Creative Cascade、Mississippi River、あるいはギャラクシーカスケード簡易ガイド


・はじめに

 はじめまして。Magic OnlineではF2104で活動しているものです。
 今回はレガシーに存在するCreative Cascade、あるいはギャラクシーカスケード(海外ではMississippi River)と呼ばれるデッキについての簡易ガイドを書いていこうと思います。
 実績としては下記リンクにある通りでレガシーチャレンジ64優勝、あとは2024年2月~4月期で5-0が十何回かです。正直覚えてないのでMtgGoldfishさんで「F2104」で調べてもらえると実績が出て来ると思います。
 なお記事は全文無料で読めますが、最後に寄付を飛ばせるようになっています。お役に立ちましたら適当に飛ばしてもらえれば幸いです。
(記事内では主に下記リンク先のリストをサンプルリストとしています。記事内では《紅蓮操作》の使用法について解説していますが、これは対ゴブリン用の趣が強いため、今使う場合には《激情》と適宜入れ替えてください)

・そもそもなんで今書くんですか? 優勝したの3月じゃん?
 デッキ性質上、プレイガイドが秘匿されていた方が勝率の伸びるデッキだったからです。
・じゃあなおさらなんで今書くんですか?
 MH3のメタカードが全部ガン刺さりして使用率の大幅な低下が見込まれるからです。このままだとデッキ自体の存続が危ぶまれるため、デッキガイドを公開し知見を広く共有することに決めました。面白く、またデッキ強度も見た目よりは強いデッキですので、このガイドを読んで使用者が増えてくれるのであれば幸いです。
 もちろんこのデッキを対策するために使っていただいても構いません。
(なお自分が主だってプレイしていたのは2024/2~4環境です。《"Name-Sticker" Goblin》の禁止後環境に沿った記事ではないのでご了承ください)

デッキ概要

・そもそもどういうデッキなの?
 2T目に土地二枚から(1)(R)(G)か(3)(R)を出し、《暴力的な突発》《混沌の辛苦》から《ティボルトの計略》へと繋ぎ、続唱や発見などでデッキ内のスペルを掘りつくす土地土地スペルの三枚2killチェインコンボです。
 従来のギャラクシーカスケードと呼ばれるデッキとの違いは速度とカウンターへの耐性であり、ギャラクシーカスケードは速度は遅いがカウンターに強く、Creative Cascadeは速度が速い代わりにカウンターへの耐性は若干低いです。
 また相手の横並びに関しては《Call Forth the Tempest》が一掃してくれるため、ブロッカーが多すぎるなどの心配は基本する必要がありません。
 最終的には《創造の技》がスタックに乗った状態でデッキ内の呪文が《頂点壊滅獣》か《エムラクール》の二択になる状況を目指すことになりがちです。
 得意なデッキは青くないフェアデッキ全般。青いフェアデッキも微有利くらいの印象です。逆にド不利なデッキはwillを要する高速コンボデッキ(セファブレ、Doomsdayなど)です。

基本キープ基準

 2ターン目に《暴力的な突発》か《混沌の辛苦》が打てる手札。先手の場合1マリ後は3t目に《突発》《辛苦》《創造の技》が打てる手札でキープしてもOKです。(ただしあくまで妥協案ではあります)
 優先的に戻すのはデカブツ。ただし打てそうなもの、主に《Call Forth the Tempest》については優先的に残していきましょう。
 戻す順番には一定注意が必要で、《ティボルトの計略》の後に戻すカードは基本的に墓地に落ちる(ex.《エムラクール》を《計略》の後ろにして戻すとライブラリーのリシャッフルが計画的に行える)、続唱の後に戻す低コストのカードは続唱で唱えられる可能性が高い、などを意識しながら戻すとよいです。
《ティボルトの計略》は基本的に戻します。ただし相手が青いデッキで《突発》+《計略》ができそうなら残してもよいです。

プレイ方針

プレイ方針:共通

 《ティボルトの計略》は「土地と“打ち消したカード”以外」が捲れるまでライブラリーを捲るため、打ち消す対象は考えたほうがよいです。特に《混沌の辛苦》→《暴力的な突発》→《計略》と捲れた場合、基本的には《突発》を打ち消す対象に選択すると得ができます。
(再び《辛苦》が捲れた場合、同じ流れでデッキ内の外れを減らせる可能性があります)
 ただし続唱中に片方がすべて見えた場合においては、もう片方を打ち消すことで外れを引く確率を下げることができます。積極的に狙っていきましょう。
(ex.墓地に《突発》が三枚、スタック上に一枚ある場合、スタック上の《辛苦》を打ち消せばデッキ内の《辛苦》は無視して捲ることができる)
 《突発》《辛苦》《創造の技》がそれぞれ手札にある場合、《創造の技》を打つのは可能なかぎり後に回しましょう。《突発》や《辛苦》でデッキ内の《突発》《辛苦》《計略》を減らしておくと《創造の技》で捲れる外れを減らすことができます。
 《計略》で《計略》が捲れ打ち消す対象がない場合、基本的にその《計略》は打たないほうがよいです。
 他の様々な事例にも言えますが、デッキ内の《計略》の枚数はできるだけ高く保ちましょう。
 《エムラクール》を墓地に落とすことによって墓地の《計略》をライブラリーに戻し、本来死に札になっていたライブラリー内の《突発》や《辛苦》の価値を取り戻させることができます。《計略》で偶発的に落ちた場合やエムラクールが二枚以上捲れた場合は積極的に活用しましょう。

