ)僕にボソッと耳打ちするチャーミーさん。
分かったよ。見てろ。やってやる。僕は顔を引き締める。
「洋」名前だけ呼ぶと、僕の顔を見ると
「はい!」とビシッと気を付けして立ち止まる。
その態度に、僕はそんな真剣な顔をしていたのかな?と思う。
「明日は暇かな?」
「はい!暇です!」ビシッと警察風に額に手をあてての返事。なぜ、敬語?「明日、一緒に買い物に行きたい」これが今日の僕の精一杯。
「うん。わかったー。何時に家出たらいい?」いつもの様子に戻る。
家は近くだから、二人で会うときは、僕が待ち合わせ時間に洋の家に行く。
「んー。店開く時間もあるし、早く会いたいのもあるから9時くらいでいい?」
「うん。いいよー」
(早く会いたいはサラッと言えるのね)チャーミー驚き。
「じゃあ、これからどこか行く予定だった?」と洋に聞く。
「んーん。ただの散歩」
「なら、一緒に歩きたいな。ダメ?」
「いいよー。フフッ」微笑む洋。
2人で神社を後にする。
……魔法で洋ちゃん呼ばなくても、自分でどうにかしそうだな。ありゃ。
喜多さん以外は今年はそんなに魔法使わずに済むなー。
「手繋いでいい?」
「ん、いいよ」
君らの間では、それいつも通りのやり取りなのかもしれないけど。

爆ぜれば良いのに。

とチャーミーと、天の声と、作者の心の声。


2024 文披31題 day25 カラカラ

後書き
筆がすすまないなー。でも、深夜2時とか、鉱石とか、この2人向けのお題だよな。頑張るかー。
彼女が思わず気を付けした理由は、明日にて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?