[08/10~08/16] 生成AI Weekly News #50|Genspark & STORM をピックアップ
EXPLAZAが運営する「生成AI Weekly News」も、今回で記念すべき50回を迎えました!
今回も社内で話題になった生成AIに関するニュースをご紹介します。
ピックアップ|Genspark & STORM
Genspark と STORM は Perplexity のクローンのようなサービスです。web検索をした上で、質問に対して回答をしてくれます。
Genspark
まずはPerplexityよりも、深い回答をしてくれると話題になったGensparkをご紹介します。
検索窓からテキストを打つことでスタートできます。
今回は試しに「今週の生成AIに関するニュースを3つピックアップして」というプロンプトにしました。
するとすぐにプロンプトを元に4つの視点からリサーチ、要約をしてくれます。
その後生成されたのがこちら。詳細についても確認することができます。
確かにPerplexityと比較して、情報量が多くより深い回答を得られています。しかし、今週の新しいニュースかと言われると6月のニュースも混じっており、こういった使い方には向いてなさそうです(Perplexityもこの点は同様)。
特定の分野について新しく0からインプットする時などは、有効なリサーチツールだと思います。「企業が展示会に出展するにあたって注意すべきことは何?」というプロンプトだと、参考になりそうな回答が返ってきました。
STORM
STORMはPerplexity同様にwebブラウジングをして、その結果を元にテキスト(記事)を生成してくれるサービスです。根拠があり構造化された長文記事を作成することができます。
早速、生成AIをテーマに記事を作成してもらいます。
生成ボタンを押すと、情報をリサーチしてまとめてくれます。
画像のように、複数のURLをwebブラウジングしてくれます。
生成するにあたってのブレインストーミングのプロセスも見ることができます。
今回のケースだと、プロンプトを入力してから3分くらいでこちらの記事が作成されました。合計で約1万5千文字の文章です。
こちらPDFにすることも可能です。
しかし残念ながら、現時点では日本語でプロンプトを書くことができません(input / output ともに)。生成には時間がかかります。
プロダクト・サービス
「LongWriter」、3万字以上自動的に書いてくれるオープンLLMが登場
LongWriterは、10,000文字以上のテキストを一度に生成可能なLLMです。LongWriter-glm4-9bと、LongWriter-llama3 1-8bの2つのモデルがリリースされています。
Gemini のようなLLMはコンテキストウィンドウが100万トークンとかなり多くのテキストを読み込めるものの、出力が8Kと制限がありました。それに対して、今回のLongWriterは出力サイズが大きく、文章生成・ライティング業務への活用が期待されます。
「Napkin AI」、テキストから視覚的コンテンツを生成するAIツール
Napkin AIは、テキストを入力するだけで図解やグラフ、フローチャートなどの視覚的コンテンツを自動生成するAIツールです。
ビジネスプランやプレゼンテーション資料、ソーシャルメディア投稿など、様々な場面で活用できます。現在ベータ版として公開されており、Professional Planの機能を無料で利用することができます。シンプルな操作で美しいビジュアルを作成できる点が特徴で、ビジネスパーソンの資料作成効率を向上させることが期待されています。
画像のように、テキストを記入してその範囲を指定して生成のボタンを押すと、そのテキストにあった画像が生成されます。現時点では、テキストは英語表記で生成されます。
挿絵として使う程度であれば、十分活用ができそうです。
※ 実際に読み込ませた文章は、弊社連載記事の「生成AIはPoCからはじめよ」です。生成AIプロジェクトのご担当者はぜひご覧ください!
「Gen-3 Alpha Turbo」、クオリティそのままで高速に
Runway社が発表したGen-3 Alpha Turboは、AI動画生成技術に革命をもたらす新モデルです。従来のGen-3 Alphaと比較して大幅に処理速度が向上し、10秒の動画生成が約20秒で完了するようになりました。この高速化により、クリエイターの作業効率が劇的に改善される可能性があります。また、生成される動画の品質も向上し、より長い動画の作成が可能になりました。
SDXLで360度画像が生成できるモデルが登場
「Zoom Enhance」、画像解像度を上げる Google Photos の新機能
Zoom Enhanceは、完全にデバイス上で動作するように設計・最適化された、画像間拡散モデルです。キャプチャ後、望みのショットをトリミングまたはフレームに収め、それを強調することができます。
ニュース
チューリングは、新たに自動運転に向けた生成世界モデル「Terra」を発表
Xは欧州ユーザーのポストを生成AIに転用するのを止めた
論文・技術系
「AIサイエンティスト」: AIが自ら研究する時代へ
Claude、トークンキャッシュをリリース
Claude もトークンキャッシュをリリースしました。
一度キャッシュしたトークンは、本来の1/10のコストで入力に使えるようになるようです。
その他ニュース
必要なのは「AIの脱AI化」
商品紹介に「AI」うたうと購買意欲低下か 米研究
OpenAI × Indeed
Indeed、OpenAIを利用して数百万人の求職者に文脈に沿った求人マッチングを提供
https://openai.com/index/indeed/
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今週もニュースが盛りだくさんの1週間でした。来週もどんなニュースがあるのか楽しみです!
今週もお疲れ様でした!
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