プレイ方針:青くないデッキに対して

 2ターンt目からぶっぱが最優先です。特に《辛苦》はハンデスされても打てるバケモン始動札なので積極的にキープしましょう。
 一発目が不発に終わった場合二発目を打つことになるので、土地は残せるなら残したほうが安心。

プレイ方針:青いデッキ全般に対して

 青いデッキを相手にした場合の手打ち《Call Forth the Tempest》《頂点壊滅獣》は非常に強力なので積極的に狙っていっていいです。《不毛の大地》等があるため易々とは打てませんが、万一ロングゲームになった場合はきちんと念頭に置いておくべきルートです。
 手に持っている《ティボルトの計略》は“カウンター”です。相手の高速クロックやエンドカードに対して打ち消しに行く、相手のカウンターに対して上からさらに仕掛けに行く、などの運用が可能です。積極的に仕掛けていきましょう。
 《突発》を打つ場合は基本相手のターンに打つべきです。《Force of Negation》ケアのほか、相手のマナを倒す役割も期待できます。
ただし「青いコンボデッキ(ex.Doomsday)」に対してはメインに打ちましょう。

プレイ方針:《目くらまし》のある青いデッキに対して

 相手のキルターンから逆算して余裕のある場合には絶対に《目くらまし》のケアをしましょう。こちらのメインデッキには《計略》が三枚しかないため、その三枚を使い切ると《突発》《辛苦》は完全な無駄牌になります。そのような自体を防ぐため、《目くらまし》は完全に腐らせ、メイン四枚のハードカウンターである《will》を吐かせることが重要です。
 前述の理由から相手が島をコントロールしていない(ex.フェッチを切った直後)場合には目くらましをケアしなくてもいいです。
 ただし手札に土地がない、3t連続で発射できるなどの場合においては《目くらまし》のケアをしなくてもよいパターンもあります。相手の手札枚数と相談して発射するか決めましょう。

プレイ方針:《目くらまし》のない青いデッキに対して

 《目くらまし》の入っていないコントロールデッキにはフルタップの際に仕掛けるとよいです。マナを使用するカウンターは1:1交換にしかなりませんが、フルタップの場合《Will》で1:2交換を仕掛けられる可能性があります。

プレイ方針:補足

・黒いデッキに対して
 《絶望の力》には注意しましょう。解決策としては《エムラクール》を複数回唱え、《絶望の力》後は《エムラクール》の能力でデッキを回復、しかるのち大量に得た追加ターンで勝ちに行くとよいです。

・白いデッキに対して
 《孤独》《力線の束縛》などで《エムラクール》に対処されることも多い相手です。《エムラクール》が捲れても油断はせず、過剰打点を作っていくようにしましょう。

・青白を含むデッキに対して
 メインサイド共に《時を解す者、テフェリー》には注意しましょう。この場合《目くらまし》ケアを捨ててでも《テフェリー》より前に火種を連打すべきです。《Will》を吐かせられずとも3ターン目より前に《目くらまし》を使わせられれば、《テフェリー》のターンを1ターン後ろにズラすことが可能です。
 また《テフェリー》が入っているデッキに対してはむやみに《創造の技》を実演しないようにしましょう。これは後述する各種妨害に対しても同様です。(ただしデッキ内の状況を鑑みて実演せざるをえない場合もあります。常にリスクとリターンを考えて実演するかを考えましょう)

・コンボデッキに対して
 相手が青くても青くなくても自分のメインに仕掛けた方がよいです。ターンを返すといくら生物を並べても追加ターンをとっても飛び道具で負けてしまいます。
 1killが出来るようなコンボデッキは場のパーマネントがゼロからでも完走可能なため、《エムラクール》に対する信頼度が下がりがちです。よってサイド後《エムラクール》が抜けることもしばしば。

使われて嫌なカード:サイドボードガイドの前に

《不毛の大地》+《世界のるつぼ》《壌土からの生命》《ラムナプの採掘者》などの恒常的な使いまわし

 サンプルリストでの対処はほぼ不可能です。《虚空の力線》で対処できないこともないですが、その手のデッキは《力線》のみで止まるデッキではないため、積極的には入れたくないです。ただし相性差が最悪な土地単に対しての後手のみ、《黒力線》のサイドインを行います。
 《不毛》のみ、あるいは《ウィザーブルームの命令》での使いまわし程度なら対処する必要はないです。

