創作界隈の終わりの見えない論争

感情が先に出るのは人間の性😞
当記事は激しく感情が入り乱れた長文となっていますので、冷房の効いた部屋での書見をお勧めします。知らんけど。

今回の記事を書くことになった経緯を先に説明しますと、好きな絵師様が先日Xの投稿を全て削除されていました。
(そう、話題の人です)
それを受けて何とも言い表せない感情が生まれ、Xで語るには文字数が足りない……となり今回はnoteを召喚します。
ここからは文章が筆者の自我の下に激しく乱れます。

絵師様の人数は手書き・AIを含めて数知れず存在するため、アカウント削除やイラスト削除などは珍しくないこと。今回もきっとそう。

削除をした理由は長期に及ぶ誹謗中傷。これもよくあること。

いや、よくあっちゃいかんが?🤔

該当絵師様は二次創作とはいえ本当に作品が好きなんだと分かるほどに、毎度ながら丁寧なイラストを投稿されていた。
自分も絵を描いてはいるけれど、趣味でありながら何ヶ月も空くことがあったり、完成せずにお蔵入りすることもあったりする。

本当に、『好き』という情熱がないとイラストはすぐに筆どころか心が折れる。

「この色使い、目が……目がァァァ(ムスカ)」
「骨折してるが?」
「お前誰やねん」
「もうちょっと迫力欲しいなぁ」
「お、俺はここから何を伝えたいんだ……?」

製作中はエンドレスでこの類の思考がぐるぐると脳内をせめぎ合う。そうして紆余曲折ありながら、ようやくイラストは完成するわけで。これは別にイラストに限ったことではなく、漫画も小説も、あらゆる創作物に対して言えること。自分は小説も書いているので一章が終わる頃には燃え尽きた線香花火のような姿で思考力も溶けきっている。いや、嘘をついた、私にもともと思考力なんてなかった()

そんな過程がある中、完成品に対して向けられる心のない言葉は心臓に直接、雹が降って貫通するような気分よりも痛い。痛いで表現するには少し安いかもしれない、そこには「悲しい」「つらい」「悔しい」といろいろな感情が混ざっているから。
もちろん該当の絵師様には好意的で応援をする意見の方が多く、普段の日本人特有の気持ち悪いノリで褒めていた引用やリプは一旦は度外視して、確かに国を越えて親しまれていた(絵師様は韓国の方)。
自分も国籍関係なく癒されていた。
※Xでは韓国が苦手……という旨のポストはしたが、140字では伝えるのに語弊が生じるため、これには幼い頃に育った環境に経緯があることを別の機会にいつか語りたい。断じて韓国という国や人に対しての批判的な意味はない。

「応援の方が多ければ少ない方の悪口なんて気にしなくていいのに🤖」

それは間違いなくそう。赤べこ並みの速さで首を振って同意する。けれど実際問題はそんなに簡単な話ではない。もちろん感受性の強弱は人それぞれではあるが、線路に異物が投げられたら電車が止まるように1つの誹謗中傷の方が重い。ディズニーやUSJのアトラクションで物を落としたり1つでも異常があれば全停止することと大差ないと捉えている。
電車もアトラクションもシステム的なところはあるので復旧は早いけれど、人間の心に関しては抽象的である以上そう簡単に修復できるものではない。まして長年続いていたとなると蓄積したものの方が大きい(同一人物によるものかは存じない)。

自身の体験を交えて申し訳ないが、自分も過去にイラストや小説の誹謗中傷を受けたことがある。その影響で人に見せる・公開するということが怖くなり頻度も減り、絵も小説も作ることができなくなった。
私に向けられたものは当時pixivで公開していたイラストに対して『キモイ』というタグを付与されたこと。
はっきり言って私の絵は謙遜などではなく実際に下手で、延々と上達せず伸び代もない。批判ならまだしも『キモイ』は閲覧者の感情論。

おいお前「キモイ」は感情論やぞ匿名だからって好き放題言いやがって👊🏻😩!!!

