Camino Finisterra: 〈地の果て〉まで歩く

画像1 スペインの巡礼路 Camino de Santiagoは、一般にはガリシア州の州都 Santiago de Compostelaの大聖堂を最終目的地とするが、
画像2 実はそこからさらに西へ90キロ、大西洋に突き出した岬の突端まで歩くというルートがある。
画像3 いわばそれが有終の美、そこまで行かなければ画竜点睛を欠く。
画像4 10数年前に歩いたときにはSantiagoでもうへとへとだったので諦めたけれど、
画像5 いつか機会があればとずっと思っていた。
画像6 西の果ての海の彼方を目指すのは、
画像7 仏教の「西方浄土」の考えにも通じるのではないか。
画像8 その向こうにまだ新大陸アメリカがあるなんて夢にも思わなかったころの、
画像9 人の眼でその海を見てみたい。
画像10 道沿いに絶え間なく現れる巡礼路のトレードマーク、黄色い矢印を追った。
画像11 巡礼者用の宿舎は Albergue と呼ばれる。共同のキッチンや洗濯場がついていて、一泊数千円で泊まらせてくれるのが有り難い。
画像12 二段ベッドが並んでいる共同部屋が基本だが、予算に余裕があれば個室も可能だ。
画像13 平均すると10キロ間隔くらいで集落があるので、体力と日程に合わせて10キロの日、20キロの日、覚悟を決めて30キロの日。
画像14 ずっと歩き続けていると、
画像15 自分が自分の中から歩みだして、
画像16 あたり一面に遍在するみたい。
画像17 小川の水の流れる音や、
画像18 車道の道端で排ガスに吹かれて揺れる雑草に、
画像19 小さな自分(たち)が宿っている。
画像20 着いたら何を食べようか。
画像21 花びらの模様が出来るワインがいいワイン。
画像22 どんな旅も、いつかは必ず終わるということを知るために、
画像23 歩く旅。
画像24 これは道中で知り合ったドイツ人から貰った枝、でも
画像25 結局名前は聞かなかったな。
画像26 墓地を行き過ぎ、
画像27 地の果て(Finisterra)を、
画像28 故郷と呼ぶ人とすれ違い、
画像29 旅するサンチャゴ、サンテティアゴ、聖ヤコブ、
画像30 3時間かけて陽が沈むのを見送った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?