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誰に期待する?


中学校の新学期が始まると、新しい教科書をもらって
次に各教科のワークブックを購入します。
当たり前のことですが、ワークブックは飾りではありません。

授業に、宿題、テスト勉強、ワークブックの提出に・・
人によっては塾や習い事も加わります。
現代の子どもたちには、本当に頭が下がります。
それを支えているご家族、ご苦労様です。

教育現場のみなさんには
仕事とはいえ、子どもを預かり、子どもの未来を導き
更には親の意向まで気にして下さって
感謝しかありません。

こう書いて、自分は成長したなと思いました。
何故なら、学校のシステム、学校の先生は
私にとって敵以外の何者でもなかったからです。

そして、飾りではないワークブックが我が家では
本棚に綺麗に並んでいます。
だから、時々「あれは飾りだっけ?」と掃除しながら
呟いていました。

少し前の私なら「ワークブックは飾りじゃないんだからね、
いくら払ってると思ってるの」って子どもに言ってました。
「学校も、なんでこんなに色々とやらせて
これが子どもの事を考えていると言えるのか!」と
一人でイライラていました。

それを聞かされていた家族はえらい迷惑だったと思います。
それすらも気づかずに、家族は聞いて当然だと思ってました。
我慢してくれた家族のみんな、ありがとう。

一方的に怒って、何一つ解決しない、全く変わらない状況に絶望して。
その悪循環を招いていたのは「期待です」
期待を誰にしていたかと言うと
学校、子ども、家族、社会、私以外の全てです。
勝手に期待をして、応えてくれない事にがっかりしていました。

じゃあ自分はどうしたい?
「ワークブックが飾りになったって、君の存在価値は変わらない。
本当にいい子だよ、君が大好きなんだ」
そう、言ってハグしたい。
そして「自分のために、ワークブックをやってみるのも
価値があることだよ」と伝えたい。

期待の矛先を自分に変えて、自分の考えた言葉で伝えたら
気が付けば、本棚のワークブックは机の上に置かれていました。
持ち主の元にいることを許されたワークブックが
私には、なんだか嬉しそうに見えたのでした。























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