《ガドック・ティーグ》《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》《エメリアのアルコン》《スレイベンの守護者、サリア》《選定された平和の番人》

 生物での対策。《嘶くカルノサウルス》、またサンプルにはありませんが《激情》などで対処可能なので、緑主体のデッキや青白のデッキ、また白系のプリズンデッキと当たった時は必ずサイドインしましょう。一部は《紅蓮操作》でも対処可能ですが、そうでない相手もいるので油断は禁物です。ただし《ガドック》は《紅蓮操作》で処理できないため、どうしてもきついのであれば《激情》との入れ替えをオススメします。
 《ガドック》のみ《突発》→《計略》→《頂点壊滅獣》or《エムラクール》で無理やり突破もできます。どうしても厳しそうなときの最後っ屁として覚えておくと楽です。

《魂なき看守》

 特殊な生物対策。こちらのほとんどの行動を諫められるためきちんと除去したいです。これが入ることが予測されるマッチではきちんと《母聖樹》を抱えておきましょう。

カウンターの増量

 《ティボルトの計略》の増量や《嘶くカルノサウルス》の増量によって投げられる回数を増やし対処します。プレイ面だと特に《Call Forth the Tempest》が相手に1枚で2~3枚の対処を要求できるのでお得。

《もみ消し》

 カウンターとして使用される場合にはデッキ内の《計略》の枚数が減らないため脅威度の高いカードではありません。
 ただし《カルノサウルス》や《母聖樹》の誘発を消されると厄介であるパターンが多いため、それらを使っての対処をするときは浮いている青マナに注意してゲームを進めましょう。

《外科的摘出》

 対処不可能です。ただし《暴力的な突発》を構えながら《混沌の辛苦》を打つなどのプレイで一定の対処は可能です。基本は諦めたほうが楽。

《抵抗の宝球》《三なる宝球》《アメジストのとげ》《虚空の杯》X=2

 コスト増加系の置物。《耐え抜くもの、母聖樹》や《鋳塊かじり》で対処していくことになります。ただし相手デッキにアーティファクトが少ない場合、無理に《鋳塊かじり》までサイドインしないほうがよいです(外れが増えることになるため)。逆に《血染めの月》などとの合わせ技で使われると《母聖樹》が使えなくなるため《鋳塊かじり》が必須になります。

《罠の橋》

 攻撃制限。上記と同じ対処をしていくことになりますが、《エムラクール》で一定のターン数を取った後追加ターン中に《母聖樹》を引けばいいだけなので、無理に《鋳塊かじり》をサイドインする必要はないです。前述と同じ理由で《血染めの月》との併用が考えられる場合には絶対に《鋳塊かじり》をサイドインしましょう。

《耳障りな静寂》(静寂の呪い)

 主に《母聖樹》で対処していくことになります。また《創造の技》のコピーは唱えたことにはならないため、《創造の技》を実演しそのどちらかで生物を引き当てるといった強引な突破方法もあることは覚えておきましょう。

《エレファント・グラス》(プロパガンダ系)

 追加ターンでマナを用意し《エムラクール》で一度殴れば問題ありません。恐れず行きましょう。

《一つの指輪》《Glacial Chasm》

 同上です。《エムラクール》と《CFtT》で盤面を更地にすれば相手は何もできません。

《カラカス》

 《エムラクール》と《大渦の放浪者》の二体を出せばどちらかが通ります。また《エムラクール》の横に何体か生物が並んでいるなら《エムラクール》のみでも追加ターンにて対処可能です。

《血染めの月》

 《突発》こそ打てませんが、《辛苦》《創造の技》は土地を並べれば打てるため単体ではあまり問題にはなりません。サンプルリストでは直接的な対処は不可能です。

《月の大魔術師》

 本家《月》とは違い《カルノサウルス》で対処可能です。生物デッキが出してきた場合はサイドインしている《紅蓮操作》でついでに焼き払うことも可能です。

《発展の対価》

 主にデルバー系から。ただしこれをケアして土地を無駄に使えば《不毛の大地》や《目くらまし》でのハメがされやすくなるため、あくまで最終ターンに土地を投げ捨てる、程度のケアでよいです。

《墓掘りの檻》

《辛苦》の回顧が出来なくなるだけでさしたる問題はありません。無視が安定。

《減衰球》

 ヘイト置物の中では最も辛いものになります。特に《モスファイアの谷》からフィルターできなくなる点についてはよく覚えておきましょう。割る優先度はかなり高め。

《基本に帰れ》

《母聖樹》で対処可能です。余裕があるならもちろん割りに行きますが、虫が基本だと思ってください。

《時を解すもの、テフェリー》

 対処不可能。出されたらほぼ負けだと思ってください。
 一応相手がこっちのデッキを知らないとマイナスから入ってきてくれることもあるため、そういうときにのみ《カルノサウルス》で対処可能です。
 またマナが余っている+相手の手札が細いのであれば《カルノサウルス》の素キャスト→《テフェリー》で《カルノサウルス》バウンス→《カルノサウルス》の起動型能力の流れで対処可能です。諦めずにやっていきましょう。
 《紅蓮操作》ではなく《激情》であれば1ターンのみ対処可能です。
 めちゃくちゃなロングゲームになった場合のみ《エムラクール》の素キャストで対処可能ではあります。

