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蘇るパノプティコン!リモート飲み会を攻略せよ 【サラリーマン必見】

こんにちは、葉隠しんの(@Singularity1217)です。

今回は急激なリモートワーク普及に伴い、日本社会で浸透していくであろう職場でのリモート飲み会についての考察&対処方法をまとめました。

値段設定しておりますが最後まで無料で読めますので、お楽しみ下さい。

1.「必要は発明の母」であるとトーマス・エジソンは言った。

皆さま、Covid-19の影響の中、いかがお過ごしでしょうか。
私が働いているベルギーでは、3月中旬にはロックダウン政策を打ち出し、散歩や食料の買い出し以外の外出ができない状況にあります。

ベルギーではロックダウンと並行して政策でリモートワークが強く推進されております。私自身も3月中旬から完全にリモートワークです。

日本でもリモートワークの導入が進んでいるようですね。twitterの情報だけでなく、私のオフラインネットワークからもリモートワーク導入の話題が聞こえてきます。

とくに伝統的な日系企業でもリモートワーク導入が進んでいると聞き、衝撃を覚えています。リモートワークの導入なんて上の世代が絶対に許さない無理ゲーだと思っていましたが、必要に迫られると組織も変わるんですね。

まさに必要は発明の母であると、一種の感動を覚えています。

皆さんの職場で、リモートワークは導入されましたか。
私自身、はじめは少し混乱しましたが、会議が減ったり無駄な仕事が減ったり、リモートワークの色々なメリットを感じています。

特に典型的な日系企業にお勤めのかたでリモートワークが始まった方々は、メリットを感じているのではないでしょうか。

日本的な体質&雰囲気が削がれ落ちる感覚。わかる。わかるぞ。
わたしは正直、Covid-19が収まっても終わっても週3日はリモートワークで働きたいです。週2日は気分転換でオフィスに顔出したい。

リモートワーク万歳!

万歳猫

、、、

2.古い日本的な体質もテクノロジーに適応

とはいかないのが、日本社会です。
『そうは問屋が卸さない。』この言い回し、古いな。
自分で言いながら鳥肌が立つぞ。

水面下ではありますが古い日本的な体質もテクノロジーに適応し始めてるんですよ。

日本社会の本質はハンコを無くすのではなくて、ハンコをいかに残すかを考えるところにあります。ナメたらいけません。まるで進撃の巨人を読んだときのような恐怖体験です。

お前、テクノロジーの壁を越えて来るんかい。

古い日本的な体質がテクノロジーに適応し始めているもののうち、早急に対応を求められているのはZoomなどのweb会議ツールの導入のみで実現可能なリモート飲み会です。

テクノロジーの壁が低かった。。。『使うのが簡単』なのは、本質的にいい事なんですがね。

家で酒を飲みつつ寛げないとは、なんという地獄でしょうか。

私は日本の自粛要請に先行した欧州各国のロックダウンに伴い、すでに数回参加したのですが、地味にめんどくさいんですよ。

まず家にいることが前提なのでサボり辛い。仮病を使おうものなら、例のアレに感染したのではないかと勘繰られて面倒です。加えて全世界中、接続場所を問いません。

今後、日本でもリモート飲み会が増えていくことでしょう。

イラストサラリーマンしんの2

あなたは会社の飲み会は好きですか。
飲み会が好きな人はここから先は読まなくても大丈夫です。

ですが、気が重くなった人、あんまり飲み会が得意じゃない人は読んでみてください。わかる。わかるぞ。わたしは社会不適合の実践者です。

今回、わたしが悪戦苦闘して見出したリモート飲み会ハック案を授けます。
わたしの屍を超えて行け、です。

今回のnoteではリモート飲み会のモチベーションが低い人を、波風をたたせずに悪目立ちせずに済ませる能力が付くところまで連れていきます。

3.リモート飲み会は21世紀のパノプティコン

まずは状況判断としてリモート飲み会とリアルな飲み会とで異なるところを確認しましょう。わたしが理解したポイントは下記3点です。

①カメラによる相互監視
②限られた情報のみ共有
③しゃべるのは1人ずつ

①カメラによる相互監視
この点がリモート飲み会の特徴です。Web会議アプリベースなので、カメラで何をやっているか?が見られています。

リアルの飲み会だと、どこに座るか?で手を抜くことができたのですが、それができないのがリモート飲み会です。お互い何をやっているかが一目瞭然で監視できます。

皆さんはパノプティコンという言葉をご存じでしょうか。
功利主義者であった「ベンサム」によって考案された刑務所であり、円形に配置された部屋の中心に看守室を置き、監視されている側は、いつ監視されているかわからないけれど監視されている気配は感じるので悪い事は出来ないという低コストで心の中に檻を作り出すシステムです。

