免許取り消しの思い出 その⑨ 6回目でついに!

実技試験も6回目となりました。

5時起き

試験場に向かう日はいつものように5時には起きて6時にはもうバスに乗っていました。駅について私鉄に乗り7駅目の終点で下車。

そこからJRの駅まで10分ほど歩きます。そしてJRで1度乗り換えを含めて1時間電車に乗ります。朝はラッシュアワーと重なるので車内はかなり混む区間もありました。そして免許センターの最寄り駅で下車し、そこからさらに10分ほど歩きます。

受付時間に間に合うためにはどうしてもこのパターンで通うしかありませんでした。正直遠い道のりです。

今回もいつものように収入印紙を買って用紙にはり、受付を済ませ待合室で朝の簡単な説明を聞き、あとは順番がくるまで待合室で待機します。

そしていざ試験開始、いつものように車の前後に何もないかを点検し試験車両に乗り込みます。試験官の合図でスタート。

試験と試験の間に繰り返し行ってきた安全確認と運転操作をひたすらなぞりながら教官の指示に従って試験場内を走ります。

そだいたいこの辺りがコースを全周した場合の真ん中くらいかなぁと思われるところも無事通過しました。

いつもコースの半分で終了してしまうので、後半の半分で用意されている課題はまだ未経験です。そのあとどんな風に車を走らせたのかについて、あまり記憶がありません。それだけ必死だったということだと思います。

完走!

そして、なんと、走り切りました。試験官からの中断の指示がなくコースをすべて走り終えました。

そして試験官からいくつか指摘事項はあったものの、「合格」の言葉をいただきました。

「やった!!!」

6回目の試験で突然訪れた完走と合格。やっと、やっとです。

努力が報われたと実感すると同時に、暇さえあれば3つのコースをひとつひとつ、頭の中で走行しました。安全確認の動作もイメージしながら。何度繰り返したでしょうか?試験でどのコースが課題になるかは分からないので、コースの順番をランダムにして想像で運転してみたり。

試験に受かった時って、努力が報われたという思いと同時に、これまで何度も何度も繰り返してきた、練習なり、勉強なりから解放される喜びもあると思うんです。合格によってやっと次に進めるみたいな。

しかし、これで免許が手に入ったわけではありません。次は実際に車を運転するために必要な本免の試験が待っています。


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