サイドボードガイド 

はじめに

 過度にサイドボーディングをすると《計略》や《創造の技》からのはずれが増えるため、余計なサイドボーディングはしないのが鉄則です。あくまで最小限が基本。
 ただし本当に勝てない相手には無茶なサイドボーディングをする必要があります。あくまで適宜。

デルバー系

IN:《計略》1《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《大渦の放浪者》1《エムラクール》1

 五分かやや有利。グリクシスが最も戦いやすく、青赤純正が最も戦いづらいです。《計略》《カルノサウルス》の枚数を増やしマスカン対象を増やしましょう。
 早めのクロックに対しては積極的に《カルノサウルス》の起動型能力を使うことで対処していきます。特に《ドラゴンの怒りの媒介者》は見かけ次第すぐにでも焼きたい対象。
 余りマナのない体勢や土地を犠牲にしての始動は《目くらまし》の脅威度を上げるだけではなく、《濁浪の執政》の早期着地に繋がるため安易に火種を連打していくプレイは避けたいです。《不毛》で土地を割られ焦らされることも多いですが、あくまでも基本は土地を大事に、じっくり攻めていきましょう。
 相手の打点が並んだあとの《Call Forth the Tempest》は相手にとってそれ自体もマスカンになりえるため非常に強力です。積極的に狙っていくべし。

青黒スキャニメイター

IN:《黒力線》4《計略》1
OUT:《エターリ》1《カルノサウルス》2《大渦の放浪者》1《Call Forth the Tempest》1

 現環境Tier1。やや不利の認識。サイド後はカウンターも増えますが、デルバー系よりは苛烈ではないため責め立てていけばいつかはカウンターが尽きます。諦めずコツコツやっていきましょう。
 基本は《黒力線》探しのマリガンをします。下手な手札でキープしても《不毛の大地》とカウンター、それに《悲嘆》で強制的に速度を落とさせられます。相手の速度を落とすことを念頭に入れましょう。
 マリガン後は生物を可能なかぎり山に戻すこと。こちらの生物はどれも大型なので《悲嘆》+《再活性》や《ダウスィーの虚空歩き》+ハンデスで簡単にイカれます。
 サイド後は《黒力線》という外れが存在するので、《創造の技》の実演は積極的に行ってください。呪文を唱えられる機会は可能なかぎり増やすべきです。
 《混沌の辛苦》は《悲嘆》にハンデスされても打てる貴重な始動札です。マリガンで《暴力的な突発》とどちらを残すか悩んだら《辛苦》を残していきましょう。

豆の木系

IN:《計略》1《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《大渦の放浪者》1《エムラクール》1

 デルバー系と同じく五分かやや有利。スルゥタイと《ギルドパクトの力線》型が最も戦いやすく、バント型が最も戦いづらいです。
 デルバー系と違い高速クロックこそ出てこないものの、相手の《Will》での手札損が見込めないため慎重に動きたい相手です。《豆の木をのぼれ》は土地に余裕があるなら《母聖樹》で割っておきましょう。
 デルバー系よりもロングゲームを見込みやすいため、《Call Forth the Tempest》や《頂点壊滅獣》の素キャストを真剣に狙っていきましょう。
 白が含まれている場合、サイド後《ラヴィニア》や《テフェリー》の可能性があります。要注意。
 安易な《創造の技》の実演には注意が必要です。ただのカウンターが捲れるならばよいですが、《ロリアンの発見》で3ドローされカウンターを二発引き込まれる、などということもありえます。白が入ってる場合は前述の通り《ラヴィニア》や《テフェリー》にぶつかる可能性も上げるため実演するかはよく考えて決めましょう。
 《豆の木》が既に置かれている場合は《目くらまし》や《否定の力》のケアはしなくてよいです。《Will》によって手札補充をされる方がよっぽど辛いです。

コントロール系

IN:《計略》1《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《大渦の放浪者》1《エムラクール》1

 基本のプレイ方針は豆の木系と同じですが、《目くらまし》が入っていないパターンが多いため《目くらまし》ケアはせずに動いてきましょう。
 逆にマナが必要なカウンターは豆の木系よりも多く入ってくることが多いため浮きマナには十分注意しましょう。フルタップを狙う、あるいは相手ターンに動いてフルタップを促すなどの流れが有効です。
 サイド後も《至高の評決》《終末》が残っていることがあるため、過度な実演は控え、可能なら《エムラクール》での追加ターン獲得を狙っていきましょう。

