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ウェットシェービングへのいざない Vol.4

2022年3月から始まったウェットシェービングの旅路

それでは自分が辿ったウェットシェービングの旅路を紹介しながらお話を進めていきたいと思います。

初めて揃えた道具たち

前にも紹介しましたが私のシェービングは、20代から10年ほどは電動シェーバーを使ったものでした。その後カートリッジ式のカミソリとシェービングフォームを使ってのシェービングを今年の2月までおよそ25年ほど続けてきました。

そして2022年3月に両刃のカミソリを購入したことをきっかけにこの深淵なるウェットシェービングの旅に出てしまったのです!

電動シェーバーからいきなり両刃カミソリでのシェービングに切り替えるのには、肌を切ってしまうのではないかなど幾ばくかの不安もあるかと思います。
私の場合はカートリッジ式のレーザーでシェービングしていたためこの不安はありませんでした。それで、すっと踏み出すことができたように思えます。

MUHLE(ミューレ) Traditional Duoble Edge Safety Razor

Muhle R89 Closed Comb Safety Razor Rose Gold

Muhle(ミューレ)はドイツのシェービング関連のメーカーで古い歴史があるようです。

レーザーはMuhle(ミューレ)のTraditional クローズドコーム R89 のローズゴールドのカラーを¥7000くらいで、同じくMuhleのレーザーブレード(替刃)を10枚入りを2個で¥1200くらいでAmazonで購入しました。
この時には一生物だからと奮発してポチッとしたのでした(笑)

さらに専用のスタンドも揃えました。スタンドについて言えば今は使ってはいないので、高い買い物になってしまいましたが。
シェービングはシャワーを浴びた後に浴室で行っているので石鹸を入れるプラスチックのケースの底のパーツをカミソリを置くのに使っています。抗菌処理などしてあるのでさっと洗っておけばきれいなまま使えます。

プラスチックの石鹸入れの底をレーザー置きに

その後Youtubeなどで両刃カミソリのシェービング動画(主に海外の)を観ているうちにMuhleのR41というタイプのアグレッシブな切れ味のオープンコームの存在を知るようになりました。

Muhle R89のハンドルにR41 Open Combを装着したところ

ちょうどR89のクローズドコームとコンバーチブルになっているとのことで、R41のヘッドとオープンコームを購入しました。
これはMuhleの日本代理店のサイトで扱いがあって¥4000くらいで購入できたと思います。
もう1本買い足すのではなくパーツのみを交換して使用するという合理的な考え方は、いかにもドイツのメーカーらしいと当時は思ったものでした。
後に海外通販をするようになってヘッドとコームを自由に選んでハンドルと組み合わせることができるレーザーがたくさんあることを知りました(日本国内ではあまり見かけませんが)

R89クローズドコームの剃り味は本当にマイルドですが、きっちり剃りたい時にはその分剃る回数を増やせば(順剃り、横剃り、逆剃りのサードパスまで)良いわけで、最初の一本にふさわしいものだと思います。

R41オープンコームの剃り味は本当にアグレッシブでやさしい扱いのシェービングが必要になりますが。毎日ではなくて時々思い出したように使いたくなる感じでしょうか。私は仕事のこともあって髭は伸ばしませんが、何日か伸びたような髭にはこのR41が向いているのかもしれません。

muhle razor blade

Muhleのレーザーブレードについてはかなり切れるというタイプではないものの、ちょうどいい感じのマイルドさがあって私は気に入っています。別のエントリーで書きたいと思いますが、今の1番のお気に入りのブレードは一番切れるタイプではなく普通にマイルドな感じのブレードです。

Parker Safety Razor Black & Chrome Handle Synthetic Shaving Brush

Parker Safety Razorはアメリカのグルーミング関連のメーカーですが、Amazonで購入できるので国内で使用している方も多いのではないでしょうか。

シェービングブラシもAmazonで購入できるもので揃えました。
購入する前にネットで色々調べてレビューなども読んでみると、動物性のブラシは強烈な匂いがあるものがあるらしいということがわかりました。

Parker Safety Razor Black & Chrome Handle Synthetic Shaving Brush
毛先はそれほど広くは広がりませんが、絵筆のように扱うことができます。
重さは121g。重さはありますがバランスが良く使いやすいです。

そこで合成毛(Synthetic Brush)のブラシを購入することにして、このブラシを気に入り¥3500くらいで購入しました。プラスチックのブラシスタンドが付いてきます(ちょっとチープな感じもしますが)。

ボディーは重量感があり(実際に重いタイプです)ブラシにはコシがあってウェットシェービング初心者の私にはちょうど良かったです。
あとでアナグマ毛のシルバーティップのブラシを購入して分かったことですが、毛の硬さは合成毛のほうがだいぶ硬く感じ、もう一方はとても柔らかく感じました。
それでもブラシのコシという点では合成毛のほうがあって、ラザリング(泡立て)するのも顔に塗るのにも使いやすく感じました。

