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KIKIAU KOTONO ENERUGII #40

    子どもが不登校になった訳


彼が不登校になたきっかけは
小学2年生の夏、同級生を仲間外れにしたと言う理由で
昼休みに、関わった友達と3人で別室に呼ばれて
先生に咎められたことでした。

帰宅して、彼の口から聞いた言葉は
「なんで怒られなきゃならないのか、わからない」でした。
私の不登校は理不尽な状況、矛盾した現実の積み重ねが
前提にあって、あることがきっかけとなって起こった
その状況に似ているなと思いました。
その理由に、呼び出された3人が皆、不登校になった訳ではなく
息子だけが不登校になりました。

不登校になった、息子に
「どうしたの?何があったの?」
と、よく聞いていました。
その時は、彼なりに考えて答えていたと思います。
しかし、驚いたのは19歳になって語った理由でした。

「〇〇君に殴られていたからだよ」
私は愕然としました。
何故なら、その理由は今まで一度も彼の口から聞いたことがなかったからでした。

人間の脳は9歳でほぼ完成します。
生物学的に未熟であるために、情報を整理する能力
問題の処理能力も十分ではないと思います。
その状況で、不登校当時の彼が
どうして学校に行けなくなっているのか
自分自身でも分析するのは難しかったと思いますし
それを、伝えるのはなおさらの事だと思います。

理不尽な状況、矛盾した現実の積み重ねがあるからと言って
みんなが不登校になる訳じゃないと思います。
しかし、情報の混乱、思考の混乱はどの子にも起きていると思います。
でも、その時の反応は様々ですが、私自身や息子の様子を
振り返っても、何かしら起こっているのは
確かだなと思うのです。

このようにして、私の息子は不登校の世界に
やってきたのでした。





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