Lands

先手
IN:《白大長》4
OUT:《エターリ》1《カルノサウルス》2《Call Forth the Tempest》1
後手
IN《黒力線》4
OUT:《エターリ》1《カルノサウルス》2《Call Forth the Tempest》1

 不利マッチの最右翼です。現状最適なサイドボーディングだとは思っていますが、それでも相性はは1:9。なおこれでもまだ改善したほう。
 サイド後先手は《白大長》+最速ハンド+追加の土地がベストハンド。相手に《輪作》や《抵抗の宝球》をプレイさせる暇を与えずに倒し切りたいです。
 サイド後後手は《黒力線》+土地大量+軽い始動札がベスト。《不毛》を持ってこられること自体はほぼ確定しているので、あとは根競べをするしかありませn。《抵抗の宝球》は《母聖樹》で気合で割りましょう。
 なお「《抵抗の宝球》がきついのであれば《鋳塊かじり》は?」と思うかもしれませんが、これ以上不純物を混ぜるとチェインが止まってしまう恐れがあるため自分は入れていません。

ペインター(赤単想定)

IN:《鋳塊かじり》2《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》2《大渦の放浪者》1

 最大多数の赤単(t白ort黒)想定。青単の場合は《計略》を一枚増やしましょう。
 基本有利の想定です。相手の主戦術であるペインターグラインドストーンは《エムラクール》で否定可能。ただし相手も《魂標ランタン》や《Phyrexian Devourer》コンボを入れているため、絶対に安心というわけではありません。注意して動きましょう。
→《アメジストのとげ》などの妨害アーティファクトもそうですが、最大の焦点は《罠の橋》。これをいかに躱すかが勝負のカギになってきます。
 メインボードではエムラクールの使いまわしによる半無限ターンで《母聖樹》を引き込み《罠の橋》を割るとよいです。サイド後は回している最中に《鋳塊かじり》が混じってくるため、破壊は比較的容易です。
 ただし《ゴブリンの溶接工》や《ゴブリンの技師》を生かしておくとそれらの妨害アーティファクトを使いまわされてしまうため、余裕があれば《カルノサウルス》や《母聖樹》で破壊しておくことを推奨します。またこれは青単の《湖に潜む者、エムリー》も同様です。(道中《Call Forth the Tempest》でも焼けるため必須ではありません)
それとは別にサイド後《エーテル宣誓会の法学者》が出て来ることがあるため、抱えられるのであれば《カルノサウルス》は抱えておきましょう。
 フルタップに見えても《猿人の指導霊》から《紅蓮破》が飛んできたりするので注意が必要です。

赤単プリズン

IN:《鋳塊かじり》2《カルノサウルス》2《紅蓮操作》1
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》3《エムラクール》1

 勝率的には有利が取れていますがプレイも含めて難所の一つです。後手の場合「赤マナが出る」「土地三まで伸びる」「妨害かクロックが割れる」を基準にキープしてもOKです。先手はぶっぱハンドで。
 直近のリストだと《三なる宝球》が減っておりそのぶんだけ有利になっている。とはいえ置かれると最もつらい置き物であることは変わりないので、その点には注意しましょう。
 後手の場合クロック⇒ヘイト置物の順で置かれるとクロックが早く間に合っていない場合があります。どうしても間に合っていないと感じたなら後手番のみ《紅蓮操作》を増やす手もあることは念頭に入れておきましょう。
 先述した《月》+《三球》は最大限警戒しましょう。先を見越して置物除去を打っておく必要があります。ただし《月》単体では問題がないことが多いのでその場合は無視して動くとよいです。
 《三球》設置時の《計略》が確定カウンターになる点は覚えておきましょう。わりと頻出です。

Doomsday

IN:《白大長》4《ティボルトの計略》1
OUT:《カルノサウルス》2《エターリ》1《エムラクール》2(《一つの指輪》が見えた場合のみ《エムラクール》の代わりに《Call Forth the Tempest》を抜く)

 勝率的にはトントンだが間違いなく難所です。おそらくデッキ相性的には不利。お互いのデッキ理解度が試されるでしょう。
 相手がDoomsDayを打った後のパイルによっては「相手のスペルに《ティボルトの計略》を打つ」「着地した《タッサの信託者》に《カルノサウルス》を当てる」「相手の土地を《母聖樹》で割る」などによって妨害可能です。特にメイン戦にて有効なのでしっかり覚えておきましょう。
 ただし相手も様々な方法でケアをしてくるため、サイド後はあまり有効な対処手段ではない。「出来ればやる」くらいの認識が吉です。
 上記の理由からチェインが止まりやすい《カルノサウルス》の重要度は高くないと割り切り抜いていますが、相手が下手そうだなと感じたらサイド後残す手もあります。増量もあり。
 キープ基準も難解で未だに答えが出せていません。1killもしてくるデッキなため、可能ならば《白大長》+最速ハンドでキープしたいですが、ハンデスとカウンターによって阻まれるためマリガンによってあまり手札を減らしたくないのもたしかです。
 カウンターを有するデッキではありますが、ターンを返すと死にうるコンボなのでこちらのメインに仕掛ける方がよいです。《目くらまし》のケアも基本的にはなしでOK。

