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ウェットシェービングへのいざない Vol.10

シェービングレーザーを巡る旅路 その1

ウェットシェービングでのレーザーは両刃のカミソリを装着するDouble Edge Safety Razorと、昔ながらの床屋さんが使っているようなStraight Razorがあります。

もちろんSingle Edge Safety Razorもありますし、Straight Razorの中でも主流の折り畳むことが出来るもの以外に和式のKamisoriと呼ばれる1本もののカミソリもあります。

ここでは主に両刃カミソリの紹介をしていきたいと思います。

Muhle R89 and R41 Safety Razor

Muhle R89 Traditional Closed Comb Double Edge RazorとMuhle R41 Traditional Open Comb Double Edge Razor

Muhle R89 Traditional Closed Comb Double Edge Razor
トップ、クローズドコーム、ハンドルの3ピース構造
Muhle R89 Traditional Closed Combの重量は71g

このMuhleのR89というレーザーは、はじめの一歩としてAmazonで¥6500くらいで購入しました。
金額的には少し高価に感じましたが、一生物ということでえいやっとポチッとしてしまったのでした(笑)
このレーザーは剃り味もマイルドで、クローズドコームといってカミソリの刃の肌への当たりが緩やかに設計されているので扱いやすく安全性も高く初心者向けと言われています。

また、ヘッドとコームを交換することでオープンコームにコンバートできるR41もこのすぐ後に購入しました。
国内正規代理店のサイトにてこのパーツを¥4000くらいで購入しました。

Muhle R41 Traditional Open Comb Double Edge Razor
クローズドコーム(左)とオープンコーム(右)
R41の重量はR89と同じく71g

R89クローズドコームの剃り味は本当にマイルドですが、きっちり剃りたい時にはその分剃る回数を増やせば(順剃り、横剃り、逆剃りのサードパスまで)良いわけで、最初の一本にふさわしいものだと思います。

R41オープンコームの剃り味は本当にアグレッシブでやさしい扱いのシェービングが必要になります。
毎日ではなくて時々思い出したように使いたくなる感じでしょうか。
私は仕事のこともあって髭は伸ばしませんが、何日か伸びたような髭にはこのR41が向いているのかもしれません。

ウェットシェービングへのいざない Vol.4”にもR89とR41について書いていますよ。

Parker Variant Adjustable Razor

Parker Variant Rose Gold Handle Adjustable Double Edge Safety Razor

Parker Variant Rose Gold Handle Adjustable Double Edge Safety Razor
トップとボディ(コームとハンドルが一体化しています)の2ピース構造
ブレードの反り具合を調整するダイヤル
Parker Variantの重要は113g

Muhleのレーザーを使い始めてから時は少しだけ移り、YouTubeで魅力的なレーザーを知ってしまいました。

Adjustable Safety Razorというものです。
これはハンドルの下部に付いている調整ダイヤルを回して両刃カミソリの刃の反り具合を変えて剃り味を変えることができるレーザーです。
1本のレーザーで1回のシェービング中にカミソリの刃の肌当たりを変えることが出来るということです。

例えばファーストパスではアグレッシブな肌当たりで順剃りを、セカンドパスでは肌当たりを少し緩やかにしてクロス剃りを、最後にもう少し緩やかにして逆剃りを。
そんな楽しみ方が1本のレーザーで出来る、そんなレーザーです。

Amazonにて¥7600くらいで購入しました。
このくらいからウェットシェービングに対する金銭感覚が狂ってきてしまったかもしれません(笑)

使った感想としてはレーザーが少し重い感じがしました。
重さがある分軽くハンドルを握ってソフトな肌当たりで剃ることができるレーザーでもあると思います。
コームのタイプはクローズドコームとなります。
コームの部分の厚みがあり、形状も少し丸みを帯びているため、シャープに肌に触れる感じは少なく感じます。
また厚みがある形状ために鼻の下(マスタッシュと呼ばれる部分)の鼻の穴の際が少し剃りにくい感じもします。

基本的に肌当たりが優しいか鋭いかはレーザーのコームの形状とブレードを保持する角度によって決まります。
しかしながら、レーザーの切れ味は、肌当たりのアグレッシブさだけではなくて、使うブレードのシャープさでもその感じが大きく異なってきます。

レーザーとレーザーブレードの組み合わせで剃り味の感じが決まり、使う人の好みに合うか合わないかも決まってきまので、それこそとても多くの組み合わせがあってどれが正解ということは使ってみてのことになると思っています。

また、レビューなどを参考にしたくなりますが、人によって感じ方も様々で、使っているブレードによってもそのレーザーのインプレッションも変わってくるので鵜呑みにするのは避けたいところですね。

Feather Artist Club DX

Feather Artist Club DX
Feather Artist Club DXの重量は45g

ついついとめどなく湧き出る探究心から禁断のストレートレーザーに手を出してしまいました(笑)。

国内では入手性が良いFeather Artist Club DXです。
Amazonで¥12000ほどで入手しました。
フェザーの製品は国産でもあるので国内では入手性が良いのですが、海外ではとても高価に($200くらいしています)販売されています。

ブレードはフェザープロフェッショナルスーパーブレイドを使っています。
これもAmazonで¥1000くらいでした。(こちらも海外では$20くらいです)

フェザープロフェッショナルスーパーブレイド

最初はプロガードというワイヤーがブレードをガードしているものを使ってみましたが、どうもそり味が鈍い感じがしてこちらのよく切れるものにしました。
海外のユーチューバー達は左右の手を使ってストーレートレーザーで器用にシェービングしていますが、私は右手のみでのシェービングを行なっています。
このストレートレーザーでのシェービングのコツは少しずつ剃ること。
そして持ち手ではない方の指を使って肌を引っ張りながら剃ることにあると思います。
現在は次のエントリーで紹介する私にとって最高のレーザーでの髭剃りに満足していますので、このストレートレーザーはほとんど休眠状態です(笑)。

さて、このエントリーはこの辺で終わりにしたいと思います。
次のエントリーでは私にとって最高レーザーとの出会いについて書きたいと思います。

また、Instagram(@ezshaving)でもウェットシェービングのアカウントを更新しています。よかったらフォローしてくださいね。

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