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5 かわいさの例外

これまで様々なかわいさの要素について説明してきた。ただしいくつか注意事項があるので、最後にそれを説明しておきたい。

・かわいさは総合判断
丸い、柔らかい、小さいなど要素はいろいろあるが、重要なのは、かわいさは総合判断だということだ。

この要素があればかわいい、これだけの数の要素があればかわいい、のような明確な基準はない。たくさんの要素を持っていてもかわいくない場合もありえる。

・慣れた色の方がかわいい
色に関しては、白、黄色、茶色がかわいくなりやすい色と説明した。ただ、これ以外の色の、既に存在するかわいいキャラクターは、白黄茶の色に変えてみるとかわいさが減るように感じる。

これは、見慣れた色の方がかわいいと感じやすいからである。見慣れた方が親近感があり、違和感や恐怖心が作用しないためだと思われる。

例えば星のカービィは基本色が桃色だが、それを他の色に変えても桃色が一番かわいく感じる人が多いと思う。

・表情は重要
人は安心感のあるものにかわいさを感じやすいということを説明してきた。それは人や動物の表情にも言えることである。

怒っている顔より普通の顔、普通の顔より笑っている顔の方がかわいさを感じやすい。

ネットで探すとコラ画像がよく出てくるが、リラックマが怖い表情をしている画像などがよくある。どれだけ元のキャラクターがかわいくてもその画像をかわいいとは感じないため、表情が大事なことがよく分かる。

・まとめ
これでかわいさ理論のシリーズは終了となる。自分でかわいいキャラクターを作るときはここに挙げた要素を意識すれば作りやすい。また、かわいいキャラクターの共通点を探すのも面白いと思う。

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