ボロスイニシアチブ

IN《紅蓮操作》2《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tewmpest》2 《大渦の放浪者》1

 基本的には問題のない有利マッチですが《虚空の杯》X=2と《エメリアのアルコン》が問題。特に《アルコン》は後手の場合《カルノサウルス》だと間に合っていないパターンも多いため、《紅蓮操作》をキープできるとかなり安心です。
 もちろん打点を減らすためにイニシアチブ生物に《紅蓮操作》を打ってもOK。
 《選定された平和の番人》の処理には注意。常に2マナ重くなるためチェインが止まる可能性があります。上手いプレイヤーは《創造の技》を指定してくることが多いです。

セレズニアデプス

IN:《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》1

 基本有利です。《不毛の大地》を連打される展開は辛いものの、Landsのように高速で使いまわされるわけではないので安心して動きましょう。ただし《ラムナプの採掘者》だけは注意しましょう。
 枚数は少ないがサイド後の《ガドック》には十分に注意しましょう。先手なら《ガドック》前にゲームを畳みに行けますが、後手の場合は間に合ってしまうため必要な場合は《カルノサウルス》(サイドに入れてる場合は《激情》)でのキープもありえます。
 また《ガドック》を除去する際には《 Legolas's Quick Reflexes》の存在に注意しましょう。可能なら相手がフルタップの時に除去したいです。
 《エルフの開墾者》から持ってこられた《不毛》はタップインなので起動される前に《母聖樹》で割ることができます。覚えておいて損はないので積極的に活用していきましょう。

マーベリック

IN:《カルノサウルス》2《紅蓮操作》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》1《大渦の放浪者》1《エムラクール》1

 基本的にはセレズニアデプスと同じですが、《サリア》など焼く対象が多いため《カルノサウルス》だけでは間に合わなくなりがちです。《紅蓮操作》(《激情》)をサイドインしましょう。

ゴルガリデプス

IN:なし
OUT:なし

 ド有利です。相手の妨害がほぼハンデス一辺倒なのでサイド後も普通に戦えば普通に勝てます。強いて言えば土地沢山でキープしたいくらい。
 相手のターボデプスプランには抗えませんが、だからといって《白大長》をサイドインするほどではありません。諦めた方が健全。

ティムールカスケード

IN:《計略》1《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《エムラクール》2

 若干の苦手マッチです。特にサイドボーディングを間違えると酷いことになるので注意が必要。
 サイド後は相手が《衝撃の足音》の代わりに《避け難い裏切り》を積んでくるため、取られた場合に大変なことになる《エターリ》《エムラクール》は“絶対に”抜きましょう。
 《カルノサウルス》もカウンターを引かれる可能性があるため取られて辛いカードではありますが、他に入れるカードもないため仕方なしのサイドボーディングプランです。
 青いデッキにしては珍しく《目くらまし》をケアしなくていいマッチです。代わりにメインから《否定の力》が入っているため、積極的に《暴力的な突発》で相手ターンスタートを狙いましょう。
 アップキープの《火+氷》には注意しましょう。これがあるのもありこのマッチでは《辛苦》よりも《突発》の重要度が高いです。

TES

IN:《黒力線》4《白大長》4
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》3《カルノサウルス》2《エムラクール》2

 苦手マッチの認識だが戦績上は勝ち越しています。謎のマッチ。
 直近のリストは《永劫のこだま》に頼ったリストであるため《黒力線》が非常に有効です。逆に言えばどんなに整えた手札であっても初手《ライオンの瞳のダイアモンド》+《永劫のこだま》でぐちゃぐちゃにされうります。
 青いデッキですが積極的に自分メインに仕掛けましょう。ターンを返すと普通に死にます。

スタイフルノート

IN:《計略》1《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《大渦の放浪者》2

 メインボードこそ《もみ消し》のせいで不利ですが、サイド後のカウンターの枚数は他のカウンターデッキと変わらないので全体で見るとあまり不利ではない認識です。
 ただし青単スタイフルノートの場合のみド不利の認識。カウンターの枚数にこちらの仕掛けの枚数が負けるパターンが多々あります。
 《もみ消し》は辛いカードではありますが、デッキ内の《計略》の枚数を消費しないため他のカウンターよりははるかにマシです。恐れず行きましょう。
 現在主流のバント型だと《ラヴィニア》《テフェリー》が飛んでくるため仕掛けは出来るだけ早い方がいいです。
 《激しい叱責》や《スラルの門衛》は直接的に勝負に絡むカードではありませんが注意が必要なカード群です。置かれていると《カルノサウルス》《エターリ》からのチェインが出来なくなります。

