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森山至貴さんとの往復書簡「詩と音楽と社会的現実」が(ひとまず)完結しました。

2017年の春から14往復、28編にわたって連載してきた森山至貴さんとの往復書簡がこのたび最終回を迎えました。言葉と音楽、覚醒と陶酔、創作の技法、翻訳、言語的クィアとしての詩、天皇制、エロス、愛、自由といったテーマについて、その時々の互いの実作活動に即して語り合ってきました。この企画を持ちかけたのは僕の方ですが、正直言って、始める前はこんなに長く、そして深く語り合うことになるとは思ってもみませんでした。そして実は、森山さんからの最後の手紙にお答えしたいことや、これまでの手紙で言い忘れていたことが、今もまだたくさんあるんです。でもひとまずここで終止符を打つことにしましょう。森山さん、二年間にわたってお付き合いいただき、本当にありがとうございました。おかげさまで濃密な時間を生きることができました。 (四元康祐)

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