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【読了】仮面婚約のたしなみ はじまり

やっと読了レビューが追い付いてきました。
実は、今年初めに【50冊本を読む】という目標を掲げていたのですが、年明けになったら全く本を読まないまま半年……、とモチベーションが下がっていたのです。
五月下旬になって、よし!読むぞ!!という意欲が湧き、やっと読書が出来るようになりました。
読んだのは十五冊くらいでしょうか。
ま、まだまだ目標は達成できるかもしれない。
そう思いながら、今回も読了レビューを書いてゆきます。

今回は男装ものを読みました。
ヒロインがとある理由で男装をするという作品は数多くあり、この作品も例外ではありません。

主人公のルティアは貴族令嬢なのですが、家庭の事情で外ではルティウスとして男装をし、騎士団の一員として活躍していました。
男装をしていることは家族だけの秘密で、同僚や上司もその秘密を知りません。
ルティウスは優秀な騎士で、女性を口説く言葉が上手く、貴族令嬢からとてつもなく人気があります。彼の私物は高値で取引されるほどの人気です。

騎士団として活躍しているルティウスですが、ある日、上司に「女装をしろ」と命じられます。
それは、新王ヴァイスが王宮を大革命しており、その影響が騎士団にきていたからです。
ヴァイスは大革命の一つとして経費削減を行っていました。
王宮の豪華な生活を”無駄”と称し、ばつばつと古い慣習を取りやめてゆきます。切り捨てた財政は国民の治世に移しています。
簡単に言うと、貴族には嫌われるけど、国民には好かれるタイプの国王です。

そのヴァイスは平和な世だから騎士団は無駄と判断しており、このままだと解体されてしまうとルティウスの上司は危惧していました。
考えた結果、解体を回避する方法として中性的な容姿のルティウスを女装させ、ヴァイスの婚約者候補として接近し、騎士団の必要性を説けばいいのではないかという考えに行きつきます。
まあ、考えがぶっ飛んでますね。

上官命令で本来の姿にもどり、国王の婚約者候補に仕立て上げられたルティア。
しかし、ヴァイスは一筋縄でゆかず、ルティアを拒絶するし、騎士団を解体するき満々でした。
ルティアも男装が日常だったため、普通の令嬢とは価値観がずれており、おもしれー女状態になり、ヴァイスも関心を持ってゆきます。
そこがこの作品の面白い箇所だと思います。

果たして、ルティアは上司の命令し、ルティウスが勤務する騎士団の存続を守ることができるか!?

気になる方は本書でご確認ください。


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