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今回はラフスケッチメモ。とりあえず混同しまくっていますが、そのままエバーノートのメモ原稿をコピペします。内容など、ぐちゃぐちゃで、乱れています。

経営と政治は似ている。だが政治は自由市場原理ではなく、「投票」で決まる。世界的に見ても「一党優位性」の保守政党は珍しい。

イギリスの保守党やアメリカの共和党もいうまでもなく「一党優位性」ではない。やはり日本人の保守性、伝統を守る文化風土、ムラ社会の組織力が自民党の集団原理といえるだろう。

その意味で、「自民党」という典型的な「日本人組織集団」はどれだけ研究しても飽きることがない。イチ民間企業や学校、自衛隊を見ても何一つ日本人のことはわからないが、自民党こそが、まさに「THE日本人のムラ社会集団」の典型事例であり、なおかつ戦後数年を除いて、「政府・政権与党」なのだから面白い。

日本人が自民党を一貫して支持してきた理由は、主に3つある。

1,自由主義による一貫した原理原則ーー「経済リベラル・安保保守」ーーとにかく経済や生活はなんとかしてくれ。で、あんまり政治家が国民生活に介入してくるなーーの論理

2,野党がだらしない、あるいは社会党・民主党・立憲民主・共産党なんかには「政権運営」は絶対に任せられないーーガバナンスと経験の論理

3,とりあえず一番「まとも」そうな政党だから。つまり、非スローガン的な政治政党だから。「ジェンダー平等」や「〇〇」を掲げず、「決断と実行」を繰り返す保守政党だから。

岩盤保守層の厚い期待と同時に少しずつ変えてきたのである。

・「旧民主・社会党系左派リベラル」を自民党はどう吸収してきたか

自民党はつねづね旧敵であった野党・社会党、そして民主党系の政策を「丸呑み」してきた。だが、旧「社会党」や「民主党」はみずから政権奪取し自滅した。しかし、自民党は与党であり衆参両院で、いい政策だけパクってしまえばいい。


素晴らしい政治分析書をいくら読んでも、経営者や投資家からは歴史的に最悪な評価のキッシー総理である。「人の意見に耳を傾け、よく聞いてくれる」リベラルな優しいパパ式マネジメントの宏池会総理である岸田氏の世間の評価は極めて高い。支持率も50%を超えている。

安倍総理や菅総理などの「シン実務家総理」はやはり世間一般の評価とは乖離し、永田町主義になりやすい。

私個人は「清和会の右のウィング」を広げることが結果的にリベラリズムを派生させ、自民党にとっても、多くの「国民」にとってもいいと思うが、自民党の当役員執行幹部たちは必ずしもそう考えていない。この20年の小泉路線の新保守主義からの脱却、本来の「保守本流」である宏池会・経世会イズム・「自由党系イズム」の経済重視路線を取ることが、自民党の主要幹部にとって、最も「未来の展望」が見えるのだろう。これは端的にいって間違いだ。

・「非武装護憲論」は新しい戦争への道ーー「ウクライナ戦争」でわかった日本型戦後左派主義イデオロギーの過ち

やはり、ウクライナ戦争は戦後のすべての過ちに「国民の肌感覚レベル」で気づかせてくれたトピックではないだろうか。

ウクライナ戦争ではっきりと「非武装護憲論」の過ちが可視化されたように思う。国防・軍備・安全保障・そして宇宙衛星である「スターリンク」やインターネット通信インフラは基礎基盤になった。

90年代に起こったトピックは「社会党解体」「公明党連立与党化」だ。

2000年代が「自公連立政権の安定化」「経世会(旧田中派・竹下派ら自民党の社民主義的保守本流派閥)の弱体化」「小泉首相による自民党の清和会化・新保守主義化」にある。

2010年代に起こったトピックは「民主党政権(戦後本格的な小選挙区化での「政権交代」の実現)」「民主党政権の失敗」「自民党政権与党復帰」「ネット選挙化=SNSによる政治PR活動の本格的スタート」「

未来の日本政治

・リベラル野党第一党「立憲民主党」が社会党・民主党に続き、10年を持たずして解党。9年の歴史に幕。

・清和会(安倍派)の強靭化=自民党で安倍派が40%を超える。田中派支配時代を超えた「清和会支配政党」へ

・「小選挙区比例併用制」の選挙制度改革

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