ブラシの使い始めについてですが、アナグマ毛など動物毛ではブレークインと言って使う前に下準備(慣らしの作業)が必要になるのですが、合成毛ではその必要がありません。
また、シェービング後のブラシのお手入れもアナグマ毛のものと比べると楽なので(洗う手間は同じですが、乾燥が早いので次に使うローテーションが早くなります)、このポイントも合成毛のメリットの一つです。
さらには動物毛のブラシに比べて香りや匂いがつきにくいというのもメリットの一つです。
私は新しい香りのソープを使ってみる時にはこのブラシを使うようにしています。

約半年使ってみて不具合などないですし、やはりいいブラシに巡り合ったなと思う1本です。金額的にもちょうど良かったかと思います。

Proraso Shaving Soap Sensitive

Proraso Shaving Soap Sensitive

Prorasoはイタリアの伝統的な理髪店用品を製造販売するメーカーです。
ここの製品は世界各国で販売されていて入手性がよくリーズナブルな価格なので1度は使ったこともある人が多いのではないでしょうか。

シェービングソープとシェービングクリームの扱いがあり、またそれぞれにリフレッシュ(メントールタイプ)、ノーリッシュ(乾燥肌タイプ)、センシティブ(敏感肌タイプ)の3種類があります。(実際にはもっとたくさんの種類がありますが、私が購入を検討したのはこの3つのタイプでした)

私が選んだのはGreen Teaの香りがするというセンシティブタイプのシェービングソープでした。
やはりAmazonで¥2000くらいで購入したと思います。(¥1700くらいの時もあるようです)

このソープは本当によく泡立ちますし、香りもそれほど強くなくオススメです。
ただシェービング後の保湿に関してはローションなりバームを使うという前提で作られているようで、保湿性はあまりない感じがしました。
それでも、無難に使えるシェービングソープなので私にとって最初の一歩には最適なソープになりました。

Le Creuset Rice Bowl シェービングボウル

Le Creuset Rice Bowl シェービングボウル

シェービングボウルは手頃な大きさで好きなカラーの陶器のものを選びました。
大きさは12cmくらいでちょうど手におさまる感じです。
夏場はそうでもありませんが冬場にはシェービングボウルを温めてからソープを泡立てると肌に乗せる際に冷たくなく気持ちがいいとのことなので、陶器の素材を選びました。
また、私の場合はシャワーを浴びてからのシェービングなので、洗面器にお湯を張ってその中にシェービングボウルとブラシを漬けておきます。そうすることで器が温まるのはもちろんですが、ブラシの毛もお湯に馴染んで使いやすくなるそうです。

今ではいくつかシェービングボウルとして陶器の器を買い足して使っています。
気分によって使うのも良し、ブラシによって使うのも良しです。
陶器なので落としてしまうと壊れてしますから、少し注意をしなければなりませんが、色合いもたくさん選べるのでオススメです。

After Shave Lotion アフターシェーブローション

after shave lotion Schick HYDRO


アフターシェーブローションはそれまで使っていたカートリッジ式のレーザーのSchickのものを選びました。
Hydro Lotion 化粧水しっとりタイプという製品です。Amazonで¥1200くらいでしたでしょうか。
シェービング用品のメーカーが作っているものということと、カミソリ負けや保湿の成分が一緒になっているということで購入したと思います。

春から夏、そして秋にかけてはあまり使う機会がありませんでしたが、これからの冬場には使う機会が増えそうです。

使った感じはさらっとしてベトつかず、香りもほとんどないので初めての私にもとても使いやすかったです。

メンターム軟膏

アフターシェーブローションではありませんが、カミソリ負けやちょっとした切り傷に使う為にメンタームの軟膏を用意しています。(髭剃りのために購入したものではないのですが時々使っているので紹介しました)

浴室用ミラー

浴室でシャワーの後にシェービングをするので曇らない鏡を購入してみました。
東プレ くもらないミラーあんしんプラス 丸形フレームミラー 吸盤タイプ 直径20×奥行4.5cmという製品です。¥2500くらいだったでしょうか。
水やお湯をかけて湿らせてあげると確かに曇りません。
吸盤で取り付けるタイプなのですが取り付けたままで時間が経つと取れてしまうので、使わなくなったLANケーブル(被覆の熱いもの)で吊るすようにして固定して使っています(笑)
鏡面が取り付けてあるところから少し手前に出ますので、浴室の鏡よりも少し見やすいように感じます。

初めて揃えたものはこのような感じのものでした。
次のエントリー以降では、さらにどんどん深くウェットシェービングの世界に潜っていきましょう!

また、Instagram(@ezshaving)でもウェットシェービングのアカウントを更新しています。よかったらフォローしてくださいね。

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