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[04/06~04/12] 生成AI Weekly News

今回も社内で話題になった生成AIに関するニュースをご紹介します。
今週はついに GPT-4 Turbo がリリースされました!LLM の各モデルの進化は凄まじく、Claude 3 Opus、Command R+ などにも注目が集まってますね。

それでは今週のニュースです!



プロダクト・サービス


GPT-4 Turbo 登場

ChatGPT から新しく、GPT-4 Turbo がリリースされました。

従来の GPT-4 よりも
・コンテキストウィンドウ(= 入力できる最大トークン数)
・学習データの鮮度(2023年12月まで)
・API 利用料金

が大きく異なります。

・コンテキストウィンドウ
 gpt - 4     :     8,192 トークン
 gpt - 4 - 32k :  32,768 トークン
 gpt - 4 turbo : 128,000 トークン

・学習データの鮮度
 学習に使われているデータが、2023年12月までのものになりました。
 (以前までは2023年4月まで)

・API 利用料金
  Input:   $0.01 / 1Kトークン、Output:$0.03 / 1Kトークン
 で利用できます(gpt-4-turbo-2024-04-09)。
 従来の GPT-4 が
  Input:   $0.03 / 1Kトークン、Output:$0.06 / 1Kトークン
 なので、コストも半分以上に減らせるようになりました。

↓↓ 参照元 ↓↓

https://platform.openai.com/docs/models/gpt-4-turbo-and-gpt-4
https://openai.com/pricing


Command R +

先週ご紹介したオープンソース LLM の「Command R+」ですが、性能テストの結果が出てきました。
gpt - 4 - 0314 より高く、Claude 3 Sonnet とも僅差ということで、オープンソース LLM でここまで性能が良いモデルが出てきたということで注目がさらに集まっています。
しかも驚くことに、料金はプロダクト正式リリースまで無料とのこと(!)。



ニュース


LLM を活用した大規模商品カテゴリ分類への取り組み

メルカリの生成AIチームでの、LLM やその周辺技術を活用して30億を超える商品のカテゴリ分類を行なった事例が紹介されています。


マイクロソフト、日本事業に約4,400億円投資へ - 生成AI需要拡大で

マイクロソフトが日本の AI とクラウドインフラを強化するため、約4,400億円を投資する模様。処理能力の向上、高度な計算リソースの提供、研究施設の拡張、日本政府とのサイバーセキュリティ連携の強化が含まれるようです。



論文・技術系


「AI agentic worklow」

LLMアプリケーションを作る際に、単にユーザーの質問をそのままプロンプトとしてLLMに与えるのではなく、問題を解決するために、必要に応じてLLMを複数回呼び出すことにより、より良い答えを導き出そうとする手法。

Andrew博士によると、この手法を使うだけで、GPT3.5を使って、素のGPT4よりも高いクオリティの答えを出すアプリケーションを作ることが可能だそう。


cursorで新しいgpt-4-turbo modelが使えるようになる


Appleがスマホの画面を認識できるマルチモーダルLLM「Ferret-UI」を発表

Apple の研究者がスマホのアプリ UI を理解するために設計したマルチモーダル大規模言語モデルを開発しました。これによって、ユーザーは単一的な UI を操作するだけで、AI が裏側の処理をよしなに行ってくれることが期待されます。Siri が iPhone アプリの UI を理解できるようになる可能性も。

Ferret-UIが実用化すれば、アクセシビリティの向上が期待できます。視覚障害などでスマートフォンの画面を見ることができない人でも、画面に表示されている内容を要約してAIがユーザーに伝えるということが可能になります。また、スマートフォン向けアプリを開発する際に、Ferret-UIに画面を認識させることで、アプリのUIのわかりやすさや使いやすさがより迅速にチェックできる可能性があります。


Full Line Code Completion in JetBrains IDEs: All You Need to Know


Claude 3 で記事要約・関連論文を教えてくれる Chome Extension で動く LLM エージェントを Dify.ai でシュッと作る



その他ニュース


Microsoft Copilot、次世代パソコン上では、サーバー側ではなく、ローカルで走るようになるか


Google Cloud Next 2024


『SaaS+Database』領域でのLLM活用のリアル



触ってみた


3D 生成AI の「Tripo」

画像から 3Dモデルを簡単に生成できるサービスを社内でも触ってみました。
素材にされたのは、毎度おなじみ弊社代表の高橋です(笑)。

平面画像1枚から、3D化された高橋が生成できました!


音楽生成AI の「udio」

以前話題になった「suno」よりも、よりクオリティが高いと言われている音楽生成AIです。

指定すると、ハイクオリティな音楽が生成できました。気になる方はぜひ触ってみてください!



今週もニュースが盛りだくさんの1週間でした。来週もどんなニュースがあるのか楽しみです!

今週もお疲れ様でした!

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