[04/27~05/02] 生成AI Weekly News
今回も社内で話題になった生成AIに関するニュースをご紹介します。
Claude、ChatGPT、Geminiなど各LLMからリリースがありました。他にも新しいプロダクトや技術などがたくさん出てきました。
それでは今週のニュースです!
プロダクト・サービス
Claude からチームプランと iOS アプリが登場
Anthropic の提供する Claude からチームプランが提供されました。
あわせてiOSアプリも登場したようです!
ChatGPT、モデルトレーニングオフでもチャット履歴にアクセスが可能に
ChatGPT フリーとプラスユーザーのデータコントロール機能が更新されました。モデルのトレーニングをオフにしても、チャット履歴にアクセスできるようになりました。
Gemini アプリ、日本で利用可能に
Google が医療専用AI 「Med-Gemini」を発表
GitHub、「Copilot Workspace」テクニカルプレビューを開始
Copilot Workspaceは、自然言語で書かれたIssue(課題)を基に、Copilotが仕様案と実装計画を示し、コーディングや既存のコードの修正を行い、ビルドをしてエラーがあればデバッグも行うという、プログラミングのほとんど全ての工程をCopilotが自動的に実行してくれる、というものです。
Synthesia の新モデル「EXPRESS-1」による表現豊かなアバター登場
Synthesiaは、新しいモデル「EXPRESS-1」を搭載した表現豊かなアバターを発表しました。これらのアバターは、大規模な事前学習モデルを基盤としており、複雑な多モード分布をモデリングするために拡散技術を組み合わせています。これにより、スクリプトの正確なトーン、ボディランゲージ、リップシンクを実現し、実際の俳優のように演技することが可能になります。Synthesiaのプラットフォームの中心には、人間と人工知能の最良の要素を組み合わせたダイナミックで生き生きとしたデジタルペルソナであるAIアバターがあります。これまでに、225のアバターを使用して200,000人以上のユーザーが18百万以上のビデオプレゼンテーションを作成し、130以上の言語で公開しています。
技術的な内容・新規性:
・大規模な事前学習モデルの使用
・拡散技術による複雑な多モード分布のモデリング
・スクリプトの正確なトーン、ボディランゲージ、リップシンクの実現
自分の声のまま多言語な声に変換できる商用利用可能な音声クローンAI
テキストで3Dアバターにモーション付与 「Meshcapade」
Meshcapade社は、600万ドル
Motion from text, Motion from video, Body shapes from images、と様々なモーション生成が可能な模様。
ニュース
米商品先物取引委員会、初のAI責任者を任命
バイデン政権の人工知能(AI)の連邦政府全体への適用規制の取り組みに応え、商品先物取引委員会(CFTC)は、同委員会の初代人工知能責任者(Chief Artificial Intelligence Officer)にTed Kaoukを任命しました。Kaoukは現在、CFTCのデータ部門のディレクター兼チーフデータオフィサーを務めており、この新しい役割では、金融市場におけるAIの使用に関連する規制の監督と施行の戦略の開発と実施を担当します。
Google と News Corp(Wall Street Journal 親会社)が AI の新しいコンテンツや開発への協力に合意
GoogleはNews Corpとの間で、人工知能(AI)関連のコンテンツおよび製品の開発に年間最大600万ドルを支払う新たな契約を結びました。この契約は、両社の長期にわたるパートナーシップの一環として行われています。しかし、News Corpのスポークスパーソンは、Googleとの間にAIコンテンツのライセンス契約が存在しないと否定しています。この報道により、AI技術を利用したニュースコンテンツの開発とその潜在的な影響に関する議論が再燃しています。また、他の出版社との類似の契約が行われている中で、この動きはメディアとテクノロジー企業間の関係の進化を示しています。
論文・技術系
感情を強化した表情アバター 「EMOPortraits」
「EMOPortraits」は、感情表現を強化したマルチモーダルなワンショットのヘッドアバター生成モデルです。この研究では、従来のモデルが激しい顔の動きを処理する際の限界を克服し、感情の伝達において優れた結果を達成しています。また、音声駆動モードを追加し、オーディオビジュアルな顔のアニメーションを強化しています。さらに、激しい表情や多様な表情をより良く表現するためのユニークなマルチビュー動画データセットを作成しました。
ストーリー性のあるマンガを自動生成するAIモデル「StoryDiffusion」
中国のByteDanceと南開大学の研究チームが、ストーリーのある漫画を出力できるAIモデル「StoryDiffusion」を発表しました。
テキストから高品質な3Dモデルを生成する新しい手法「MaPa」
この研究では、テキスト駆動のフォトリアリスティックな素材ペインティング技術「MaPa」が紹介されています。3D形状に対してリアルなテクスチャを生成するこの方法は、テキストガイド付き拡散モデルを活用しており、SIGGRAPH 2024で発表されました。比較実験では、既存の手法よりも優れた定量的結果を達成し、ユーザースタディでの評価も高いです。
ChatGPTにショートカットキーを覚えさせることで生産性向上
メモリー機能の活用方法で、ショートカットキーを覚えさせて生産性を向上させる方法です。確かにこれは便利ですね!
その他ニュース
日本政府、AI開発に法規制検討
社会でのAIの利活用が進む中、生成AIに関連する安全性のリスクが問題視されています。主要国が規制強化に動いており、日本も政府とのリスク情報の共有など、強制力を伴う法的な枠組みの議論が必要だと判断しています。日本はこれまでAI開発についてガイドラインを示すなど、企業の自主的な対応に委ねてきましたが、産業振興を重視する中で、新たな法規制の検討しているようです。
自治体のAI導入拡大への新コンソーシアム設立、 Microsoft やGoogle も参加
2024年5月1日、大阪市や茨城県つくば市を中心に、「AIガバナンス自治体コンソーシアム」が設立されました。このコンソーシアムは、自治体における人工知能(AI)の導入を拡大し、行政実務での適切な利用に向けた指針を2024年度中にまとめることを目指しています。米マイクロソフトや米グーグルの日本法人も参加し、産官学が協力しています。行政管理研究センターが発起人となり、筑波大学の岡田教授が技術的な指導を行います。
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今週もニュースが盛りだくさんの1週間でした。来週もどんなニュースがあるのか楽しみです!
今週もお疲れ様でした!
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