パッチワークストンピィ(8cast)

IN:《計略》1《カルノサルス》2
OUT:《エターリ》1《大渦の放浪者》2

 有利マッチです。カウンターこそあるもののマナが必要なカウンターが多く、ケアがしやすいマッチです。
 《エムリー》はきっちり焼いた方が得をすることが多いため積極的に焼きましょう。放置するとガラクタでドローを増されカウンターを際限なく構えられます。
→《不毛》がないため《Call Force the Tempest》の素打ちが有効なマッチです。積極的に狙っていっていきましょう。

黒単スキャム

IN:《カルノサウルス》1
OUT:《エターリ》1

 ド有利です。ハンデス⇒《再活性》で酷いことになる《エターリ》だけ抜いておきましょう。

スゥルタイスキャム

IN:《計略》1《カルノサウルス》1
OUT:《エターリ》1《大渦の放浪者》1

 有利です。戦い方は青黒スキャニメイターと同じと考えてよいでしょう。釣り竿の少ないスキャニメイター。
 《再活性》で釣られると大変なことになる《エターリ》だけは絶対に抜きましょう。

スニークショウ

IN:《計略》1《カルノサウルス》2
OUT:《Call Forth the Tempest》2《大渦の放浪者》1

 おそらく五分か若干不利。青いコンボなのでこちらのメインに仕掛けたほうがよいです。
 《実物提示教育》に《カルノサウルス》や《エターリ》を合わせるのは有効です。またメイン戦だと相手が《実物提示教育》⇒《アトラクサ》or《エムラクール》ポン出しのパターンもあるため《エムラクール》の合わせ打ちも有効です。積極的に狙っていきましょう。
 上記に付随してですが《実物提示教育》⇒《全知》に対して《カルノサウルス》⇒《カルノサウルス》誘発に合わせて《母聖樹》で《全知》に対処可能です。ただし相手も《計略縛り》などで対応してくるため、可能なら相手が《狡猾な願い》などを打ったタイミングに合わせて《母聖樹》を打ちたいです。
 さらに付随して。相手の手札が少ないときの《全知》であれば早めに《母聖樹》を打ってもよいです。理由としては誘発合わせなのであれば相手に無料で《will》を使われることを防げるため。

クレイドルコントロール

IN:《紅蓮操作》2《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》2《大渦の放浪者》1

 有利です。メインはほぼ取れると考えていいでしょう。
 サイド後は《魂なき看守》が出てくるため《母聖樹》は安易に土地として使わない方がよいです。ヘイト生物に対して《カルノサウルス》で対処するつもりでいると痛い目に遭います。

同型ミラー

IN:《白大長》4
OUT:《カルノサウルス》2《エムラクール》2

先手有利。ただし若干の小テクありなので覚えられるものはしっかり覚えて臨みましょう。
 手から見せられた《白大長》は相手のターンに《突発》でスタートすることで回避できます。
 相手の土地を《母聖樹》で割ることで1ターン得ることが可能です。逆にこちらの土地を割られることもあるので注意。
 実演はメイン戦はしてもよいです。相手にいくら追加ターンを取られようが盤面を荒らされようがこちらが何度も《エムラクール》で殴れば問題ありません。
 他方サイド後は基本実演しないほうがよいです。同型だとみるなら《白大長》を先に出されると動けなくなってしまいます。逆にこちらの場に《白大長》が複数体立ったならいくらでも実演してOKです。

セファリッドブレックファースト

IN:《計略》1《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》1《エムラクール》1

 ゴリゴリの不利マッチです。基本は諦めましょう。
 自分と同側のコンボデッキなうえ、《オアリムの詠唱》《テフェリー》などこちらのデッキに対する明確なキラーカードがメインから搭載されています。このような理由から切羽詰まった時でないかぎりは《創造の技》の実演は諦めておいた方がよいです。
 最近のリストだと《目くらまし》が入っていないため仕掛けは早め早めに行っていきましょう。自分メインで動いた方がいいです。
 《虚空の力線》を入れて相手のメインプランを潰すことも一応可能ではありますが、《テフェリー》で対処される、せっかく回し始めても残っている《虚空の力線》でチェインが止まってしまい、《ウルザの物語》でのビートダウンプランに対処できない、などの裏目があるため自分はあまりオススメはしません。成功したら教えてください。

黒単ミラーストーム

IN:《黒力線》4《白大長》4
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》3《カルノサウルス》2《エムラクール》2