リモート飲み会のカメラはサボっている奴を監視出来ます。それも相互に。
テクノロジーによる全展望監視システム「パノプティコン」ver2.0です。

書いてて思ったけれど村社会的な価値観と親和性良さそう。うーん、ディストピア。

パノプティコン

②限られた情報のみ共有
救いはないのか。と感じますよね。
リアルと違って共有されるのは音声と映像のみです。五感のうち嗅覚&触覚そして見ているもの、視覚は共有されません。ここら辺に手を抜くチャンスがあります。

③しゃべるのは1人ずつ
リアルな飲み会では6人以上いると小グループで会話することになるかと思いますが、誰が何を言っているかわからなくなるため、リモート飲み会では同時に複数人が話すことは基本ありません。参加者が多いほど、話す機会は減ります。ここはリアルよりも楽な点ですね。

リアルの飲み会とリモート飲み会についての差異が、掴めてきましたでしょうか。

ここまで考えて私は、「リモート飲み会 = テクノロジーで実現されたパノプティコンシステムをハックし、悪目立ちをしないゲーム」とリフレーミングし対策を考えました。

4.リモート飲み会をハックせよ

というわけで具体的な手は下記です。それぞれ説明していきましょう。

①つかず離れず。悪目立ちしなければ生き残れる。
②ノンアルコールも酒と偽れる。
③カメラの外には自由を活用する。

①つかず離れず。悪目立ちしなければ生き残れる。
リモート飲み会では、1人ずつしか喋る権利がありません。
基本、皆喋りたいため、喋り過ぎない方が良いです。ですが喋らなすぎると逆に、喋らなければいけない状況になることもあるため、適度に発言してください。

注目を集めるよりも、集めない方が良い。ただし、完全に隠れると叩かれる。つかず離れずのイメージです。

薬にも毒にもならない、相槌を口にしてやり過ごしましょう。

②ノンアルコールも酒と偽れる。
リモート飲み会では、嗅覚でとらえる情報は共有されません。視覚情報もカメラの情報のみです。このため無理にお酒を飲まなくても、お酒を飲んでいると偽ることが容易です。これで飲み会後の身体的な疲れは避けられますね。

このためウーロン茶を重いロックグラスで飲んでいればやり過ごせます。
カメラにはウイスキーのボトルを映してくださいね。気をつけるべき点は、ウイスキーとウーロン茶の色味を揃えること、ウーロン茶では顔は赤くならないため、沢山飲むとバレるということです。

③カメラの外には自由を活用する。
カメラで顔は監視されていますが、その外は自由です。
慣れてくれば手元でkindleを読むことも可能です。

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ただしあなたの視線の方向はカメラで監視されています。バレると一気に吊るし上げられます。kindleを読むなら上手に置くことが肝心です。おすすめは「PCの画面に立てかける」です。

またLINEなどを使い、リモート飲み会の外で連携することも可能です。
幹事となってしまった同期などで流れや状況を相談することができます。

ちょっとした、面倒な時限爆弾を上手に解体するリアルタイムシミュレーションゲームのようではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今後、リモート飲み会があるかたが少しでも簡単に攻略するヒントになれば幸いです。

このnoteをまとめながら考えていたのですが、リモートワークが進んでいる今は、保守的な日本企業にもテクノロジーが浸透していく過渡期であり、働きやすい未来になるのではないかと感じています。

一方で、テクノロジーの上に生産性の低い日本社会システムを引きずって実装し、逆転不可能に追い込まれるという可能性も感じずにはいられません。

このnoteを読んで、リモート飲み会をかわしつつ、水面下で変える努力をしていきませんか。

面白かった、というかたは購入&好きして貰えると嬉しいです。
マックすら閉鎖されているロックダウンのなか、ハンバーガーを自炊することを覚えました。

なんと200円で作れるんですよ。

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