[06/01~06/07] 生成AI Weekly News|NotebookLM を PickUp!
今回も社内で話題になった生成AIに関するニュースをご紹介します。
Google から NotebookLM、中国発の動画生成AIサービス「KLING」、Chatbot ArenaでGemini 1.5 Proが日本語ではGPT-4oを超えて1位になったりと、今週も盛りだくさんです。
それでは今週のニュースです!
ピックアップ|NotebookLM
NotebookLM 登場
先日の Google I/O で発表されたサービスの「NotebookLM」が登場しました。
これは何かというと、ファイルから適切なデータを検索して質問に回答する機構(= RAG)が簡単に作れるチャットボットです。
現時点では Gemini も無料で使えるため、この「NotebookLM」を利用するのに費用はかかりません。
では実際に使ってみましょう。
サービスにログインすると、「ノートブック」というものが表示されます。
これはチャットボットのようなもので、この中に特定のファイルを入れていきます。
早速チャットをしてみます。
すると、以下のようにアップロードしたファイルを参照した上で回答を生成してくれます。文末の数字をクリックすると、回答生成にあたって参考にした箇所が表示されます。
これだけだとただの RAG ができるチャットボットですが、「NotebookLM」という名前にあるように メモを残していくことを特徴としています。
Chat View と メモの View を切り替えられるようになっており、チャットボットに質問をしながら適宜メモを取ることができます。
さらに作成したメモを選択して、要約や学習ガイドの作成等の指示出しもできるようです。なかなか新鮮で面白い機能ですね。
社内データの活用としても RAG は有効な手段であり、そのようなサービスは昨年から多数出てきましたが、Google も「NotebookLM」でそれをできるようにしました。
企業で実際に使うとなると、セキュリティ面が気になるところですね。
↓↓ あわせて読みたい ↓↓
※ 余談ですが、弊社でも似たような RAG を使える法人向けChatGPT環境サービスの「生成AI SmartAssistant」があります。大手水準のセキュリティですので、ご興味があればお問い合わせください。
プロダクト・サービス
中国発の動画生成AIサービス 「KLING」
以前 OpenAI から動画生成AI として「Sora」が発表され、話題を集めていましたが、実際に触って動かすことはできない状態でした。
今回、発表された中国の「KLING」というサービスでは中国の電話番号があれば、実際に動かすことができるようです。画像生成AI 同様、どこまでプロンプトで調整が可能か楽しみです。
↓↓ あわせて読みたい ↓↓
こちらの方が 画像生成AI のリリース年表を随時更新してくれてますので、振り返りにおすすめです。
プロンプトのみでフローチャートを作成 「eraser」
「eraser」では、フローチャートからシーケンス図、アーキテクチャなどが作成可能です。
全コンテンツが生成AIで作成された動画配信サイト 「Showrunner」
全コンテンツが生成AI の動画配信サイトがリリースされました。
α版として提供されており、リンクから公開されている動画が閲覧可能です。
GPT-4o、応答に基づいて口調や声のトーンを変更するデモが公開
先日 OpenAI Spring Update で発表された GPT-4o ですが、新しいデモ動画として、対話の中での応答に基づいて口調や声のトーンを変えて喋るデモが公開されました。
音声認識と回答の速度、ナチュラルさでも話題になった GPT-4o ですが、まだ実際に触ったりすることはできないため、一般公開が待たれます。
create.xyz、Dify とも連携ができるように
ニュース
ELYZAが、国立研究開発法人 産業技術総合研究所が募集した大規模生成AI研究開発支援プログラムに採択
セガサミー、おもちゃ開発に生成AI デザイン案100倍に
セガサミーホールディングスが、おもちゃ開発で生成AI を活用し始めたようです。
論文・技術系
Chatbot Arena Leaderboard: Gemini 1.5 Proが日本語ではGPT-4oを超えて1位に
Google の Gemini 1.5 Pro ですが、Chatbot Arena という LLM の総合評価で日本語としては GPT-4o を超えて 1位になりました。
AI エージェントの5段階分け
「Five Levels of AI Agents」というコンセプトは、AIエージェントの複雑さと能力の進化を示す5つのレベルに分類されています。
この分類の中では、現在はレベル2.5 と言われています。
LLMにまつわる"評価"を整理する
その他ニュース
韓国発「ライオンロケット」 生成AIで作画アシスト
韓国発の LionRocket 社の技術では、10枚程度の絵をもとに作品の画風を学習させると、スケッチを軽く書いたり簡単な操作のみで作画が可能とのこと。
リスキリング支援の拡充、10月から給付拡大へ
政府は、リスキリングを支援する公的給付を10月から拡充する方針のようです。生成AI活用と補助金はうまく組み合わせていきたいですね。
[ご案内] 生成AI活用のお悩み相談、開催中
現在弊社では、生成AI 活用をご検討されている企業様のお悩み相談を、
1時間無料で受け付けております。
業務効率化のための法人向け ChatGPT 環境のサービスや、生成AI に関する研修にご興味がある方は、コチラから。
今週もニュースが盛りだくさんの1週間でした。来週もどんなニュースがあるのか楽しみです!
今週もお疲れ様でした!
=========================================
この note が気に入ってくれた方は、
ぜひ「いいね」と「フォロー」をお願いします♪
X でも生成AI や LLM に関する情報を発信してますので、
ぜひ覗いてみてください!
「株式会社エクスプラザ(公式)」アカウント
https://twitter.com/explaza_inc
「生成AI事例集」アカウント
https://twitter.com/explaza_usecase
生成AI事例集
会社HP
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?