”黒岳石室と僕たちを巡る話” 第0話
大雪山国立公園の玄関口となる層雲峡峡谷
かつては霊前碧水と呼ばれたこの渓谷を見下ろすように聳え立つ黒岳
その黒岳の袂に岳人達の憩いの場が存在します
“黒岳石室”
縦走者から日帰り登山者、あるいは研究者
多くの岳人たちが黒岳石室を利用してきました
建立から100年経とうという今こそ
黒岳石室と僕たちの物語を綴りましょう
大雪山黒岳石室建立100周年記念企画スタート
全国の黒岳石室ファンの皆さん、こんにちは。今回から新しいnoteの連載を始めようと思います。今回の企画のタイトルはこちらです。
黒岳石室と僕たちを巡る話
Tales Reflecting Kurodake Ishimuro and Us
今年(2023年)は大雪山でいくつかのイベントが企画されているそうです。例えば大雪山層雲峡・黒岳ロープウェーを運営するりんゆう観光さんでは、毎年8月11日の山の日に「登山記録会」を開催していますが、今年参加すると「100周年記念木札」がもらえるそうです。
また、大雪カムイミンタラDMOさんからは旭岳ロープウェーと黒岳ロープウェーの共通リフト券「TAISETSU縦走PASS」が発売されています(普通に買うより100円だけお得です)。
どうしてこのようなイベントが開催されるのかというと、なんと2023年は黒岳石室開基&黒岳~旭岳縦走路開削100周年という記念の年だからだそうです。
黒岳石室開基&黒岳~旭岳縦走路開削100周年
この記念すべき年に是非多くの人に大雪山に訪れてもらい、黒岳石室に泊まってみたり、旭岳から黒岳へ(またはその逆)を縦走して頂きたいと思います。しかし、100年の歴史がある黒岳石室や縦走路をただただ利用するだけではちょっともったいないと思いませんか?
この100年の間にはいったいどんな歴史があったのでしょうか?石室が建てられた理由は?縦走路というのは具体的にはどっちルート(北鎮岳or北海岳)だったのでしょうか?
今回の企画では黒岳石室やその周辺に関する小ネタを紹介していきたいと思います。そういった小ネタを知っていると、実際に登る時に山への解像度が変わってくることでしょう。一人で登りながら100年の歴史に思いを馳せるも良し。友達と登ってちょっとドヤ顔をしながら小ネタを披露するも良し。この企画を通じで皆さんの2023年の大雪山がほんの少しだけでも豊かなものになれば幸いです。
次回、乞うご期待!!!
▼ 第1話 ▼
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?