失礼しました、私の中のリトルキッズが取り乱して暴れました。
まぁでも実際にキモイって思わせてしまったことは変わりないので申し訳ないね。R指定でも何でもない普通の制服を着た女の子のイラストだったのだけど!
今でこそこんな笑い話にして、最近はイラストを描くことを復帰して少しずつ公開するようにはなったけれど、今の頻度やメンタルに復旧するまで「キモイ」のタグから11年かかった。いやお前それはさすがにかかりすぎやろ、とはなるがそれほどに人間の心になんて個人差がある。
私はその一言だけでそこまで沈んだけれど、数年かけて粘着された絵師様の気持ちを想像すると私なら無心で毎日玉ねぎのみじん切りだけを始めるほどに闇堕ちをする。
復旧したとは書いたが、今でも小説の公開を全部取り下げて、pixivのイラストをほぼ非公開にしているほどに人目につくことを恐れてひっそりと活動しているので完全復旧でもない……日本語ムズカシイネ。

話は戻るが、批判と誹謗中傷は違う。批判(批評)なら度が過ぎた言葉でない限りはしてくれてもかまわないしそれを主張する権利もあるが、誹謗中傷は人間性の問題。これは恐らく小学生や中学生が一度は大人たちに教わる内容だろうが、現代の大人たちですらその違いが曖昧となっている。

今回に関しては確かに絵師様側にも「ゾーニングができていない」などという問題点はあった。突き詰めていけば二次創作が~やらなんだかんだ始まるし、これに関してはこの方だけでなく数多の人数が該当する。その問題点については私も擁護する気はない。
しかし「ゴミ」「いい加減見飽きた」「クソチョン」「目障り」「汚物」などと攻撃する前提の感情論が全面的に前に出た、差別用語を含む暴言を吐いていい理由にはならない💩
Xにはミュートやブロックという自衛機能も存在する。該当絵師が嫌いであれば自ら絵師ごとブロックしてしまえば視界に入れずに済むのだ。

それすらせずにわざわざ相手のアカウントを開いて悪態を吐くのも落ち度では🙄

失礼しました、私の中のリトル風間先生が暴れました()
嫌なら見るな理論はこちらにも該当するので、私は該当ポストを見つけた瞬間に画面を閉じている。
当然これを話題にすることによって自分が叩かれることになるのも腹をくくって承知のうえで記事を書いている。言葉はナイフ。

今回の件でもう1つ、どちらかといえばこちらの方に私は首を傾げていて、そもそも今回の争点は「絵師に対する誹謗中傷」だったと認識しており、その前提で話を進める。

「誹謗中傷していた人物はAIにイラストを盗まれて精神を病んだから……と反AI派が擁護している」←この旨をポストしたのはAI推進派。
上記のような流れ(流れてきたものを見ただけなので詳細までは追いきれていない)ができあがっていた。

非常に……興味深い。

ここで前提として私のAIに関する見解を記す必要がある。
生成AIははっきり言って便利ではある。語弊のないように伝えるとあくまでそれは部分的な面での話。便利さに関しての否定はしない。
「AI絵師」という呼称に関して→イラストを取り扱うという意味で「絵師」であるなら好きに呼称をすればよいと思う。私個人としては「AIで描きました!」には少しソワソワした感情が走り、「出力ではなく……?」とは思うが、本人が絵師だと思うのなら呼称ぐらいはそれでもよいと思う。
AIイラストがイラストレーターや絵師の絵を食べさせているという点に関しては実際にそうだし、絵を手で描く人間がいなければAIは成り立たない。それが盗作だなんだのという話はいろんな人が議論しているのでここでは長くなるから省く。
先程はイラストを描くのにもいろいろ考えていて〜というような話をしたが、AI利用者側も「理想の絵を出すためのプロンプトを考えて、何度も出力を繰り返して努力している」という主張はあると思う。でもごめんなさい、私はイラスト生成AIを使わないしこの先使う予定もないからその辺の話は理解ができない。異国の文化は分からないので異文化交流状態。
ただ、イラスト生成AI自体はやり方さえ間違えなければ共存できないこともないとは考えている、考えていた。
……線画抽出とタイムラプスの生成AIが出現するまでは。