基本はTESと同じですが、《永劫のこだま》に重きを置いたデッキであるためキープ基準は《黒力線》を最優先でマリガンしましょう。

ジュエルショップ

IN:《カルノサウルス》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》1

 不利マッチですが抗う術はありません。頑張って速度勝負をしましょう。
 サイド後は対戦相手から《磁石のゴーレム》が降ってくるため絶対に《カルノサウルス》をサイドインしましょう。《母聖樹》も併せて構えられるとなおよし。
 相手のファクトコピーに合わせて《母聖樹》を《切望の宝石》に当てることで相手の動きを阻害できます。覚えておいて損はないテクニックの一つ。
 こちらに《カルノサウルス》が出ているとき、不用意に実演すると《ファイレクシアの変形者》にコピーされて大変なことになるパターンがあります。滅多におきませんが変に過剰打点を作ろうとするのはやめましょう。

カーンフォージ

IN:《鋳塊かじり》2
OUT:《カルノサウルス》2

 プラン自体はジュエルショップと同じですが、カウンターが飛んでこない、《神秘の炉》からのチェインが止まりがち、サイドボードにスペースがないため《磁石のゴーレム》が飛んでこない、などの理由から有利の印象が強いです。基本はかけっこ。

Death and Tax

IN:《カルノサウルス》2《紅蓮操作》2
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》1《大渦の放浪者》1《エムラクール》1

 先手1t《ルーンの母》で大きく動きが変わるマッチアップ。先手は何も考えず走れるため基本は有利です。
 面を作れば勝てるマッチであるため、場合によっては《大渦の放浪者》を全抜きも可。《孤独》でエムラクールが除去される点については要注意。

The spy

IN:《黒力線》4《白大長》4
OUT:《エターリ》1《Call Forth the Tempest》3《カルノサウルス》2《エムラクール》2

 相手が爆速デッキなため基本は不利。ただし《白大長》を並べられれば間違いなく勝てるためかけっこに勝てば基本は勝ちです。
 相手は相手で《活性の力》+スパイパッケージでキープする必要があるためサイド後のマリガンは不安定。よって相手のマリガン度合いを見てこちらは《黒力線》なしの手札でキープすることも視野に入れましょう。

その他細かい点(追記あり)

・採用カードに関して

・《ティボルトの計略》メイン3サイド1に関して
 メイン4にすると《計略》→《計略》でチェインが止まる可能性が10%を越えるためです。青の入っていないデッキや速度勝負をするデッキで変なブレを起こすのを極力嫌いました。
 ただしカウンター入りのデッキに対しては最初の《計略》をカウンターされる前提で動かしてよいので、そういったデッキ相手の時は《計略》を4枚にします。そのような理由なので環境にカウンター入りデッキが多いと読むならメイン4でもいいでしょう。

・《エターリ》採用に関して
 《カルノサウルス》というよりは追加の《創造の技》の枠です。相手のカードと自分のカード合計二枚をキャストできるため、《カルノサウルス》ではありがちな誘発→《計略》でのチェインストップを回避することができます。ただしあくまでメイン戦の出力向上用のカードなため、サイド後は抜けることが多いです。

・《別館の大長》採用に関して
 基本は自分と同速~早いデッキに対してのカードです。《精神壊しの罠》との最大の相違点は「捲れて嬉しいカードであるかどうか」。
 《精神壊しの罠》は優秀なカードですが存在がバレていると相手もケアが容易なためあまり好きなカードではありません。
どちらを入れるかはプレイヤーの好みになりますが、自分はチェインストップしても嬉しい《別館の大長》を採用しています。
 またこれは別の事情ですが、環境に《精神壊しの罠》が入った同型デッキが存在すると対戦相手が勝手に《精神壊しの罠》をケアしてくれるため、そういった意味でも《別館の大長》でよくなります。

・メイン《母聖樹》4に関して
 色マナの安定のみを考えるのであれば《Taiga》4にしたいのですが、サイドボードのスペースがないためメイン《Taiga》の枠を食って《母聖樹》が4枚採用されています。

・《紅蓮操作》と《激情》に関して
 一長一短ですが現在の環境であれば《激情》採用の方がいいと思います。
 元々《紅蓮操作》であったのは《“Name-Sticker” Goblin》対策でしたが、それが禁止されたためインスタントである意味はほぼないです。
 それに比べ《激情》は捲れた時のリターンが大きい、《ガドック》が除去できるなどの利点があります。
 ただし《紅蓮操作》は《霊気の薬瓶》から出た《サリア》を除去できるなどの利点があるため、環境によってどちらがよいか判断して採用してください。

終わりに

 内容は以上になります。思ったよりも長文になってしまって申し訳ありません……。
 自分の持ちうる情報に関してはほとんどこの記事上に書いたつもりではありますが、もし他に気になる点などありましたらこの記事のコメント欄に書く、またはTwitter(現X)の自分のアカウント(@hyoutodoroki)にリプなりDMなりして気軽に聞いてもらえれば幸いです。都度追記していくと思います。
 最後になりますが、この記事では購入によって作者への寄付が行えるようになっています。追加の文章は何もありませんが、もし参考になったという方がいればご寄付いただけると(あるのか知りませんが……)今後のモチベーションに繋がります。よろしくお願いします。
 それでは、失礼いたしました。

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