お気に入りのペンを大人買いした

 僕はかなり適当というか抜けのあるタイプで、ものをよく紛失する。その代表がペンである。

気に入っているペンがある

 僕はとある組み合わせボールペンを4年ほど前から愛用している。当時院試を控えながら色々やっており、勉強や考えへのとっかかりのハードルを下げる為に筆箱レス化したのがきっかけだった。
 ポイントは、シャーペン・赤・黒の3種のみでミニマルなこと、シャーペンのノックがペン本体の頭頂部で出来ること(むしろ出来ないペンが論外だと思っている節がある)、ペンの切り替え(回転)が片手で出来ること(回転式の長所は並びさえ覚えればノールックで切り替えられること)である。デザインや持ち心地も好きである。インクの出はジェットストリーム等の方が好きである。

このペンをあらゆる場所に常備する作戦

 しかし、このペンを色んな所で使う為、非常によく失くす。また、単に持っていくのを忘れて使いたい時に使えない場合も多い。
 大抵の場合はポケットに入れて持ち運んだ際に紛失するので、そもそも筆箱を使うのが妥当な解決策だ。だが僕は何故か筆箱というものにハードルの高さを感じるので使いたくない。また、「ものに定位置を決めて、使ったら戻すようにする」というルール付けで片付けをするのはこれまで何度も断念している。
 それで、今回買い直す機会に、このペンをあらゆる所に事前に用意しておくことにした。具体的には、とりあえず現時点では机、譜面台、鞄、楽器ケースに1本ずつ常備する。
 紛失対策よりは持ち忘れ対策の側面が大きいが、結果的に紛失対策にもなる気がしている。

意識的な改善をどこまで続けるか問題

 最近自分は自分の特質(主によくないもの)を受け入れてそれを前提として扱う方向のライフハックを試みている。偉そうに書いているが、要は意識上の対策を諦めたということだ。
 しかし、一般人が意識的に行って不自由ないことを、自分が意識的にできないという理由で意識の外で対策して無意識化してしまうことが果たして良いことかどうかは考える必要がある。これは大きな問題なのでまた別途書く。
 ともかく、しばらくの間はペンには困らないと思われる。

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