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野生のキリンについて


■基本的なこと
生息地:アフリカ大陸サハラ砂漠以南の森林地帯やサバンナ

分類 : 鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)
キリン科


キリンとオカピは同じキリン科の仲間で毛に おおわれた角を持っています。

キリン
オカピ


■最も背の高い動物

キリンは陸上で暮らす動物の中で最も背の高い動物です。

成長するとオスは5m、メスは4mになり、建物の2階の窓をのぞくことができるほどの高さです。生まれた直後の子でも180㎝もあります。

キリンは首や足、舌が長いのが特徴で、高い場所にある木の葉を食べるのに適した体をしています。

50㎝もある長い舌と上唇をうまく使い、木の葉を巻き取って食べます。反対に低い位置にある草を食べるときや水を飲むときは、前足を開いて少し曲げないと届きません。

食べているところをじっくり観察すると、長い首の中で飲みこんだものが下がっていく様子を観察できます。

長い舌を出して木の葉をたぐり寄せる


■キリンの角
キリンはオスもメスも皮膚と毛におおわれた角があり、抜け落ちて生え変わることはありません。

角の中には骨があり、この骨はウシやシカなどのように頭骨がのびたものではなく、皮膚の中に独自に作られる「皮骨」と呼ばれる骨です。

しかも、キリンは生まれたときから角を持っている大変めずらしい動物です。

生まれてくるときには内側にたおれていて、徐々に垂直に立ち、のびていきます。そして成長とともに角の骨と頭骨がくっつきます。

角がたおれているのを見られるのは大変短い期間だけです。キリンと同じ仲間のオカピのオスも、同じ角を持っています。

内側にたおれている角 (生後6日キリンの子)


参照元:「エコチル」Webサイト

以上

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