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甘ったれた建設業

私はコロナ禍になってからは在宅勤務をしている建設業の個人事業者だ。

コロナ禍以前は元々、1人で小さな現場から、または駅から5分圏内にあるSRCの商業施設の新築工事なども1人でやっていた。

仕事中は休憩、ご飯も食べずにひたすら黙々と作業するのが好きなのだ。

しかし身体は1つ。

現場が2現場、3現場と重なると、分身の術でも使わない限り無理だ。

伝で、同業者に応援に来てもらうが、辺り外れがある。

下手くそから真の技能士まで様々。

下手くそにも真の技能士と同じ金額を払う。

建設業には性格の曲がった人間も多くて、金にうるさい。

出来ないくせに常用単価で2万円。

本当に辺り外れがあり、怖い。

出来ない奴等は一度の休憩をきっちり30分とりたがる。

飯も1時間。

出来る技能士は現場の状況を直ぐに判断出来て、

「この状況だと、休憩は無しにしましょうか?」

「時間繰り上げて11時半から12時まで飯にして、直ぐに作業しましょうか?」

等、応援に来ているので、やってもやらなくても金額は変わらない常用単価の彼等、楽をする方が彼等技能士には得にも関わらず、

良い仕事をする方を

優先してくれる。


応援だから、その場限りだから、楽をした方が得。

しかし真の技能士は、そんな醜態は見せない。

必要以上にやってやるという気持ちだ。

私も男として常にそう在りたい。

私は在宅勤務をしているといったが、

わけあって現場に復帰した。

パニック障害をもっている私は、電車や車が苦手だ。

こないだ、自転車で通える範囲の地域密着型の工務店に飛び込み営業して仕事を頂いた。

今週から現場に復帰したのだ。

もちろん在宅勤務の仕事もしながら。

やはり1人での作業はかなり辛いが、幸せだ!

休憩、飯を食わず作業しても、気を使わずに出来る。

建設業にはお決まりのしきたりがあり、誰かと作業する時は、工期に追い込まれている状況でも休憩をしっかり取る。

休憩の度に飲み物を買ってあげる。 


これが建設業の日常。


なあなあの甘ったれた世界である。


しかしそうは言ってもどうしても応援が必要な時がある。

日曜日の今日も私は仕事だったのだが、応援に来てくれた技能士が素晴らしかった。

明日も現場なので、この素晴らしさをうまく伝えるには時間が足りない。

また書かせて頂きます。










 

私の性格ではリモートワークだけでは人間的にだれてしまう。
やはり現場作業が好きだ!

真夏のくそ暑い中、汗と湯気を出して仕事をするあの快感が忘れられない。

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