1 かわいさの起源とは

人はどういうものに対してかわいいという感情を持つのか、それは遥か大昔にさかのぼる。

まだ人が狩りなどをして生きていた時代、今のように様々なかわいいキャラクターたちが存在していなかった頃に人々が何にかわいさを感じていたのか。それは動物だと思われる。動物はその時代から存在していた唯一のかわいいものだろう。

そしてその時代に動物に対して感じたかわいいという感情が本能として根付き、今に受け継がれているのだと思われる。そして、それらの動物が持つ性質が、次回以降の記事で説明するかわいさの要素に結びついている。

また、大多数の人がかわいいと感じやすい生き物には、圧倒的に哺乳類と鳥類が多い。この理由は、生物の種として人間に近いからであると思われる。


もちろん哺乳類なら人間と同じであるし、鳥類も進化の過程で考えるとかなり哺乳類と近い種である。


実際、鳥類は人を含めた一部の哺乳類と同様二足歩行をし、体表面に毛が生えており、恒温動物であり、ある程度の大きさを持ち、人間とかなり似ている。そのため親近感を抱き、かわいいと感じやすいのだと思われる。


爬虫類、両生類、魚類、その他無脊椎動物は種として遠く、見た目も人間と大きく異なっているので親近感を感じにくく、哺乳類や鳥類と比べてかわいいと感じにくいのだと思われる。


自分とかけ離れたよく分からない種には不安や恐怖が勝り、かわいいなどという感情は感じている場合ではないのである。

これらを踏まえて、次回から具体的なかわいさの要素についてまとめていく。

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