該当絵師様は一応は実際に商業イラストも経験しているし、あれだけの画力と人気があれば確実にAIにもイラストを読まれているだろう。

でも……そうだな……少し待ってくれ✋🏻🙄

今回の話ってそもそもAIがどうこうの話だったか?
AI推進派が『誹謗中傷した人物はAIにイラストを食われた絵師で、精神を病んでいるからしかたないと反AI派が擁護している』などと主張して「反AI派を装った人物による対立煽りだ」という構図を作り出し、「これだからAI推進派は」「反AI派は」とそれぞれで殴り合う流れになっている。

論点が変わっている😕?

今回は「人に向けてはいけない言葉を粘着して投げた人物の人間性」の話であり、「AI推進派」や「反AI派」の論争ではないと思っていたよ、私は。
どんなパターンでも絵師側が簡単に相手をブロックをできないのは分かる、相手を刺激することになるから様子は窺う。今回は誹謗中傷をしている側がわざわざ絵師様のアカウントを覗いて暴言を書いているのだ。
え、どこからAI出てきたん?( ᐛ )

あえてその生成AI論争に乗るのであれば、機能の利便性の話について一旦放り出して話すと、絵師の筆を折らせたり、AI推進派と反AI派の論争を生み出してお互いに疲弊して、全方位の心を壊していることには間違いないので、そういう意味では呪物だよ。
これを発言することによりAI推進派からも反AI派からもブロックされたり叩かれたりするのは分かっている、でも呪物だよ。「絵師はAIのために絵を描け」などと思っている超理論モンスターや、AIイラストでありながらそのことを隠して自作発言している承認欲求モンスター、AIイラストトレパク事件に関して「トレパクを謝ることができてえらい、AIイラストがそもそも悪い」という擁護モンスターを生み出している。全員、この論争をして幸せになっているようには見えない。
そして推進派と反対派の論争はどちらかが消えるまではきっと終わりはない。
あとは反AI派という言葉を使用しているが実はとても苦手で、純粋にAIの本質に対して反対をしている人たちと、ファッションで脊髄反射で反対している人たちが一緒くたになってしまっている現状がある。彼らもそれぞれ別の世界の人間なのだ……🙄ただ、これを分ける言葉が思いつかないので現状は反AI派で括るしかない。

お互いに干渉しない世界でお互いの世界でそれぞれの文化を歩めたら解決するかもしれないが、双方の中身が人間である以上は難しいだろうな🙃

しかし今回はAIの話ではなく、「人間が発する言葉の暴力」が問題の話だったはずなので、ここにまで道具のようにAI論争が登場しないでほしい。仮に実際に推進派による反AIなりすまし対立煽りをしたという流れだったとしても嘘だったとしても、心のない言葉を受け続けた絵師が投稿を全削除した事実は変わらないのだ。進行中の論争を見て、最近よく聞く「人の心とかないんか?」の言葉が初めて素で口から飛び出しそうになった。

そしてただただ私は悲しい。誹謗中傷と批判の違いも分からず、自分が気に入らなければ罵倒してもよいと思っている人が多いことに。作品や作風に批評があるなら言葉を選べばよいだけで、差別用語を用いて絵師を攻撃する必要はないし、そこに国籍も年齢も関係ない。結局は人間性の問題に行き着くのだ……と思った次第である。
私は話をまとめるのが下手か。
最後に長々と書いたこの私の記事もただの感情論に過ぎない。

💩

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普段はXにいながら、長文になりそうなことは外部ブログで書いているのですが、閲覧者がいないことを良いことにだいたいイラスト進捗やしょうもない雑談で「THE ブログ」という内容でメモのように書き残しているだけで、今回はその雰囲気とは合わないのでnoteを開設してまで書きました。

自己紹介すっと飛ばしてまで書いたけど、いるかなぁ。


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