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PDAとは?概要と代表的な端末、そして現在もPDAは使われているのか?


スマートフォンでスケジュール管理や連絡先管理を行う人は非常に多いでしょう。

しかし、スマートフォンが普及する前にはPDAと呼ばれる情報端末を使って管理を行っていたことをご存知でしょうか。

今回は、PDAの概要や代表的な端末、そしてPDAの現代の用途について解説いたします。

〈目次〉
1.PDAとは
2.PDAの代表的な端末について
3.現在もPDAは使われているのか?


1.PDAとは
PDAとは、Personal Digital Assistantの略で携帯情報端末のことを指します。

電話機能のついていないスマートフォンとするとイメージしやすいでしょう。

本格的なPDAは当時のアップル・コンピュータ(現アップル)のCEOであったジョン・スカリーが1990年代に利用していたと言われています。

持ち運びが楽で、個人の情報管理はもちろん通信機能も備えているためパソコンにつないでも利用できます。

電子手帳と言われることもあり、ペンを用いての入力やカードスロットが搭載されていました。

1993年に電子手帳タイプの「ニュートン」をシャープとの共同開発でアップル・コンピュータが発売したことが最初と言われています。

日本国内では1993年にシャープから手書きの文字認識機能を搭載した「ザウルス」というPDAが発売されています。

ニュートン
ザウルス


2.PDAの代表的な端末について
日本における代表的なPDAといえば、シャープが発売した「ザウルス」やパームコンピューティングの「パーム」、カシオの「カシオペア」などが挙げられます。

パーム
カシオペア


パームOSを搭載したPDAは、ソフトキーボードを用いた入力や手書きによる入力が可能でした。

また、本体のカバーの中にキーボードをスライド式で搭載している「Blackberry」という独自OSを搭載した機種も登場しています。

Blackberry



3.現在もPDAは使われているのか?

現在、PDAは通話機能を搭載したスマートフォンに進化して広く利用されることとなっています。

電話のニーズとPDAのニーズを持ち合わせたものがスマートフォンとも言えることから広く普及しているのはスマートフォンになります。

ですが、PDAは今でも生産されており、業務用や工業用、ヘルスケア向け、スキャナなど幅広い製品が開発、販売されています。

主に業務用として開発されているものが多く、個人での利用はスマートフォンがカバーできるようになってきていると言えるでしょう。

業務用PDAの例



参照先: 「STRATE」Webサイト

以上

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